新作詳細プロットニューバージョンその4:「勇者が来た!」

新作の詳細プロットのその4です。
ここも前に張ったところの改訂版ですね。
タイトル変わってますけど。

それではいってみよー。

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・「勇者が来た!」

 チャイムが鳴り響いてしばらくしたあと、
 背中ほどの長い髪を、頭の真ん中で左右に分けたクラス担任の女性教諭、グレース・マルドゥック先生が教室に入ってきた。
「おっす、皆の衆、元気か?」
 身なりは綺麗というよりもかっこいい感じの大人の女性だが、王室の近衛騎士だとはとても思えない口ぶりな先生だ。
 それぞれの席には生徒たちが座り、そのところどころに、魔道士系の使い魔や竜騎士の飛竜、獣使いのペット、そしてからくり士のマトンなどが、浮いていたり椅子の下にちょこんと座っていたりする。
 その様子を見渡し、グレース先生は八重歯を出して、
「じゃ、ホームルームはじめよか。それじゃ、出席取るでー。……」
 と、いつものように出席をとったあと、先生はこう切り出した。
「今日は、まずちょっと大事な話をするでー」
「お、あの話か?」
「あの話ね……」
(ざわ…… ざわ……)
 生徒たちの間に緊張とざわめきが走る。
「今日からこのクラスに、新しい生徒が加わることになったんや」
「キター!」
 誰かがすっとんきょうな声を上げた。それにかまわず、グレース先生は自分の話を続ける。
「朝、噂で聞いたろうが、この子は、王室が異世界から召喚してきた勇者なんや。
 ちょっと、この世界のことは不慣れなんで、まずはこの学園で、修行と勉強をしてもらうことになったんや」
「「おぉー!!」」
「どんな勇者様なのかしら!?」
「きっと素敵な勇者さまだわ!」
 ちょっとした騒ぎにつつまれる教室。生徒たちの騒ぎと同時に、ペットや使い魔たちもあちこちはしゃぎ回る。
 中には、使い魔同士ぶつかって、教室の床に落ちたり転んだりするものも出てくる始末だ。
 その騒ぎを打ち消すかのように、
「静粛に! 勇者様がいらっしゃるのですよ! 行儀よく勇者をお出迎えするのが我々の礼儀なのですよ!」
 と、エルザが髪を振り乱し、机を何度も叩いて周囲を黙らせようとする。
 近くにいた使い魔が体を震わせ、おののいた表情を見せる。
 アリサは、エルザのその行動を見ると、
(なんか、エルザ、妙に緊張しすぎというか……)
 さっきの違和感がまだ続いていることを感じ、一人不安げな表情をする。
 それよりも。
 転校生は、どんな人なんだろう、と、頭を切り替える。
 教室が落ち着きを取り戻すのを待ってから、
「ま、まずは自己紹介してもらおうかな」
 と、グレース先生は教室の前方のドアまで歩いて、ドアを開き、
「……ほな、入ってきなはれ」
 と、廊下にいるらしい転校生を呼び込んだ。
 扉の向こうから、一歩、靴が教室に踏み込む。
 教室中が、息を呑んだ。
 教室へと入ってきた、真新しい赤紫色のブレザー姿の男子は、教壇の前まで歩くと立ち止まり、そこで向きを変え、クラスメイトたちと向き合う。
 アリサよりも高い背。
 どこか、この世界の人間ではない雰囲気。
 顔立ちが優しくて、それでいて落ち着いた風貌。
 その転校生の勇者の姿を見て、アリサは思わず目を見開き、声を上げた。
「ああーっ!」
 その声に、生徒、使い魔たち、そしてグレース先生の視線が、いっせいにアリサに集まる。
「知ってるんか? アリサ?」
「知ってるも何も、今日校門前で激突した人よ!」
 そう、朝アリサが激突したのは、異世界に召喚されて、勉強のためこの学園で生活することになった、勇者ユウトだったのである。
「ほう、そんなことがあったとはなー」
 アリサの言葉を聞いて、ニヤニヤするグレース先生。
 ふと近くを見ると、レフィースもニコニコしている。
 さっきの言葉はこのことだったのかと、アリサは一人合点がいく。
「人と人とが出会い頭にぶつかる出会いは、運命の出会いと、よく物語では言われているんやで?」
「うっ、運命の出会い!?」
「そう、ばっちゃは言っていたんや。勇者は、お互い強く引かれあう、と」
 自分の言葉に、遠い目を見せるグレース先生。
「先生のおばあちゃんは一体何者ですかっ!?」
 思わずアリサは、そう突っ込まざるを得なかった。

「ま、気を取り直して……」
「転入生、自己紹介よろしくなー」

 さっきのことが気になってどきどきするアリサ。
 勇者もそっちの方をちらり、ちらりと見ながら、挨拶をする。

「どうも、皆さんはじめましてー」
「これからみんなのクラスメートになるスガユウトと申しますー。これからよろしくお願いいたしますー」

「えーっと、こちらナ75/白36、所属国サンドリア、空:○、海:○、大尉……」
「……」
「……」
「って、FF11と間違えたー!!」
 訳が分からず、一同ポカーン。

「ま、まぁ……。てなわけで自己紹介も終わったところで、今度は皆からユウトへ質問をいくつかしてもらおうかな」

「ほな、質問ある人ー」
「はいっ!」

(よくある質問とかに、勇者がMMORPGネタとかリアルネタで返す。みんなすげーと思ったり、ポカーンとしたり)

 父の質問とか、勇者について(どこでどんな冒険をしてきたのかとか)の質問とか、レフィースさんと幼馴染らしいんですけどどうなんですか、みたいな質問とか。
 母親(神群事変)の話を出されて、暗い顔になったのに気がつき、グレース先生が質問を打ち切る。

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作業とかいろいろあって既に疲れ気味です……。はい。
いつ終わることやら。

でも次行ってみよー。

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