nazuna さんのブログ

desperado

 イーグルスが、また来日ツアーをするそうだ。今回は東京大阪名古屋の各ドームをまわるだけで、福岡にはきてくれないらしい。7年前の福岡ドームでのコンサートは楽しかったけど、あれからもう7年も経つのか。メンバーは、ますますおっちゃん化しているに違いない。

 イーグルスといえばホテルカリフォルニアという曲が有名だけど、今回は「desperado」─ならず者 について。

 ならず者ってなんだろう。アウトローやアナーキーなどはよく聞くけれど、ならず者って、自分では使ったことのない言葉だ。

ダーウィンの夢、そしてハレルヤ

 
 気がつけば十月も半ば。
 風邪を引いて、喉の痛みに季節の変わり目を知った私は、リビングに敷かれていた見るも寒々しい籐の敷物を、あわててホットカーペットに敷き替えるという、例年どおりの秋を迎えた。

 そして誰が言いはじめたのか読書の秋。
 だけどこう寝心地がいいと、おふとんにくるまって本読んでたら、すぐにうつうつ眠ってしまう。しかもこのごろ、どうにも読書感想文を書くのがおっくうになってしまい、ついつい他人さまの書評など借りて、「まさにこの人の言う通り」で済ませようとする傾向強し。

掌編 Goldfish

 Goldfish       原稿用紙10枚  

     *****

「アンヌ、僕は……」
 ハリーが口を開いたとき、アンヌは予期せず、
 ──来た。ついに、その時が。
 そんな悪寒に身を震わせた。
「だめよ、ハリー」
 ガタタン! と椅子から立ち上がり、
「いまは、だめ」
 アンヌはハリーに、次の句を告げるひまを与えなかった。
 ──聞いたら終わる。二人の暮らしが、すべて。
 どうしてそう感じるのかアンヌにはわからない。

イスラーム文化を知る


イスラームについての本を一気読み。

----------------
イスラーム文化 その根底にあるもの  井筒俊彦:著 1991.6月第1刷、2010.3月第30刷発行
イスラーム帝国のジハード 小杉 泰:著 2006.11月発行
イスラムの怒り 内藤正典:著 2009.05月発行
----------------

 上から順に読みました。

「理科」で歴史を読みなおす


「理科」で歴史を読みなおす  伊達宗之:著 ちくま新書

 ちょっと釣りっぽいタイトルだなーと思ったのですが、手にとって目次を見た途端にワクワクと興味をそそられるような内容で、歴史を読み解く著者の「理科的」な発想や着眼点が新鮮ジューシー、娯楽書として隅々まで楽しめる一冊でした。

共感の時代へ─動物行動学が教えてくれること


>今時、強欲は流行らない。世は共感の時代を迎えたのだ。

 という書き出しではじまる本書は、動物行動学者であるフランス・ドゥ・ヴァールの研究対象であるチンパンジーの行動や生態、また、それらを確認するための実験に携わった結果などの事例が豊富に盛り込まれている。

面白さの周波数

 乙一さんの短編集さみしさの周波数読了。

 この文庫本は初版が平成十五年、十四版が平成十九年に発行されたもの。
 帯に書かれた「心がしおれてしまった時、聞きたい一言がここにあります」というキャッチフレーズに惹かれたから買ったわけではけしてなく、
 webサイトの書評に、「二人称の短編が掲載されている」と書かれているのを見て、どんな作品なのか興味を持ったのでポチりました。

 短編は全部で4本。

 その中で目当ての二人称の作品は、推理小説でよく見かける、「物語の最後、観念した犯人が、犯行に及んだ動機を告白するときの独白めいた語り」に近い手法が最初から最後まで使われていて、それはそれで充分ドキドキする内容だったけど、そのドキドキに反して最後はちょっと斜め下な展開となっていたのが、もの足りなかった。

