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 <title>Drupal.cre.jp - 魔法のおさけのつくりかた。（仮）　Ep003 - Comments</title>
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 <description>Comments for &quot;魔法のおさけのつくりかた。（仮）　Ep003&quot;</description>
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 <title>魔法のおさけのつくりかた。（仮）　Ep003</title>
 <link>http://drupal.cre.jp/node/495</link>
 <description>&lt;p&gt;　魔法のおさけのつくりかた。　Ep003&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;　うきうきしてたのは、ほんの半時。&lt;br /&gt;
「ええと、ここが一丁目で、こっちは……」&lt;br /&gt;
　ええ、ご察しの通り、完璧に迷ってしまいましたとさ。でも、だってだって。誰だって、初めて訪れる町に地図も持たずに入ったら、わけわかんなくなるでしょう？&lt;br /&gt;
　それに加えて、この町はどこかおかしい。高い建物を目印にして一直線に進んでいるはずなのに、いつのまにか目印が横目に見えてたりする。角を二つ曲がっただけで、最初と同じ場所に出たときは、背筋がぞっとした。&lt;br /&gt;
　今、必死に追いかけてる何丁目かの表示だって、三丁目の隣に十三丁目なんて書いてあって、とてもアテにならない。ここに来るまでさんざん歩かされたのに、あと何時間歩けば良いの？　もう、めげそう。&lt;br /&gt;
　でもどこかで、わくわくしてる自分が居る。&lt;br /&gt;
　だって、道に迷えば迷うほど、ここが魔法使いの町だって確信が強くなっていくから。&lt;br /&gt;
　三つの山と二つの川、それに一つの坂を越えた先にある、海と山に挟まれた小さな町。それが、わたしが今立っている真木乃町って場所。おばあちゃんや駅員さんの言葉を信じるなら、ここは魔法使いの町なんだ。&lt;br /&gt;
　でもなぜか、わたしはいまだ、この町の住人に出会ってない。人どころか、ネコの子一匹さえ。まさかゴーストタウン？　いやいや、それにしては町が死んでるって感じじゃない。&lt;br /&gt;
　ぐるぐる渦巻く考えは、足がじわじわ痛んでくるのに従って、風船のようにしぼんでいく。ああもう、疲れた、もう歩きたくなーい。&lt;br /&gt;
　ため息ひとつ。ふと、首筋に視線を感じた。&lt;br /&gt;
　振り返って、視線の近さにうわっと驚く。地面に引いたシートの前で、小さな椅子に座るハンチング帽の大男。ごつっとした四角い顔でじっとこちらを見つめる目は、まるで獣のように鋭くて……こ、怖い、怖いよお。&lt;br /&gt;
「おい」&lt;br /&gt;
「は、はい！」&lt;br /&gt;
「何か買ってけ」&lt;br /&gt;
「……はい？」&lt;br /&gt;
　言われてやっと気づく。薄茶色のシートの上には、大小さまざまなアクセサリーが並べてあった。動物のものらしい牙や爪に、革や布で細工した小さなお守り。日の光を受けて鈍く光るそれは、とても綺麗。ただその隣には、笛みたいに穴の開けられた骨とか、なにこれっていうのも平然と置いてあるのだけど。&lt;br /&gt;
　思わずお守りに手を伸ばそうとして、はっと手を戻す。大男さんが、む？　と唸った。&lt;br /&gt;
「どうした」&lt;br /&gt;
「いや、その、わたし、あんまりお金、持ってなくて」&lt;br /&gt;
　持ってないというか、むしろ無一文。ここに来るまでの旅費で、少ない貯金はぜんぶ使い果たしてしまった。&lt;br /&gt;
　……って、それわ、かなりヤバイのでは。&lt;br /&gt;
　今更ながらに、自分の無計画さが重くのしかかってくる。思わずフラリとめまいを起こして、へなへなと座り込んでしまった。&lt;br /&gt;
　はああ、とため息ついたって、幸運がやってくるわけじゃない。これから、いったいどうすれば良いんだろう。&lt;br /&gt;
　悩む間に、ふと日がかげった。顔を上げる。大男さんの怒ったような顔。う、とうろたえている間に、ごっつい手が、意外なほどの素早さで、わたしの首に何かをかけた。&lt;br /&gt;
　視線を下げれば、銀色の牙が一つ。&lt;br /&gt;
「あの、これ」&lt;br /&gt;
「お近づきの印ってやつだ。あんた、この町は初めてか？」&lt;br /&gt;
「あ、はい、初めてですけど……その、一つ、聞いても良いですか？」&lt;br /&gt;
　ん？　とまるで犬かなにかのようにうなる大男さん。胸がキュッと詰まるのを感じつつ、言葉を選んで、選んで、結局、やっぱりこう言うしかなかった。&lt;br /&gt;
「ここは、魔法使いの町、なんですか？」&lt;br /&gt;
「おうよ」&lt;br /&gt;
　あまりにも軽い返事。思わずへえと頷いて……ええええええええええええええええ！？&lt;br /&gt;
　口をあんぐり開けたまま、固まってしまうわたし。大男さんはそれを見て、二ヤッ、と意味深な笑みを浮かべた。&lt;br /&gt;
「そんで、おまえさん、この町に何の用だい」&lt;br /&gt;
「あ、いや、その、そう、そうです、わたし、魔法使いに、魔法使いになりたいんです！」&lt;br /&gt;
「ほほう。で、アテはあるのか？」&lt;br /&gt;
「……えーと」&lt;br /&gt;
　言葉に詰まるわたしを見て、大男さんはわっしと立ち上がる。右手でわたしのカバンを掴んだ大男さんは、それを片手でやすやすと持ち上げる。力を入れる素振りさえなかった。&lt;br /&gt;
「あ、あの」&lt;br /&gt;
「案内してやる。魔法使いの店によ」&lt;br /&gt;
　たったそれだけ、大男さんは呟いて。&lt;br /&gt;
　わたしはただただ、付いていくだけだった。&lt;br class=&quot;clear&quot; /&gt;&lt;/p&gt;

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 <pubDate>Sun, 22 Apr 2007 14:13:18 +0900</pubDate>
 <dc:creator>NaggyFish</dc:creator>
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