新作プロット(メモ):携帯小説の展開をライトノベルにトランスレートしたら

「またあたらしいしょうせつをおもいついたそうですよ?」
 今度は携帯小説の展開をライトノベルにトランスレートしたらという試みだ。
「あー、あれですかー。『ガスっ! ポカっ!』『ギャー!!』」
 ……たしかにそれは携帯小説だがな。ベストセラーだし。だがそれとはちょっとちがーう!
「ごしゅじんさま、じしんがおおありですよ? まあ、そのじしんがどこまでつづくやら、ですよ?」
 お前、毒出てきたな。
「えっへん、えらいでしょうー?」
 でも褒美は出ないぞ?
「いつものことですよ?」
 ……、ま、まあ、コントはこれまでにして、そのプロットと言うかメモを見せよう。
「それでは、どうぞ、ですよ?」

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○新作プロットメモ

○コンセプト
 最初はファンタジーで、それからケータイ小説みたいな激動の人生が続き、クライマックスは(ハード)SFになって、最後はまたファンタジーに戻る小説。

(書き出し)
「わたしはかみになりたい」
 いつのころからだろうか、奴隷のアリス(仮)はそう夢見ていた。

「わたしはあのそらにかえりたい」
 アリスはそうも思っていた。
 死にたいわけではなかった。ただ、あの空の向こうに本当に帰りたかったのだ。

 アリスは夢の中にしばしば現れ、奴隷である自分を励ましてくれる「夢の人」に恋をし、彼がきっとどこかにいるはずだと確信して、辛い毎日を生き抜く。

 奴隷として働かされていたアリスは、貴族の手により救い出され、養子として貴族学校で生活する。
 そこで出会った人間での最初の恋人である少年は、人間が想像する神の存在を否定し、
「神は、人間が想像できないものなんだよ。アリス」
 と力説する。
 アリスはそれを信じる。

 アリスは、少年に質問する。
「じゃあ、神になるためにはどうしたらいいかな?」
「うーん……。やっぱり、人間が想像できない方法で、じゃないかな」
「そっか」
 あいまいな笑顔を返す少年に、アリスは納得した表情を見せた。

「奴隷のくせに!」
「きゃあっ!」
 生徒からのいじめ、レイプ、妊娠。
 妊娠したアリスだが、何故か胎児は消えてしまう。
 そんな辛い日々を送りながら、少年と生きてきたアリスだったが、ある日、攻めてきた帝国により学校ごと少年を失い、自分はまた奴隷にされてしまう。

 数年後。
 帝国のコロシアム。
 そこでアリスは剣闘士奴隷として生きていた。
 魔法的な処置(魔法にかかりやすくなる処置など)で不老不死にさせられ、戦わさせられたりレイプされたり売春させられたり、と辛い日々を送っていたアリス。
 そしてそんな日々を支えていたのが、「夢の人」であった。
 アリスはやはりレイプや売春で妊娠するが、そのたびに何故かすぐに子種は消えてしまい、その相手の能力を吸収して、さらに強くなる。

 そんなアリスを見初め、帝国の第三皇子は彼女を妾にする。

 そこでアリスは自分の出生の秘密を王子から聞く。
 アリスは帝国の研究所で生まれた人造人間(ホムンクルス)であった。
 しかも、彼女は研究所のコンピューター(古代の計算機)の中で生まれたプログラム(AI)が自分で設計して生み出した珍しいタイプの人造人間だったのだ。
 だが、何の能力も持たないことから、奴隷として売りに出されたのであった。

 アリスはそんな出生の秘密に軽いショックを受けたものの、
「いいの、私はこうして生きているのが幸せだから……」
 と今の生を肯定するのだった。

 そこで幸せを一端手に入れたアリスだったが、体の弱かった皇子は病死、自分もまた、天空からやってきた魔王との戦いに敗れ、囚われの身となる。

 それからしばらく経って。
 魔王城で、アリスは魔王の愛人となり暮らしていた。
 しかし、そこでの生活は短かった。
 お約束のように、魔王は勇者たちに破れ、魔王は天空へと逃げる。
 それにアリスも何故か同行する。
 魔王が理由を尋ねるが、
「あの空に帰りたかったから」
 とだけ、言うアリス。
 そして彼女にはもう一つ隠している理由があった。
 夢の人が、
「魔王と共に宇宙へ行きなさい、そうすれば、私に会えるだろう」
 と夢の中で繰り返し告げていたからだ。
 その言葉を信じ、アリスは魔王と行動を共にしたのだ。

 天空の浮遊城(実は宇宙船)に逃れ、この星を出ようとした二人だったが、彼を追ってきた銀河帝国の艦隊に捕捉され、陸戦隊に乗り込まれ、魔王は彼らに殺される。
 そして、アリスはその艦隊を指揮していた、銀河帝国の皇子(先の少年や帝国の皇子にそっくり?)に「助け出された」。

 それから数年後。
 皇子の下で勉強したアリスは、その頃良く見るようになった夢での、「夢の人」の言葉やイメージに従い、艦隊を指揮して、発見されたばかりの惑星へと向かう。
 その惑星の近辺の空間の歪みから突如として現れた光の中へ、アリスは消え去る。

「あなたが、『夢の人』……」

 世界の上(あるいは外)にある世界。
 そこで、女主人公アリスは超知性体(人間には直接理解や知覚、想像できない存在)である「神」と出会う。
「神」は貴族の少年(あるいは、様々な人の姿で)で告げる。
(「神」をアリスに知覚させるためにワンクッション置いている)

「君(アリス)は、わたし(神)の分身だ」
 と。
 
 帝国のコンピューターに干渉してアリスを生んだ「神」は、貴族の養父に干渉して助け出させ、それから様々な存在を利用して情報を得て、彼女をここまで連れてきて、自分と「再融合」することにより、神になりたかったアリスが(あるいは神自身が)望む、新しい世界(あるいは惑星)を生み出させようとしていたのだ。

「じゃあ、私が妊娠してもすぐに胎児が消えたのは……」
「そう、君(わたし)が世界を生み出すために必要な様々な生命の情報を、君の中に集めるためだった」
(レイプや妊娠(不妊)を必須とするための設定)

「何故、そんなに直接干渉できなかったの?」
「そうすると世界のバランスを崩すからだ(以下台詞思案中)」
「あなたって、本当に、不器用なのね……」
 アリスはふふふ、と少年の姿の「神」に微笑みかける。

 再融合に関して不安げな台詞を言う神に対して、
「何を言っているの? 私は、あなたに会いたくて、ここまで来た、ここまで生きてきたのだから……」
 とアリスは微笑む。
(ここらへんはいらないかもしれない)

「さあ、世界を一緒に創りましょう……」
 そして再融合する神とアリス。
 アリスはばらばらになり、彼女の中にある情報が様々な形になってばら撒かれ、彗星や隕石に乗り、アリスが消えた惑星に降り注ぐ。

 エピローグ。

 創造された世界に、降り立ったアリス。
「ここが、私の望んだ世界……」
 大地を眺め、そうアリスは微笑んだ。
(終)

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「こんなかんじですよ?」
 これを読んだご意見、ご感想などをお待ちしておりますー。
「それでは、またこんどですよ?」
 ノシ

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