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 <title>Drupal.cre.jp - 映画版『プライド』の史緒は、温室の華なのか？ - Comments</title>
 <link>http://drupal.cre.jp/node/2421</link>
 <description>Comments for &quot;映画版『プライド』の史緒は、温室の華なのか？&quot;</description>
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 <title>映画版『プライド』の史緒は、温室の華なのか？</title>
 <link>http://drupal.cre.jp/node/2421</link>
 <description>&lt;p&gt;　&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E9%87%91%E5%AD%90%E4%BF%AE%E4%BB%8B&quot; title=&quot;reference on 金子修介&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;金子修介&lt;/a&gt;さんの監督作、映画版『&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89&quot; title=&quot;reference on プライド&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;プライド&lt;/a&gt;』（&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E4%B8%80%E6%9D%A1%E3%82%86%E3%81%8B%E3%82%8A&quot; title=&quot;reference on 一条ゆかり&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;一条ゆかり&lt;/a&gt;さんのマンガが原作）の印象雑記。&lt;a href=&quot;http://drupal.cre.jp/node/2420&quot; title=&quot;reference on キャラクターについてのノート&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;キャラクターについてのノート&lt;/a&gt;、２本めを書いてみます。&lt;br /&gt;
　映画を１度観ただけだから、印象が薄れる前に書いておきたいの。&lt;a href=&quot;http://drupal.cre.jp/node/2413&quot; title=&quot;reference on 観劇印象記&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;観劇印象記&lt;/a&gt;の補強記事になるはずです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　『プライド』って物語は、マンガ版でも映画版でも、１流歌手を目指す美女２人のいがみ合いに、音楽関係の美青年２人が絡むメロドロマで。４人のキャラの間の恋愛関係も絡むラブ＆バトル。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　本業が歌手の&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%BC&quot; title=&quot;reference on ステファニー&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;ステファニー&lt;/a&gt;さん演じる&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E9%BA%BB%E8%A6%8B%E5%8F%B2%E7%B7%92&quot; title=&quot;reference on 麻見史緒&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;麻見史緒&lt;/a&gt;は、１方のヒロイン。強いて主役を１人に絞るとしたら、史緒と言わざるを得ないけど。物語の図柄としては、もう１方のヒロイン&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E7%B7%91%E5%B7%9D%E8%90%8C&quot; title=&quot;reference on 緑川萌&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;緑川萌&lt;/a&gt;（映画では&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E6%BA%80%E5%B3%B6%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8A&quot; title=&quot;reference on 満島ひかり&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;満島ひかり&lt;/a&gt;さん）もいないと成り立たない。そーゆー物語。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　アタシは、原作マンガのファンで、それで映画観に行ったんですけど。&lt;br /&gt;
　実は、映画版の史緒には、ある種、喰い足りなさも感じて。１度観ただけだから評価が定まってない。&lt;br /&gt;
　「疑問がある」ってとこであれこれ考えてて。このノートは、疑問も抱えたまま書きます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　ただ、マンガ版と映画版、どっちがいいか、みたいなことを考える気はありません。&lt;br /&gt;
　いろいろ違いもあるけれど、どちらも、それぞれ作品としてちゃんとしてる。&lt;br /&gt;
　そんなふうに考えて、書いてみます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;----&lt;br /&gt;
　『プライド』の映画体験に今アタシが抱えてる疑問は、要約してみるとこんな風。&lt;br /&gt;
