アニメDVD『BLUE DRAGON』7、「消えうせろ、ブルードラゴンッ! 忌まわしき伝説と共にッ!!」

 伝説のモンスターブルードラゴンを宿す影使いの少年、シュウの冒険を描くアニメBLUE DRAGON』。DVD7巻では、シュウを先鋒にしたゾラたち一行が、ついに、謎の古文書「エクストラセブン」奪還に挑む!

 防衛ラインを構え迎撃する、ゼネラル・ロギ配下、独立遊撃隊の影使いたち! ロギ本人と、その影ヴァルキリーに、シュウとブルードラゴンが立ち向かう激闘のさなか、シュウを見舞う異変!!
 TV放映時の話数でいうと、第25話~第28話を採録してるDVD第7巻。
 “エクストラセブン編(仮称)”の決着が、仮に呼ぶなら“パワーアップ編”の序幕へと連なる怒涛の展開!

Cover image
(DVD『BLUE DRAGON』7、パッケージ)

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 シュウたちが宿す、伝説の光の戦士と同じ姿の影のモンスター。彼らを、パワーアップさせる手がかりが、秘められているかもしれい、とゾラが語る、謎の古文書「エクストラセブン」。
 グランキングダムの女スパイデルフィニウムを使い、「エクストラセブン」を奪ったのは、ゼネラル・ロギだった。ゾラたちは、エクストラセブン奪還のため、総力をあげて、ロギの空中戦艦への急襲を企てる。

 第7巻採録は、第25話「VS独立遊撃隊」、第26話「恐乱のシンシア」、第27話「ロギの船へ」、第28話「こそこそのどきゅん」の4本。とても連続性の高い一連のエピソードで、ドライブ感が楽しめます。

 世界一の情報師ホメロンが得た情報では、ロギは、各地から拉致した学者たちを優遇し、自分の旗艦で、独自に影の力とエクストラセブンの研究を進めさせている、という。

 ところで。
 別に書いたレヴュー文(「アニメDVD『BLUE DRAGON』6、いよいよ佳境! “エクストラセブン編(仮)”!!」)で紹介した、DVD6巻はもう観ましたか?
 ここでは、6巻のクライマックスのとこ、ネタバレさせますよー。

 第24話「悪魔の追撃」のクライマックスでは、確証を得た情報をゾラたちに伝えようとするホメロン、シュウの目の前でデルフィニウムに殺されちゃいます。情報隠匿を確信し、素早く撤収するデルフィニウム。
 元々デルフィニウムは、戦闘の混乱に乗じて墜落させたノーグ(グランキングダム軍の老朽艦)の、乗員の死亡を確認しに、モンスターの潜むブランディッシュの森に来て、そこでホメロンと遭遇したのだった。
 しかし、ジーロマルマロに、モンスターの巣から救出されたノーグの艦長は、意外なことを語る。
 ホメロンの遺体の脇でうずくまるシュウに向けて、艦長は語る「その情報師は、お前のことを、気にかけていたよ……。そいつが、君に伝えようとした情報を、代わりに言おう」。
 「エクストラセブンは、今、ゼネラル・ロギの戦艦の中だ。情報師は、俺たちが死んだと嘘をついた。デルフィニウムが信じるかどうかは、賭けだった。……君たちは、その賭けに勝ったというわけだ」。
 と、ここまでが、第24話のネタバレ。

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 第25話「VS独立遊撃隊」の冒頭では、すでにデルフィニウムは、ホメロンにハメられたことを悟ってる。これまで隠蔽してきた情報がゾラたちに漏れてしまったことを、ロギに報告するデルフィニウム。けれど、ロギの方は、これまでの情報隠匿でも、充分な時間稼ぎになった、と、ねぎらいます。

 ゾラたちの襲撃に備え、総動員される独立遊撃隊の影使いたちは、2重の防衛ラインを構え、迎撃体制を整える。
 第1防衛ラインでは、ロギがエクストラセブンの1部解読を参考にして製作させた精神増幅装置、影の力をパワーアップするアイテムに苦しめられるシュウたち。
 しかし、精神増幅システムの試作品は、使用者に負担をかけ利用可能時間に限界があった。限界到達の隙を突かれて敗れるギリアムと、そのチーム。そして、限界を越えて、パワーを引き出し、狂乱の内に自滅していくシンシア

 限界を超える過剰な力を求めて自滅していくシンシアをみつめる、シュウたち、そしてブルードラゴンたちの表情がいい♪
 アニメ「ブルードラゴン」(『BLUE DRAGON』も、続編の『BLUE DRAGON 天界の七竜』も)は、影のモンスター、特に、主人公たちが発現させるモンスターの個性や表情が、豊かに描かれてるとこも魅力の1つ。
 このシーンでは、カリカチュアされてるとは言え、“読み易い”表情のシュウたち人間キャラと、沈黙によって、普段より表情が読みづらく、何を思ってるのだろう(?)と感じさせる影のモンスターたちの外見が、大きな画面に構成され、流れてく。
 観どころです☆