強化ガラスばらばら事件に学ぶ

 昼下がり、営業マンが出払ったオフィスで、私は事務員さんと二人、パソコンに向かって仕事をこなしていた。
 しょっちゅう客の出入りするオフィスも、この時間帯は一段落。車道から奥まったところに建っているビルの一室にはキーボードを打つカタカタという音だけが響き、いま思えば不気味なほどに静かだった。

 突如、バシャン! という炸裂音が背後ではじけ、
 なんの音なのか、
 なにが起こったのか、
 まったく予想できない私は振り返って──この時点で隣のデスクにいた事務員さんは、大音響にもかかわらず、普通にキーボードを打ち続けていたので、そのことにも驚きつつ──

サービス精神は「恥ずかしさ」を乗り越えたさきに培われる

ガイアの夜明け シリーズ「新興国を攻めろ!」第2弾
攻防!巨大万博 ~13億人を驚かせる日本の技~
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview100525.html

 おととい放映された番組中、
【押し寄せる大群衆…ニッポン流“おもてなし”は通用するか?】

 番組自体を久しぶりに見たせいか、これは見応えがありました。

 上海万博開幕前。
 5つのパビリオンでの接客業務を受注したコングレという日本の会社が、中国人アテンダントに、日本流の、きめ細かなサービスを教育する中で、接客の心構えが日本とまったく異なる中国人が次第に変化していく様子が、表情などから克明にうかがえる。

小説を書くということは、じつは、ものすごく難しいことなのだという事実を、いまのいままで知らなかったらしいという驚愕の事実

 いま、ふと感じたこと。
 小説を書くということは、じつは、ものすごく難しいことなのではないかと。
 んで、いまごろになって、そういうことを「ふと感じた」私は、その事実を、いまのいままで知らなかったということらしい(^^;
 
 なにがきっかけで難しいと感じたかというと、書くべき内容は決まっているのに、それをどう書くか、つまり最適な演出方法を思いつかないときは、書いても書いても面白くならないというところ。

面白くないと思った作品について、面白くないと感じた理由を考えるという、あまり面白くない試み。

 なかなか、くどいタイトルですが。
 以下はネタバレ含みます。
 
     *****

 先日、#もの書きで紹介されていたキャシャーンSinsというアニメ。
 そのときのログはこちら。http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write-ex2/2010/02/20100213.html#000001

 キャシャーンっていうマンガ自体は知っていたけど、Sinsは一度も見たことがなかった私は、上記ログで紹介されたキャシャーンSinsのオフィシャルサイトhttp://casshern-sins.jp/で、アニメを見る前に、あらすじのテキストを読んだのです。

「物質」から「生命」へ ― 20世紀科学史の転換と日本

「物質」から「生命」へ ― 20世紀科学史の転換と日本


「物質」から「生命」へ ― 20世紀科学史の転換と日本 学研教育出版 鈴木理:著

 よほど注意深く情報を追わない限り、生命、遺伝子、脳科学、それらすべてを含む科学の問題を、私たち専門外の人間が正しく理解するのは難しい。

あなたのための物語

あなたのための物語」 

 こんなタイトルを前にしたら、
「つまりこれは……「私」のための物語って言いたいわけ? ふーん……じゃあ、もし私のための物語じゃなかったら、文句言ってもいいってわけ?」
 と、無駄に挑発的な態度で読書にのぞむことって、よくありますよね。
 え? 私だけ? そんな……
 という前置きは、おいといて。

   「あなたのための物語」 早川書房 (2009/08)  長谷 敏司 (著)