　映画版のキャッチ・コピーは、“過激なふたり／歌劇なバトル”って詠ってる。&lt;br /&gt;
　１度観ただけの印象だけど、映画版の史緒は、アタシには過激さが不足してるように感じられる。&lt;br /&gt;
　でも、多分それだけではない。&lt;br /&gt;
　なぜかっていうと。&lt;br /&gt;
　もし、映画の史緒が“温室の華”なだけのキャラだったら、多分、もっともっと萌に喰われてたと思うから。あるいは、萌を演じた満島ひかりさんの演技が、空回りして観える感じになったかもしれない。&lt;br /&gt;
　けれど、映画はそういうふうではなかった。&lt;br /&gt;
　映画『プライド』の史緒は、何を表現してるキャラだったんだろう？&lt;br /&gt;
　そして、それは、映画で表現されてることと、どう関連してるんだろう??&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;----&lt;br /&gt;
「君はね／温室で大切に育てられて初めて価値を発揮する大輪のバラだ」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　このセリフは、マンガ版『プライド』の&lt;a href=&quot;http://drupal.cre.jp/node/438&quot; title=&quot;reference on 第１巻&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;第１巻&lt;/a&gt;で、クイーン・レコードの&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E7%A5%9E%E9%87%8E%E9%9A%86&quot; title=&quot;reference on 神野隆&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;神野隆&lt;/a&gt;（映画版では&lt;a href=&quot;http://www.koubou.com/keywords/%E5%8F%8A%E5%B7%9D%E5%85%89%E5%8D%9A&quot; title=&quot;reference on 及川光博&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;及川光博&lt;/a&gt;さん）が、麻見史緒に政略結婚めいたプロポーズを提案する時のセリフ。&lt;br /&gt;
　父が経営する会社が倒産し、父親は海外で頑張るので、元お嬢様になってしまった史緒は、オペラ歌手への夢を抱えたまま日本に残った。そこに神野から、来日した１流オペラ歌手を主賓に招くパーティーでアルバイトをしないか、と声をかけられ。通訳として出席したパーティー会場の人込みから少し離れた場所で、語られるのがさっきのセリフ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　映画版でも、ほとんど同じシチュエーションで、同じようなセリフが語られる。&lt;br /&gt;
　すでに、記憶が掠れてきて、少し違った言い回しだったような気はするけど。具体的には思い出せないのが、ざんねん。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　さて。&lt;br /&gt;
　映画版『プライド』で、ステファニーさんが演じた史緒は、ここで言われる、“温室の華”のような表象を、よく表現してたと思う。&lt;br /&gt;
　けれど、マンガ版の史緒が身につけてる、傍の者に打ち解けがたさを感じさせる超然としたクールさは、映画の史緒には感じられなかった。&lt;br /&gt;
　ステファニー=史緒の立ち居振る舞いや言動は、よく言えば、お嬢様らしく、おっとりしてる印象で。悪く言えば、“人間味”が出すぎてる。&lt;br /&gt;
　そう、ここでは「悪く言えば」って言ってみたい。&lt;br /&gt;
　『プライド』って物語では、“人間味”がありすぎる萌（笑）が全開にする、嫉妬心や上昇志向と、史緒のクールに観える言動との対照は、割と大事と思うのだ。マンガ版では、肝よ、肝（笑）。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　ステファニー=史緒が、なんでおっとりして観えるのか、理由はいくつか思い当たる（どれが決定的かは判断保留）。１つは、多分、体質。ステファニー=史緒は、ボディ・ラインがふっくらした印象。ドレス姿だと、ナイス・バディってわかるんだけど。コートとか着ると、着膨れして見えちゃうタイプね。&lt;br /&gt;
　本業はシンガーのステファニーさん、立ち姿はちゃんとしてて、背筋も伸びてるみたい。少なくとも、公式パンフレットに掲載されてるスティールだと、どれでもちゃんとした姿勢。&lt;br /&gt;
　ところが、劇中だと、なんかの時に前傾姿勢になると、背筋を丸くしてるような印象で見えちゃう気がする。多分、これは視てるアタシの錯覚で、ステファニーさんて、普通より姿勢はいいんだろうと思う。って言うのは、作中のステージ上やラウンジで歌うシーンでは、ちゃんと背筋が伸びてる印象だから。&lt;br /&gt;
　こーゆーことって、やっぱ、大画面で観た方がいろいろ感じるわねー。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　後、ステファニー=史緒は、作中で、普通に目線を動かすお芝居をしてる。これは悪いことじゃぁ無い。&lt;br /&gt;
　つまり、劇で表現される架空の状況、架空のコミュニケーションに随時反応する演技を目線でもしてる、ってことなんだけど。アタシが気になってるのは、史緒のお芝居としては、目線の動きが普通に思えること。&lt;br /&gt;
　例えば、“なに？　この人、何を言ってるのかしら??　わからない”とか、“この人、何で、わたしにこんな理不尽な言いがかり言ってるのかしら？　わからない”とかってお芝居が、マンガ版ファンとしてはほしかったんだけど。アタシが視た印象では、ステファニー=史緒は、普通にいろんな人の言動がわかってるお芝居と感じました。&lt;br /&gt;
　特に、萌がぶつけてくるイチャモン（笑）だけど、ステファニー=史緒は“わかってる”感じ。マンガ版史緒だと、異星人を見るような視線とか、“なんなのかしら？　このイキモノ??”みたいな（笑）。ハッキリ書くと、相手を見下してる視線がビビーッと出るとこなのね。&lt;br /&gt;
