新作詳細プロットその2:「転校生は勇者」(仮)

 さっきの電撃用作品の詳細プロットの続きです。
 それでは、どうぞー。

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・「転校生は勇者」

 ホームルーム前の話。
 一つの机の周りに男女が集まって、何かの話題で盛り上がっているところに、アリシアが駆け込んでくる。
 その中心にいる一人の背中ほどの長さの青っぽい黒髪の女子、レフィースにアリシアが声を掛ける。
 となりには、腰ほどまである金髪の背高の女子、エルザの姿も。
 
「おはよございますー、レフィおねえさまっ」
「おはようございます、アリシアちゃん」
「あら、今日も寝坊したのかしら? アリシアさん そのあわてっぷりは?」
「エルザぁ? わたしじゃなくてティアよ! ティアをほっとけば楽勝で来てたわよっ!」
「あらら、他人のせいにしちゃって?」
「事実よっ! もうっ!」
「アリシアちゃんもエルザさんも、ケンカはそこら辺にしておきなさいねー」
「はい。レフィースさん」
「はぁい。で、皆で集まって、どんな話をしていたの?」
「うん、今日このクラスに転校生が来る話をしていたの」
「転校生? 他の学校から? それどんな人?」
「うん、わたしの幼馴染で……、勇者なの」
「勇者!? 本当!?」
「うん、本当よ。ちょっと事情があって別の世界にいたんだけど、召喚されてきたらしいの。で、まずはこの世界のことを学んでもらうために、この学園で勉強することになったの」
「その勇者って……」
「勇者マサトの息子なの」
「ええ! 大勇者マサト様のご子息なのですわよ!」
「エルザ、あんたおおげさすぎ! たしか勇者マサトって……」
「ええ、先の大戦後、ザウウェン皇国のシルフィース姫とご成婚なされて、元の世界に帰られたんだけど……」
「今度はその息子を勇者として召喚したわけ、か……。誰かは分からないけど、よくもまあ息子まで召喚するとはね……。また世界に危機でもせまっているの?」
「それはどうか分かりませんけど、それが神の御意思だとしたらそうなのでしょう」
「……なにより、勇者が御来訪なされたことは、とても喜ばしいことですわっ!」
「エルザ、なんか今日はおかしいわね……? 熱あるんじゃないの?」
「わたくしはこの通り、元気ですけれど?」
「……(無視)。そういえばその勇者、レフィと幼馴染といったわね、どんな人?」
「実は、六歳ぐらいまでしかそばにいなかったので、どんな人と言われても……」
 レフィースは少し困った顔をしてから、笑顔をアリシアに向けて、
「まあ、アリシアちゃんみたいに、かわいい人でしたよ?」
 彼女はアリシアに近寄ると、不意に抱きしめた。
「ひあっ!?」
 そして頭をいとおしくなでる。
「も、もう、おねえさまったらっ……、こんなところで、なでなでしないでくださいっ」
「あらあら、ごめんなさい。アリシアちゃんがかわいかったから、つい」
 そのときチャイムが鳴った。
 レフィースが、アリシアを離す。
「あ、ホームルームの時間だね。もうそろそろグレース先生が転校生を連れてくるから、席について楽しみに待ってましょう」
「はいっ、レフィおねえさまっ」
「ところで、ひざがちょっとこすれてるわよ?」
「あ、ちょっと遅刻しそうになって走ってたら、校門前で男の子と激突しちゃって……」
 それを聞いたレフィースは少し考えるそぶりをして、
「……なるほど、ねっ」
 と一人、にっこりした。
「なんのことおねえさま?」
「それはホームルームでのお・た・の・し・みっ」
「?」

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 次がとりあえず見られる分の最後かな。
 では、次行ってみよー。

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