新作詳細プロットニューバージョンその10:「タイクーンへようこそ!」
さっきの続きです。
それでは、どうぞー。
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・「タイクーンへようこそ!」
放課後、グレース先生がアリサたちへ勇者に学園の案内をさせるよう依頼する。
「テストの成績点上げてやるから、ほなよろしくな~」
アリサはそれに対して内心突っ込む。
(ありがたいけど、こんなことでテストの点上げられても……(汗)
「まっ、あたしが案内してあげるから、まっかせなさーいっ!」
「親切なんだねー」
「なっ、なによ!? その『見かけによらず』と言いたげな目はっ!?」
「気のせいだよ気のせいっ」
(もうっ、そんな目で見られると恥ずかしくなってくる……。あたし、そんなんじゃないのに……)
(中略:勇者とレフィースたちが、ビル型校舎(古代の遺跡をそのまま使用している)の最上階の展望ラウンジに昇り、周囲を見ながら説明するスタイルで進行する
夕暮れに照らされて、杖に乗った魔道士や飛竜、魔導機や飛空艇が空に浮かび、行き交う姿が大きなガラス窓から見える。
周囲を見渡し、校舎と同じく古代のビルディング遺跡を使った城や飛空艇場の湖、貴族街、市民街、歓楽街、貧民街などの説明を経て、話はアークシャードの階級の話になる)
「貴族って、王族の次に権力のある人じゃないの?」
「それもそうなんだけど、貴族って、先天的に強力な魔法が使える種族のことも意味するの。魔法に関する特別な感覚や才能を持っている人たちのことね」
「へぇー」
「例えば、魔法でいくつもの物を宙に浮かべて、自由自在に動かすことなんていうことが、できるのよ」
「ほう、ニュータイプかー」
「ニュータイプっ!?」
「とっ、とにかく、魔法をほぼ詠唱なしで使える人たちのことね」
「その一面で、彼らは、私たちジョブ持ちや一般の魔法が使えない人たちのことを、人間じゃないと思っているようだけどね」
「……」
ここで白と紫を基調とした、ブレザーの貴族学校の生徒達が現れる。
髪と目の色は、エルザと同じ、ブロンドとエメラルド。
「よくもまぁ、おめおめと我々の前に姿を見せられるな、エルザ=レシュワーニュ」
「……その名前は捨てたわ」
「エルザ……」
いつもと違う雰囲気のエルザに驚くアリサ。
「それにな、召喚勇者が現れると、いつもこの世は乱れる。お前はこの世界にとって、迷惑な存在なんだよ、まったく」
「エルザさんと勇者様をこれ以上侮辱すると、王室に訴えますわよ?」
「……」
「……」
「ちっ……」
「まあ、今日はこれで勘弁してやる。だがな、最後に一つだけ言っておく。これからはもう、勇者は必要ない時代になるんだよ。それだけは覚えておけ。じゃあな」
学生達が去っていった後で、
「ユウト、あんた、なんであれほどまで言われて平気なのよ?」
「ああ、あれイベントじゃないの?」
「……はぁ?」
「どうせよくあることなんだし、いちいち気にしない方がいいよ。それになぜなら、僕は勇者だからね。こんなことで落ち込んでいたりしたら、駄目なんだ」
「……そうですわね。たしかに悪口のひとつやふたつで落ち込んでいたりしたら、心が持ちませんもの。勇者さまの、言うとおりですわね」
「そうだよねー」
(なんかよく分からないことを言っているみたいだけど、おねえさまもエルザも、みんな納得しているみたいだから、まぁ、いいか……)
時間が来たので、ラウンジで別れる勇者達。
こうして、勇者転校一日目は終わりを迎えた。
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どんどん行くよー。
では次行ってみよー。
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