ぺちぺちと妄想を書いてみた:たこ足顔少女

ニコニコ動画で「たこルカぽっぴっぽー」を繰り返し見てたら、他のフィギュアやイラストの美少女の髪もたこ足に見えてきたよ!ヽ(´ー`)ノ
たこ足顔少女がもっといたら素晴らしいと思えてきたよ!ヽ(´ー`)ノ
そんな勢いで妄想を具現化してみた。

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 ある日、平凡で常識人の高校二年生、俺、河瀬幸平が、幼馴染で同じクラスの斉藤舞(黒髪ショートヘアー、無口でちっちゃい)と街を歩いていたら、天からぴゅーっと、何か降ってきた。
「……?」
 そしてそいつはぴたっ、と舞の頭の上に張り付いた。
 良く見るとそいつは、美少女の頭に、紫色の髪が蛸の足に変化しただけのイキモノだった。
「どうもー、あたし、勇者のルカでーす。異世界から来ましたー」
 顔だけのそいつは「足」で舞の頭の上で、にっこり挨拶した。
 舞の頭に乗っているそいつの黒目と、俺の視線が丁度合った。
 名状しがたき、笑顔だ。
「……」
「あれ、どうしましたー?」
「キモイ……」
「キモイー?」
「そう、き・も・ち・わ・る・い」
「何で気持ち悪いんですかー? わたし、美人勇者と呼ばれているんですよー?」
「顔だけでこっち向くな! とりあえず舞から離れろ!」
 と、俺は舞の頭から名状しがたき不気味なイキモノを引っぺがそうとした。
「やめてくださいよー! わたし、これからますたーと一緒に他の勇者たちを探さなきゃいけないんですからー」
 たこ頭女は吸盤の密着を強くして、離れようとしない。
「ぐぎぎ……! 離れろっ!」
「いやですー、離れませんー!」
「離れろったら離れろっ!」
「嫌だったら嫌ですー!!」
 そんな攻防戦がしばらく続いた後、舞が、
「幸平、もう、いいから……」
 とぼそっと無表情でつぶやいた。
 無表情だが、長い間付き合っていた俺にはわかる。
 ちょっと、俺に怒ってる。
 それを察した俺は、
「わ、わかったよ……」
 と、SANチェックが必要なこの名状しがたきイキモノから手を離した。
「あ、ありがとうございますー。これからあなたのことを、「ますたー」とお呼びいたしますねー! ますたー!」
「うん……」
 返事のニュアンスからすると、舞は、こいつを気に入ったようだ。
 変な奴だとは思うが、まあいつものことなので、許すことにする。
 俺は溜息を一つ吐き、
「で、どうするんだ? これから? さっき他の勇者たちを探していると言ったな?」
 と訊ねると、たこ頭女の自称勇者ルカは、えらそうな表情で答えた。
「はいー! このあたりにゲートが開いたので、ここらへんに他の勇者たちも送り込まれたと思いますのでー」
「ということは、ここら辺を歩いていれば他の勇者が見つかるわけだな? お前と同じような」
「もちろんですとも!」
 このたこ頭女(自称勇者ルカ)と同類が、この街にいるということだな?
 ……、頭痛くなってきた……。
「あれー? どうしたんですかー? 頭抱えてー?」
「い、いや、なんでもない……」
「そうですかー」
 俺の心中などしったこっちゃないという名状しがたきイキモノ、自称勇者ルカは、
「じゃあ、この世界の説明とか、よろしくお願いいたしますねー。では行きましょー! ますたー!」
 とにっこり笑うと、足の一本で舞の頭をぴしっ! と叩いた。
 おい、舞を馬扱いかよ!
 しかし舞は気にするでもなく、さっきまでのようにテクテクと歩き出した。
 舞、早くも馴染んでら……。
 やれやれ、だぜ。
 俺はまた溜息を吐きながら、舞とその頭の上に乗った名状しがたきタコ頭女、自称勇者ルカの後を追い、歩き出した。

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 続く、のか……?

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