新作詳細プロットニューバージョンその13:「レシュワーニュ公事件」

さっきの続きです。
それではどうぞー。

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・「レシュワーニュ公事件」

 ある日の休み時間、レフィースたちの話の輪に、グライブという男子のクラスメートが話に加わっているとき、レシュワーニュ事件の話が出る。
 ちなみに勇者は用事でいない。

「レシュワーニュ公事件って、何?」
「レシュワーニュ公事件、知らないの? あー、国内史では範囲まだだっけ……」
「あー、うん。俺が小さいときの事件だからさ、よく知らなくってさ……」
「今から約十年前、ザウウェン皇国のレシュワーニュ公が、違法な実験であるものを生み出そうとしていたことが発覚して、勇者マサトさまたちに討伐された事件よ」
「ふーん、そんな事件があったんだ……」
「で、レシュワーニュ公は、何を生み出そうとしていたんだ?」
「人工勇者」
「『人工勇者』ぁ?」
「そう。人為的に勇者を生み出そうという計画よ。『種』、あるいは『決戦存在』としての勇者は、基本的に神などが召喚してくるか、自然発生的に生まれてくるのを待つしかないとされているわ」
「『自称勇者』なら誰でもなれるけどね。そりゃ、勇者並みの能力の人間がたくさんいたら、いいなとは思うけどね……」
 アリサの表情も、暗いのに、グライブは気づかない。
「だからこそ、こぞって人為的に勇者を生み出そうと、過去、たくさんの貴族や魔道士などが様々な実験をしてきたわ」
「なら何にも問題ないじゃないか。レシュワーニュは何がいけなかったんだ?」
「子供をたくさん誘拐して、人体実験をしていたの」
「じ、人体実験……」
「……」
「子供の体に魔石を埋め込んだり、紋様を施したりして、通常の人間以上の能力を持たせようとしたの。でも、それに耐え切れず、死んだ子供もいた」
「……」
「このことが発覚してから、勇者マサトさまと皇国の対応は素早かったらしいわ。マサトさまを先頭に、特殊部隊を編成して送り込み、レシュワーニュ公の研究所を急襲。子供たちを救出したそうよ。ただ」
「ただ?」
「レシュワーニュ公の死体は、最後まで確認されなかったそうですけどね……」
「それって……」
「ただ、研究所そのもの自体は、魔法による攻撃などで炎上したそうよ。その高熱で、死体が跡形もなく消え去っていると思われると、当時の公式発表では述べているわ」
「そっか、じゃあ、少なくともアンデッドにはなってないということだな」
「でもね、レシュワーニュ公にはシンパも多くて、そのほとんどは名前も分かっていないそうなの。だから、彼の意思を引き継いで、研究が行われている可能性もあるわ」
「子供の行方不明事件も最近多いしな」
「……」
「……」
「……」
「ああ、ごめん、そんな顔するなよ。レフィースもアリサもエルザも。……なんかあんのか?」
「「「いいえ。なんにも」」」
(逆になんかありそうだよ、お前ら……。やめておくが吉だな)
「ああ、そうか。すまん、じゃあ、これで失礼するよ」

(メモ:あとで「人工勇者」を出す伏線にしたいので入れたいが、必要ない?)

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まだまだ続くお。
それでは、次行ってみよー。

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