 この物語が、本を手に取った、すべての人のための物語であることを願いつつ。以下はネタバレを含みます。

『紫色のクオリア』

紫色のクオリア』 うえお久光:著 電撃文庫

 どうよどうよ、
 どうなのよ。
 と、息もつかさず読まされてしまった本。

「ニンゲンがロボットに見える少女」

 なんて素敵な設定でしょう。
 以下、ちょっとネタバレ入ってますが、気にならない方は続きをどうぞ。

~風~

「よ、ひさしぶり」

 そいつは突然現れて、私の肩を叩いてくる。
 私は晩ごはんの仕度をしていて、煮立った鍋に鯖の切り身を入れようと、鍋の蓋をあけたばかりの時だった。そのままの姿で固まってしまった私の顔に、立ちのぼってきた湯気が容赦なく襲いかかってくる。
 顔をあげ、曇ったメガネの向こう側から、そいつの懐かしい笑顔が透けて見えてくるまでに、ずいぶん時間がかかったように思う。
「どうしたんだ、そんなきょとんとした顔をして」

「女装と男装」の文化史


「女装と男装」の文化史 講談社選書メチエ

     *****

 私は、はたして男なのだろうか女なのだろうか。
 読んでいるあいだ、ずっとそのことが頭から離れなかった、そんな一冊でした。

 「女装と男装」の文化史
 タイトルが示す通り、この本は古今東西の芸能、歌劇や神話、小説、映画、漫画などに出てくる、女装あるいは男装する登場人物にスポットをあて、なぜ彼らがsexとは異なるgenderを装うのかと、その深層部分を掘り起こしていくという内容です。

孤高─国語学者大野晋の生涯

 最近読んだ本より

孤高国語学者大野晋の生涯

     *****

 表題は「孤高」となっておりますが……
 大野晋という方、なんとも熱い学者です。
 私は孤高という言葉に、「孤独」な暗いイメージを抱き過ぎていたようです。この本を読んで、孤高というものの、あるべき姿を見たのかもしれません。

 大野晋。広辞苑初版の編纂に携わり、もっとも厄介な「基礎語」を担当したことでその名を知られ、その後も次々と大仕事をこなした大野は舌鋒鋭く、敵の多い人物としても知られている。

トイレの話をしよう─世界65億人が抱える大問題

トイレの話をしよう─世界65億人が抱える大問題 日本放送出版協会
[amazon cover 4140813946]  

 この本は、昨年末、すばらしい本だというネット上の書評を見て購入リストに入れていたのですが、ちょっと最近積み本が増えすぎていたので買うのは自粛していたところでした。
 そんなおり、とある日本企業の社員と話す機会がありました。書評でその会社がこの本の作成に関わったということを知っていた私は、社員なら当然もう読んでいるだろうと、本の感想を聞こうとしたところ、あろうことか、彼はタイトルすら知らなかったのです。

人間は、ロボットの夢を見続ける。

     *****

 私がロボットに関してあれこれ考えるようになったのは、ある日ラジオから流れてきたニュースの報道がきっかけでした。 

 現代人がロボットに求めるものは、“癒やし”なのであるそうだ。普段はのぼっと寝そべっているだけで、呼びかけたら目玉を動かすなどの反応を示すけど、あとは無視してまた目を閉じて眠ってしまう、そんなペット型ロボット。飼い主としては、そんな毒にも薬にもならない存在が、その無害な役に立たなさが、「守ってあげなくては」という庇護欲を刺激され、愛おしく感じる。

マイノリティな僕ら

原稿用紙8枚掌編

     *****

 西暦が二千年を超えた頃、その現象は問題視されはじめた。
「仲間かどうかは、すぐに見分けがつきます。どんな人混みにいても、仲間の姿は、そうでない人たちの中で、くっきりと立体感をともなって浮かんで見えるから。というより、仲間でない人たちがうっすらと透けて見えるんです。なぜ彼らが、私たちと同じ『人』として認識、分類されているのか理解できないけれど、マイノリティなのは私たちのほう。それを自覚しているからこそ、多数派に道を譲って生きてきたのに。なぜ、いまになって、こんなふうに恐れられるようになったのか、あなたは教えてくれますか?」

コンテンツのシンジケート


この記事をブックマーク

人気コンテンツ