新作詳細プロットニューバージョンその11:「トイレ」
これで詳細プロットも11個目。
それでは、どうぞー。
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・「トイレ」
勇者が転校してきてから数日後、ある日のホームルーム前。
晴れやかなとした光が差し込む教室で、勇者とレフィースの席で、勇者とレフィース、アリサとミルフィース、それにエルザがいつものように雑談していると、
「あー、あたしちょっとトイレ行ってくるからー」
レフィースがごめんね、とウィンクをして席を立った。
「いってらっしゃーい」
「はい、いってらっしゃいな」
「レフィースちゃん、行ってらっしゃーいませ~」
「行ってらっしゃいー」
アリサ、ミルフィース、エルザが声で送ると同時に、勇者が軽く片手を振る。
レフィースが廊下へと姿を消した後、しばらく雑談を交わしてから、勇者も我慢しているものを出しそうな声でアリサに言った。
「僕もちょっと、トイレ行ってくるよ」
「あ? うん」
「「「いってらっしゃーい」」」
アリサが縦に首を振ると、皆が声を合わせる。
そして、残ったメンバーで雑談の続きを始めたが。
おかしなことに気がついた。
何故か、勇者がその場から動こうとしないのだ。
「……」
「……」
「……」
「あれ? トイレ行かないの?」
「……」
アリサが声を掛けても動かない勇者。
顔をのぞきこむと、生気をなくし、目を閉じている。
眠っているみたいだ。
「あの~、どうなされました~?」
「また動かなくなった!?」
「……」
アリサがほっぺをぺちぺち叩いても引っ張っても、ぴくりとも動こうとしない勇者。
そのまま数分が経過した。
しかし、立ったまままったく、勇者は動こうとしない。
エルザが恐る恐る二人にたずねる。
「ど、どうしたのでしょうか……」
振られたアリサは考え込む表情をして答える。
「まさか、また『ネオチ』とか……」
ミルフィースもつられて考え込む。
「でも、トイレ行った筈なのに『ネオチ』なんて~~」
一同が不安げな表情で顔を見合わせ、それから勇者の顔を再びのぞきこんだとき、
突然、勇者の表情が生気を取り戻し、目を見開いた。
「ただいまー」
「なっ、なんですのっ!?」
「って突然動き出した!?」
「ネオチから回復したのですか~!?」
「あ、あれ、どうしたの? みんな驚いちゃって?」
みんなの表情に、きょとんとした声の勇者。
アリサが目を見開き、心臓が止まったかの表情で、
「あんたが突然また動かなくなって突然動き出したから皆びっくりしてんのよっ! 今度も『ネオチ』っ!?」
一気にまくしたてると、
「えっ? こ、今度はネオチじゃないよ、本当にトイレに行ってきたんだけど……」
逆に驚いたという声で、勇者が答えたとき、レフィースがトイレから帰ってきた。
すっきりした顔の彼女だったが、彼らのおかしな雰囲気に首をかしげる。
「みんなただいまー……、って、あれ、どうしたの?」
「勇者がトイレ行くといって突然動かなくなって……。またネオチかと思ったんだけど……」
「あー」
アリサの説明に、何か心当たりのある表情を見せ、レフィは勇者をじろりと見る。
ぎくりとする勇者。
「だめでしょー、勇人ちゃんー。トイレでAFKするときも、実際にキャラ動かしてトイレ行かないと……」
叱られた勇者は、ばつの悪そうな声を出して弁解する。
「AFK表示出してくるから、大丈夫だと思ったんだけどなぁ……」
「実は皆には見えないのよ、それ……」
「そうだったの……。これからは気をつけるよ……」
その二人の会話に、アリサはいつもの呆れた表情を見せた。
(また訳のわかんないこと言ってるわね、この二人……。一体なんのかしら……)
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どんどんいくお。
次行ってみよー。
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