　アタシは、劇での演技って、何をどうしてるのかよく知らないので。もしかしたら、本業がシンガーで、はじめて映画に出たステファニーさんに、１ステップ難しい期待を、ワガママに寄せてるだけなのかもしれない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　ただ、アタシが、考えたいのは「ステファニー=史緒は、普通ぽかったからツマンナイ」とかってお話ではなくて。&lt;br /&gt;
　アタシには普通に視えるステファニー=史緒の演技を使って、金子監督が観せてくれた『プライド』の物語では、何が表現されてるんだろう？　ってこと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　正直に書くと、映画版をもう２、３回みないと、アタシなりの結論は出せそうに無い。&lt;br /&gt;
　ここでは、今の時点での、とりあえずの考えを書いてみます。&lt;br /&gt;
　マンガ版の史緒を「理想を追い続ける女」と呼んでみるなら、映画版のステファニー=史緒は「かけがえの無い固有の夢を大事にしてる女」って呼べるのかもしれません。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　こんなふうに思うのは、きっと、映画版で何度か描かれる歌唱のシーンが、素敵に楽しかったからだと思います。&lt;br /&gt;
　マンガ版でも歌唱のシーンは、ハイライトなんですけど。さすがにマンガでは音や歌声の表現は高度。&lt;br /&gt;
　歌ってる歌手のキャラクター性は、面白く描かれてますけど。&lt;br /&gt;
　映画版では、音楽や歌声も疑似体験できて、さらにその上で、音楽を体験する時に全身で感じる強度のイリュージョンも、表現されてた。&lt;br /&gt;
　イリュージョン表現の強度は、歌唱シーンごとにいろいろだけど、例えば、萌がはじめてクラブ「プリマドンナ」で歌うシーンではフルカラーのＣＧ合成を使って、かなりストレートにイリュージョンを描いてたり。&lt;br /&gt;
　同じようなイリュージョンは、マンガでも、いわゆる効果バックを駆使した表象で描かれたりもするけど。やっぱり、ストレートさでは、映画の方が強い。だいたい、映画だと画像動くし。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　とゆーわけで、アタシが感じてるような「かけがえのない固有の夢を大事にする女、ステファニー=史緒」って解釈が間違ってはいないとしたら。これと歌唱シーンで表現されるイリュージョンとの結びつきが強いのも、不思議ではないと思います。&lt;br /&gt;
　マンガ版の方は、と言うと。「理想を追い続ける女、史緒」これは、マンガを&lt;a href=&quot;http://drupal.cre.jp/node/2419&quot; title=&quot;reference on 10巻&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;10巻&lt;/a&gt;まで読んできた末の考えとして、自信を持って言ってるんですけど。「理想を追い続ける女」は「プライドを巡る表現者の戦い」って物語の内容との相性はすごくいい。ほとんど、コインの裏表みたいになってるのが、マンガ版『プライド』。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　例えば、こんなとこが、金子監督の映画版と、一条さんのマンガ版とは違う。&lt;br /&gt;
　違うけど、どっちも『プライド』だと思うのです。&lt;br /&gt;
　どちらも、それぞれちゃんとしてる作品。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;----&lt;br /&gt;
　映画版『プライド』は、マンガ版の設定をかなり共有してて。プロットも概ね踏襲されています。&lt;br /&gt;
　けれど、映画版公開直後に10巻まで刊行されてるマンガの&lt;a href=&quot;http://drupal.cre.jp/node/619&quot; title=&quot;reference on ５巻&quot; target=&quot;_self&quot;&gt;５巻&lt;/a&gt;までが踏まえられた上で、別にマンガのストーリーをダイジェスト化した映画なわけではない。&lt;br /&gt;
　例えば、マンガの５巻までに出てくる重要な脇役が、２人も映画には出てない。神野氏の腹違いの妹で、神野家で妾腹として２級家族扱いされてるeikoと、ラン（池之端蘭丸）の師匠になるベティ。&lt;br /&gt;
　もちろん、２時間ちょっとの映画で、そこまでキャラを増やすわけにはいかない、って事情はあるはずですよね。キャラを増やせば、プロットの錯綜度は倍々とゆーより、２乗３乗って感じで増してくでしょうから。&lt;br /&gt;
　そこを切り詰めて、キャラは増やしても、ストーリーをうまくまとめたりすると、ダイジェストとか“総集編”になっちゃうわけ。&lt;br /&gt;
　金子監督の映画は、そんな、ドライ・フラワーみたいなダイジェスト版では無い。&lt;br /&gt;
　細かく言えば、ストーリーだって違うし。&lt;br /&gt;
　表現されてることは、金子監督のオリジナルになってる。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　「何が表現されてるのか」を、アタシなりに整理して言うことは、今は、まだできないけど。&lt;br /&gt;
　金子版『プライド』が、マンガ版『プライド』と設定などをかなり共有してても、ちゃんと、別の内容になってるのは、はっきりわかってる。&lt;br /&gt;
　そして、それは、『プライド』って物語にとって、いいことだと思うのです。&lt;br class=&quot;clear&quot; /&gt;&lt;/p&gt;

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&lt;div class=&quot;author&quot;&gt;はっしぃの映画三昧！ から 金, 2009-01-23 09:49 受信&lt;/div&gt;
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 <pubDate>Fri, 23 Jan 2009 03:04:35 +0900</pubDate>
 <dc:creator>鍼原神無〔はりはら・かんな〕</dc:creator>
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