新作詳細プロットニューバージョンその8「野外実習」

先ほどの続きです。
それでは、どうぞー。

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・「野外実習」

 その日の午後、勇者とアリサ、それにレフィースたちはグレース先生と共に「野外実習」という名の狩りに出かけることになる。
 その前に、モンスターについての説明を受ける。

「『魔物』はですね、元となる亜人や獣人、生物などがいるんです。それが魔力の多い場所で死んだりすると、そこに溜まっていた魔力がその生き物の形を形作って、その生き物と同じように動き出すんですの。ある種のゾンビって訳ですのー」
「ふむふむ」
「それはいったんコピーされると、その複製を倒しても、時間が立つと魔力がある限りそのマナがまた集まって、何度でも復活するのよ」
「なるほど」
「……まあ、魔力っていうのは無限ですから、魔物は何度でも復活するんですけどねー」
「それがこの世界で魔物が何度でもポップする理由かー」
 その二人のやり取りを聞いていたアリサが、唖然とした顔で突っ込んだ。
「ぽ、『ポップ』!?」

 実習開始の前、レフィースは勇人にいくつかのクリスタルを渡す。
「これをスロットに装備してみて」
「??」

 勇者が言われるまま装備してみると、なんと、ジョブが使えるようになった!
「これはジョブクリスタルといって、装備するとジョブの能力や魔法が使えるようになるクリスタルなの」
「へぇー。これ、あたしでも使えるの?」
「ううん、勇者専用のものなの。このクリスタルは」
「そうなんだ、残念だわー」
 そう返事をしながら、アリサは別のことを考えていた。
(あのクリスタル、どこから持ってきたんだろう……?)

 実習開始直前の、班分けにて。
 グレース先生が、勇者に言う。
「えー、勇者。今日のお前さんのパーティはな、こいつらや」
 そこにいたのは、レフィース、アリサ、エルザ、ティア、ミルフィース、メリル、ルチアの七人。
 実習は専門学校の全生徒が参加して行なう。
 そのため、別のクラスや上や下の学年、はては、上や下の学校の学生とパーティを組んで実習を行なうこともよくあるのだ。
「よろしくお願いいたしますね、勇人ちゃん」
「勇者さまと一緒の班になれるなんて、このエルザ、とても身に余る光栄でございます」
「あーあ、エルザったら、なにおおげさなことを……」
「アリサさん、朝も言ったように、勇者さまと一緒に戦えるというのは、全ての冒険者の願いなのですよ!」
「はいはい、分かってる分かってる」
 そこにちょっと困った顔をしながら、勇者が言った。
「まあ、みんな、そう緊張せずに、僕と一緒に狩りをしようねー」
「はい!」
「分かりました、勇者さまっ」

 そして実習がはじまった。
 勇者は落ち着いて、手際よく指示して、組んだパーティと共に魔物を片付けていく。

「むう、やるわね……」
「経験ないはずなのに、あの手際のよさは……」
「やっぱり、勇者だから?」
「そうみたいね」
(でも、なんか違和感がある……。なんだろう、この感じは……?)

 一息ついて。

「すっごーい、なんでそんなに落ちついて指示出せるのー? やっぱり勇者だから?」
「だって、他の「ゲーム」で経験があるし、皆や敵のヒットポイントやマジックポイントとかが画面で見えるし……。皆には見えないの?」
「他のゲームで経験? 見えない?」
「ま、何故なら僕は、勇者だからね」
「はぁ……」

 そこにレフィースがフォローを入れる。
「勇人ちゃんはね、他の世界でも戦った経験がたくさんあるのよ。その経験が今でも生きているの」
「す、すごいわね、他の世界でも戦っていたなんで……」
「あと、勇者には人には見えないものがいろいろと見えたりするのよ。そのことを言っているのよ、多分」
「本当にすっごいわね、勇者って……」
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まだまだあるよー。
では次行ってみよー。

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