新人賞に投稿できそうなお題の延長作品なプロット 仮題:月のお姫さまっ! 追記
いわゆるプロローグ
「もし、遼君がその時まで私の事を忘れないでくれたら……」
幼い頃にそんな約束を交わし、その後姿も記憶も消えたと思いきや、突然高校の入学式に同じ学年として姿を現すヒロイン、藤原 梢。
一方、梢が消えた日から遼は不自然すぎるほどの不運が毎日起きているのと、その不運を告げる何者かの声が不運の訪れる日の夢に必ず現れる、また数秒先から翌日までの天候が100%把握出来るという不思議な現象が起きていた。
なぜ自分にこのような現象が起きているのか、その原因は梢にあるのではないか?
そう思いつつも、あまりにも現実離れした内容であったのと、梢が昔のように話をしてくれ無かったのもあってしばらくはお互い無関心のままであった。
だが、ひょんな所から遼が見慣れない空間に迷い込み、そこで襲われた刺客を横から梢が現れて撃退した所から話は始まる。
重要なポイント
・梢は月の住人であり皇族の1人。地球では人狼、吸血鬼、魔女、かぐや姫等、月の変化で力が変わり、現代科学では証明されない力を持つとされている種族。
・現代科学では証明できない力の正体とは、物理的な物を一切使わずに人の精神力のみで自然を操る事の出来る能力。月では自然の理を操る力として理力と呼ばれている。
・地球でもその力は存在するが、微量なのでその変化は人々の全体意志によって天候が変化する程度。
・遼の力は自分、あるいは他人に不幸を起こす事により、反作用である幸運の力を生み出す力である『不運(アンフォーチュン)』の持ち主
・梢は遼の力とは逆に不運を後の代償として支払う事により、強制的に幸運を起こせる力『幸運(フォーチュン)』の持ち主
・遼の力は生まれつきの物、幼い事にその効果が出なかったのは『幸運』の持ち主である梢がいつも側にいたのと、子供の頃であった為に『不運』の能力があまり活性化していなかった為
・たとえ『不運』で起こした出来事でも反作用で幸運が訪れるはずが、なぜか幸運が訪れずに理力の力として浮揚している状態
・地形の形も相まって浮揚した力の濃度が上がり、使い方次第では大陸を1つ消し去る事が出来るほどの力
・ただし、その力の作成者は遼であり、本人の使用権限が無ければ実質利用する事が出来ない
・各地に張られている正体不明な結界の効果は遼の権限を使用せずに浮揚した力を行使するシステム
・『不運』はかつて様々な壊滅的な現象を地球に起こしている。代表的なのが日本に核爆弾が落とされた例で、それまでの奇跡的な戦争の勝利は『不運』の運気操作による物
・梢の目的は、月で決議された『不運』の持ち主の抹殺を防ぐ為
・また、月では『不運』を巡って様々な対立が起きている
・『不運』をすぐに消したい政府、『不運』を確保して研究に使いたいと言う研究機関、そして『不運』を保護したいという反政府の3つ巴
・『不運』と『幸運』は必ず互いに導かれ、そして必ずどちらかが死ぬ
・理由は『不運』を浄化して『幸運』が死ぬ場合と、『不運』を浄化できずにそのまま『不運』が暴走して壊滅的な現象と共に自爆するパターン
・梢の理力を補助するシステムは遠距離攻撃型の弓の形をした『アルテミス』人型は金髪の大人の女性で斬撃タイプの近接格闘型
・遼の理力システムは梢が最初に遼から消えたときに渡した指輪だが、仮契約の待機状態になっておりこの状態で可能な事は夢での通話程度
・後の本契約で遼のシステムが決まり名前が『ルナ』人型は少女時代の梢の姿で、攻撃のタイプや武器の形状は不定
・戦闘の基本は結界内で行われ、最初は人型にしたシステムを投入する形で始まる
・システムの主が結界に参入するのは自分のシステムが負けそうなとき
・結界は張った相手の意志で中の物理法則を変化させる事が可能
・また、結界に入る前であれば相手も主も変質させる事が可能
・ただし、結界内部から性質を変えるのは戦闘中には難しい
登場人物の考えの推移と全体的な流れ
高校の入学式に小学生以来に梢と再開した遼はまだ幼い頃によく遊んだ記憶を思い出し、今でも昔のまま付き合って行きたいと思っていたが、自己紹介の時に反応を見て自分とは関わり合いたくないと思われていると思いこむ。
また、梢が消えた日から遼は不自然すぎるほどの不運が毎日の様に起きているのと、その不運を告げる何者かの声が不運の訪れる日の夢に必ず現れる、また数秒先から翌日までの天候が100%把握出来るという不思議な現象が起きていた。
梢は遼を守る任務とは言え、本人に近寄ると戦闘に巻き込んでしまう為、出来れば昔のように接したいと思っているが、不本意ではあるが可能な限り遠ざけていた。
しかし『幸運』の力を使って故意に遼と同じ委員会になるものの、互いのわだかまりは取れず更に悪化してしまう。
「俺がこんな目に遭ってるのは……やっぱり梢の仕業?」
「やっぱり……怒ってるよね? 遼君」
「そう思ってるなら早く元に戻してくれ」
「ごめん……無理なんだ」
「だからそんな態度でそわそわしてたのか。だったらもう良い、じゃあな」
「あ、遼君。続きが……」
「人をバカにするのもいい加減にしろ! これから俺は一生不運な人生なんだろ!? 直す方法が無いならもうほっといてくれ!」
遼の方はいきなり梢が現れたかと思うと、今まで不運が続く要員は自分にあると言った挙げ句に、直す方法は無いと言われ、直す方法も無しに顔を出しに来るのは、昔からの経験上明らかにからかっている様にしか思えなかった為、梢を突き放した。
その後、互いに本音が言えずに遼はひたすら梢を避けながらダラダラと学校生活を続ける中、梢は敵が破壊工作に使う理力結界の解除を人型で意思疎通も可能な梢専用の理力統括システム『アルテミス』と共に学校生活と平行してほとんど寝ずに行っていた。
ある時、疲労か『幸運』の反動の為か梢は任務中片手に火傷と裂傷の重傷を負う。
アルテミスは梢に療養しろと言うが、その提案をはね除け学校に行くものの、授業中に倒れてしまう。
保健委員がちょうどいない中、保健室への同席を何を思ったのか遼が名乗り出る。
梢をベットへ寝かせ、目を覚ますのを待つ遼。
「目……覚めたか?」
「遼君……どうして……?」
「さあな? 俺も解らん」
「私はもう大丈夫だから……早く戻りなよ……」
「ってか、そんな怪我までして何やってるんだ? 昔から隠し事が苦手だな、梢って」
「出て行って……」
「は?」
「散々私の事嫌っておいて今更なによ! 良いから出て行って!」
「保健室まで連れ来てやってその言いぐさかよ! 解った、もう知らねえよ!」
梢の方も遼を守る為とは言え、少し距離を置くだけで必要以上に邪険にされたのと疲労が溜まっていたのもあり、感情を爆発させてしまう。
最後に大喧嘩をして飛び出す遼だが、放課後の校門付近で見かけた事のない違和感を感じ、それを確認しようとすると見た事もない空間に飛ばされる。
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