新作詳細プロットその1:「遅刻寸前」(仮)
電撃用新作の詳細プロットの一部を、なんとか形にしてみたのでこれから上げてみるテスト。
会話はスイッチが入ると割と進むけど、地の文がなんか難しい……。
あとキャラの名前が一部苦労しました。一時はいっそのこと仮の名前で通そうかとも思ったりして……。
(昔あった西洋系の名前リストのサイト、消えてるんだよね……)
気分とかノリとしては、ファンタジーMMORPG系萌え四コマとかネギま!(どっちかというと「ネギま!?」とか「ネギま!NEO」とかな感じ。ただし黒板ネタとかは出ません(w)のノリを想定しています。
あとちょっとメモ入っていたりするけど気にするな(w
それでは、どうぞー。
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・「遅刻寸前」
アークシャードという異世界の、ボーディアット大陸の超大国、ザウウェン皇国の一国家、タイクーン王国の首都タイクーン。
その超近代的なビルの周りに、中世的な家々が取り囲むようにして立ち並ぶ、街並みの朝。
「行ってきますっ」
「行ってきますー」
白い壁に、灰色の屋根の家から、元気よく、というより、慌てて玄関を飛び出して、トープサイド魔法学園へと向かう、アリシアとティアの姉妹の姿があった。
レンガ敷きの道を、タタタタ……、と音を立てながら走っていく二人。
(メモ:家の描写について要考察。中世ヨーロッパ的な石造りか、それとも読者層に合わせて、現代日本風にするか? また、道はアスファルトとかにすべきか。舗装はされているという設定で)
アリシアは左右に両分けにしたふた房の長い髪を左右に揺らし、ティアは耳を隠す程度の短い髪を揺らしながら、走っていく。
「おねえちゃん、遅れちゃうよぉ……」
「あんたが起きるのが遅かったからでしょ! 毎度毎度、まったく、もう……」
吐息を洩らしながら、二人は走る。
「あれ、ゆたかちゃんは……」
「とっくに学校に行っちゃったわよ! みなみちゃんが迎えに来たから!」
「そうでした、てへへっ」
走りながら、ティアはアリシアに提案する。
「ねぇ、おねえちゃん、転移魔法使おうよぉ。人が見てないとこで使えば……。それか空飛びたい……」
「登下校時の転移魔法は禁止されてるでしょ! 第一、ティアもわたしも、テレポ使えないし、空に浮くことすら出来ないじゃない!」
「そうでした。てへへ」
「笑ってないで、さっさと急ぐ!」
「はあい」
その時、走りながら、アリシアは何かを思い出した顔をした。
「あ、そうだ! ティア、あんたエクスプローラーじゃない?」
「あ」
「<速足>の魔法知っているでしょ? そうすれば、足速くなるじゃない?」
「そうでした。てへっ」
「もうっ、肝心な時に忘れるんだから」
いったん二人は立ち止まり、ティアは目を閉じて魔法を唱える。
ティアの目の前にかざした手のひらの中で、小さな光が生まれ、その光に応えるように、別の色の光が、ティアとアリシアの足元で円を作る。
その光が二人の体を包み、強く輝いたあと、体の中に吸い込まれていく。
それと同時に、ティアの手のひらの光が、光り終えた蛍のようにすうっと、消える。
「……終わったわね。さっ、行くわよ!」
「うんっ!」
それを確認すると、再び二人は駆け出す。
さっき走ってたよりも体が軽い。
足が早くなったのが、確かに感じられる。
<速足>の魔法の効果だ。
学園までの道のりを、二人は駆け抜けていく。
(途中、馬車を追い抜くとか、同じ系統の魔法や能力を使って走っている生徒の姿とか、街の描写とか)
(よしっ、これでホームルームまでには、余裕で間に合いそうね)
走りながら、アリシアは空を見上げる。
そこでは、学生達が杖に乗ったり、飛竜に乗ったりして、校舎まで飛んでいったり、あるいは、人型の、鎧をまとった機械、魔導機が直立不動のまま、すうっと空をすべっていく。
そしてそれらのはるか上で、飛空艇がプロペラを回しながら、どこかへ飛び去っていった。
(まったく、空を飛べる人はうらやましいわねー)
そう内心グチりながら、魔法学園へ走って向かうアリシアと、ティア。
旧世界のビルディングの遺跡を使った校舎が、だんだん大きくなっていく。
と、突然、体が重くなった。
魔法の効果が切れたのだ。
足の速さが、常人のそれに戻ったのが、アリシアには感じられた。
しかし、それでも時間に余裕が出来たおかげで、心は軽い。
(よしっ、これなら間に合うわねっ)
そう一人微笑みながら、アリシアは走り続けた。
そしてしばらくして、ようやく、学園の校門前にたどり着いた。
大きな校門が、見る見る間に大きくなっていく。
ホームルームの時間には、まだ余裕があるようだ。
「ふー、間に合ったわねっ、ティア。楽勝、楽勝♪」
と、アリシアが後ろのティアへ振り向いた瞬間、
「おねえちゃん危ない!」
「えっ!?」
前に顔を戻すと、そこには人影が……!
どんっ!
「きゃっ!」
アリシアは誰かと激突してしまい、転んでしまった。
「おねえちゃん、大丈夫!?」
「いたたたた……、な、なに」
と、言いかけたその時、
「怪我は、ない?」
倒れたアリシアに手を差し伸べてくれたのは、学園の、アリシア達が通う専門学校高等部の制服を着ていたけれども、見たことがない感じの男の子。
どこか、この世界の人間ではない雰囲気。
でも、その風貌は優しくてスマートで、アリシアの好み。
誘われるまま彼の手をとると、思わず、顔が赤くなる。
「ごめん、校舎を見上げていたせいで気づかなかったー。ごめん」
「い、いえ、そんなことないです……」
助けを借りて立ち上がったのはいいが、なんていえばいいのか分からず、アリシアは口ごもる。
その男の子に、どこか共感を感じていたからだ。
(あ……、この人……、わたしと……、同じものを持ってる……?)
口ごもっていると、男の子は校舎の時計を見上げて、
「ごめん、ちょっと学園長や担任に用事があるんで、これで失礼するね」
急いでいる様子で、学園内にすぐに姿を消してしまう。
「あ……」
その背中をぼおっと見送る、アリシア。
そんな彼女に、ティアが突っ込みを入れる。
「おねえちゃん、あの人と、なんかいい感じだったね」
「うっ、うるさいわね! それよりも早く、わたし達も校舎に入りましょっ」
「てへへっ」
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こんな感じで。
続きもあるので、次行ってみよー。
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