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 急襲の目的は「エクストラセブン」の奪取、その鍵は、透明化と変身の能力を有すブーケヒポポタマスにある。なんとしてもブーケをロギの戦艦に送り込め、とシュウとクルックに指示するゾラ。

 7巻を通じて最大の観どころは、シュウとブルードラゴンが、立ちはだかるロギ、ヴァルキリーと再戦するエピソード。
 第11話「包囲網を突破せよ」(DVD3巻)以来の再戦になります。

 第28話で描かれる再戦で、ロギはシュウに「君は、何のために影の力を使う?」と、問いかけ、揺さぶる。

 この問いは、第1話「影、発動」で、シュウがゾラにはじめてあった時、シュウがゾラから問われた問いと同型の問い。
 それは、ゾラが影使いだとはまだ知らなかったシュウが、ナイトマスターと勘違いして、弟子にしてくれと頼み込んだ時のことだった。
 「ナイトマスターか。君はナイトマスターになりたいのか?」と、ゾラ。
 「いやぁ、正確に言うと、ナイトマスターの弟子になりたいんだ。あんた、ナイトマスターなんだろ?」と、シュウ。
 「残念だが、私はナイトマスターなどではない。それに、善悪という抽象的な概念で言えば、私は君の味方とは限らない」。

「残念だが、私はナイトマスターなどではない。それに、善悪という抽象的な概念で言えば、私は君の味方とは限らない」
〔中略〕
「1つだけ言っておこう。ナイトマスターとは、自ら名乗るものではないし、人から言われてなるものでもない」
「?」
「力が強ければなれるものでもないし、心の弱いものなどもってのほかだ」
「??」
「では、逆に聞こう。君は力を得て何をしたい?」
「力? ……何を??」
「自分自身でそれがわからなければ、君の旅がはじまることはないな」

 これが第1話でのシュウとゾラとの会話(1部抜粋)。

 ロギは、第28話で描かれる再戦で、「君たちが言う伝説とやらは、今、終わりを告げる」と、シュウを挑発する。

「君たちの言う伝説とやらは、今、終わりを告げる」「光の戦士の末裔など、所詮は化石のようなもの。我ら、新たな時代に生まれし影の力の前には、消え去るべき運命なのだ」「『エクストラセブン』は、我々が作る新しき世のために使わせてもらう」「それこそが、力を得た者の宿命、使命なのだ」「わかるか少年? 君たちの持つ過ぎた力は、再び伝説となり、この世から消える」

 「消えうせろ、ブルードラゴンッ! 忌まわしき伝説と共にッ!!」と、ロギ。

 ロギの挑発は、さらに「光の戦士の末裔などと言いながら、君たちは、影の真の力をまだ把握していない」と、続く。

「光の戦士の末裔などと言いながら、君たちは、影の真の力をまだ把握していない」
「そんなこと関係ねぇっ!」
「ならば問おう。君は、何のために影の力を使う?」
「そんなこと、決まってる!! まもりたい人をまもるためだっ!」
「ふんっ。それで? お前のまもりたいものとやらは、まもれたのか?」
「!! それは……。お前たち、お前たちがっ……」
「つまり君は、影の力でまもるべきものを、まもることはできなかった。君の持つ力は、意味はなかった」
「うるさいッ!」
「影とは、何かをまもるためのものではない」
「そんな理屈なんかどうでもいい! お前たちは、たくさんの人たちの命を奪ったんだ。そんな奴らは許さねぇっ!!」
「頭では、理解できぬか。ならば感じろ! 影の力を、その本当の意味を!」
「ロギッ! お前は、俺が絶対に倒す!」

 このやりとり、作中人物の間では、会話になってなくて、お互い話がかみ合っていないのですが。
 視聴者にとっては、そうではない。

 ロギとシュウ、それぞれが言わんとしていることと、別な含意を意味して、会話はどんどんヤバい方に進んで、緊迫♪

 「君たちは、影の真の力をまだ把握していない」。そういうロギだって「エクストラセブン」はまだ解読途上で「影の真の力」なんて把握してないのですね。ハッタリです(笑)。
 「ならば感じろ! 影の力を、その本当の意味を!」。ロギ様、シュウを挑発しすぎ(笑)。

 この後、1度倒れたシュウは、意識不明のまま立ち上がり、ブルードラゴンの力を暴走させます。
 “真の力”の片鱗を見せて荒ぶるブルードラゴン。その様は、第1話~第2話で描かれた暴走以上の猛威で、迫力の描写☆

 その頃、シュウとクルックの故郷、ココの村近くの遺跡からは、巨大な光の柱が立ち上り、村人たちを慄かせる。
 戦場で、巨大化して荒ぶるブルードラゴンに近づき「シュウッ! だめよシュウッ!!」と、叫ぶクルック。
 “影の中に呑み込まれ”かけているシュウの脳裏には、普段のブルードラゴンとは調子の違う声が、“すべてを破壊してしまえ……、それが影の解放……、真の力”と、ささやきかけていた。
 果たして、シュウは、“影の中に呑み込まれ”てしまうのか!?

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 一方、単身ロギの空中戦艦(旗艦)に潜入したブーケは、「エクストラセブン」を手にしたものの、それは罠だった! 罠を閉じたデルフィニウムに、絶体絶命に追い込まれるブーケ!!
 「エクストラセブン」の行方は、どうなる!?

 この辺の決着は、第28話で一応つきます。……つきますが、さすがに、どうなるかは書きません。
 DVDを観て楽しんでね♪

 結末に至るエピソードの展開は、もちろん楽しいのですが、“闇に呑み込まれ”そうになるシュウと、ブルードラゴンの暴走は、本当に緊迫します。狂乱しながら自滅したシンシアが描かれた少し後だけに、その緊迫感はひとしお。
 全51話のシリーズを通しても、観どころの1つ♪

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 ちなみに、第27話からOP(オープニング曲)が変わります。
 第1話~第26話まで使われてた「FRIEND」(唄、作詞、橘慶太、作曲、T2ya、編曲Koma2 Kazが、 遼花さんが歌う「ムネニキボウヲ」にバトンタッチ。「ムネニキボウヲ」は、唄と作詞が遼花さん。 作曲は、遼花さんと溝口和彦さんの合作。編曲は、溝口和彦さん。

 「FRIEND」は、「幼い日々の不器用だった友情」を想い起こすように、男性ボーカルが唄う歌ですが。女性ボーカルが唄う「ムネニキボウヲ」は、「わずかな光」を胸に「まだ見ぬ世界」を求める者が抱くロマンを唄う歌。最終第51話まで、OPに使われます。

 以下、次巻!

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【おまけ:DVD採録エピソード】
DVD7巻:
●第25話「VS独立遊撃隊」
ネネが居を構える飛行要塞ガレオンの脅威で、グランキングダムは、すでに世界の半分を勢力下においたと言われていた。
そんな状況下、ゾラたちは、ゼネラル・ロギの専用空中戦艦(旗艦)を急襲し、「エクストラセブン」を奪還すべく動きだしていた。
一方、ロギ側は、デルフィニウムからの報告を受け、ゾラたちを迎撃する構えを整えている。
ロギの配下、独立遊撃隊の影使いたちは、影のパワーを増幅するアイテムを支給される。第1防衛ラインには、ギリアム、トッド、ビショップ、シンシアが、第2防衛ラインには、ルメール、シュナイダー、アンドロポフが配備され、それぞれに、ゾラたちを待ち構える。
ギリアムら3騎の高速型影に急襲されるゾラたち。ゾラとマルマロが迎え撃ち、他のメンバーは先へ進む。そして先行するシュウたちの前に、立ちはだかるシンシア。

●第26話「恐乱のシンシア」
エクストラセブン奪還を目指し、ゼネラル・ロギの空中戦艦に向かうゾラたち。迎え撃つ独立遊撃隊の影使いたちは、ロギの研究班が開発した精神増幅システムで、影のパワーを増している。ギリアム隊に苦戦するゾラとマルマロ。先行したシュウたちも、シュナイダーが作った氷の闘技場に閉じ込められる。そして、パワーアップしたシンシアとヤロヴィートの猛威が迫る。
しかし、精神増幅システムの限界が、ギリアムたちを見舞う。ゼネラル・ロギも「思ったよりも早かったな」と、開発中のシステムの限界点は予想していた。ギリアム、シンシアらに撤退を指令し、第2防衛ラインに戦闘を委ねるよう命じるロギだが……。

●第27話「ロギの船へ」
「エクストラセブン」を目指すゾラたちは、ゼネラル・ロギ配下の独立遊撃隊が構えた第1防衛ラインを突破。合流し、ロギの空中戦艦を目指して走るゾラたちの前に、やはり独立遊撃隊に属す、ルメール、シュナイダー、アンドロポフらが立ちはだかる。第2防衛ラインを任された彼らは、ロギの命令で近接戦闘に踏み切ったのだった。特にルメールは、以前敗れたゾラへの敵意をむき出しにしていた……。
その頃、ロギの空中戦艦を目指すシュウ、ブーケ、クルックの前には、ロギ本人が立ちはだかる。

●第28話「こそこそのどきゅん」
ブーケとクルックを「エクストラセブン」奪還に向かわせ、ロギと対決するシュウ。その危機を察知したクルックは、戦艦に潜入するブーケに説き伏せられ、シュウの支援に戻る。破壊力を誇るブルードラゴンと、防御力に優れるフェニックスの連携が、ロギのヴァルキリーに立ち向かうが……。
その頃、ロギの空中戦艦への潜入を果たしたブーケは、「エクストラセブン」の研究室まで到達するが、そこにはデルフィニウムの罠が……。

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アイテム情報(DVD):
『BLUE DRAGON』7
商品番号=PCBE-52579
発売元=株式会社コナミデジタルエンタテインメント
販売元=株式会社ポニーキャニオン
発売=2008年2月
ASIN=B0011UGXAO

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Drupal.cre.jp から 水, 2009-06-24 00:28 受信

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