『仮面ライダーW』第1話~第4話印象記:で出しは軽快なので、先が楽しみ♪

 今年の9月から、テレビ朝日をキー局にして『仮面ライダーW』って、変身ヒーローもののドラマをやってます。
 とりあえず、1話~4話を観ての印象を記しときたい。

 今のとこの印象を一言で言うと、「架空の都市を背景にした、軽快な変身アクション」もので「コミカル風味」(ギャグではない)。
 第4話まででは、コミカルな味付けもある軽快な印象は悪くない。むしろアタシは好感♪

 個人的な期待としては、「夜の大都会」っぽい雰囲気を、もっと追求してほしーなー。
 第1話「Wの検索/探偵は二人で一人」の冒頭や、毎回流れるOP画像で、アピールされる「夜の大都会」の雰囲気はいい感じなので、この感じを追求してほしい。
 まだまだ始まったばかりなんだし、この期待については、お手並み拝見。

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 『仮面ライダーW』は、いわゆる“平成ライダー”の新タイトル。
 “平成ライダー”では、3作めにあたる『仮面ライダー龍騎』の頃から、シリアスな話題でもコミカルな風味で料理して描くような手法が、意識的と思えるやり方で活用されてる。
 タイトルによって、概ねうまくいってる例もあれば、逆に「コミカル」ではなく「ギャグ」まで行っちゃって、シリアスな内容との取り合わせが、うまくないよなー、って例もあったと思います。

 今のとこ「W」だと、その辺のコミカルさ、とか、変身ヒーローものにありがちな「現実離れさ」も悪い感触ではないです。

 例えば、作中に警察の刑事さんが出てきたり、悪の大富豪一族みたいのが出てきて、こんなの現実にはいないだろ--つまり、現実にいるとしたらこんな風なノリじゃぁないだろ、とかは思うけど。
 その「現実離れさ」が、いい感じの「コミカルさ」になってると思います。

 「リアルでなさ」が、軽快なテンポを生んでるベースになってると思うので、「W」の料理はとりあえず4話までは悪くない、これも今後のお手並みを楽しみに拝見。

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 『仮面ライダーW』の舞台背景は、架空の都市「風都」。作中キャラの会話から、同じ世界に「オーサカ」って都市もあるらしいことはわかるけど。アタシたちが暮らしてる現実の日本とどんな関係にあるかは、まだよくわかんない。
 印象としては、現実の日本とそっくり同じ架空日本の一部に、架空都市が設定されたわけではなさそうな感じ。

 例えば、映画版の“BATMAN”で、特にティム・バートンが監督した2本では、背景のゴッサム・シティーのイメージは、リアルなアメリカの一部に設定された架空都市ではない。この点は、全体像としてはデフォルメされたビル街の美術デザインが、強烈にアピールしてる。
 「もしかしたら、監督が子供の頃、コミックで読んで想像したイマジネーションのゴッサム・シティーが具象化されたんじゃぁないか?」そんなことも思わせる美術デザイン。

 『仮面ライダーW』の「風都」は、別に監督さんの子供時代のイマジネーションとか、そんな感じではないけど。なぜか風車がたくさんある小奇麗な都市。ちょっと現実の日本にはありそうにない。
 例えば今のところ、都会っぽい人ごみとかのカットが少なくて。あっても印象的ではない。トータル印象としては、どっかの地方都市風な、のどかな感じすら受けちゃう。

 乱暴に言っちゃえば、「風都」には、現代日本の都市としてのリアル感は感じられない。ただ、今のところは、その非リアルな感じは、悪い風には作用して無いと思う。あくまで、「今のところは」だけど。

 「W」の1話~4話では、「風都」の非リアルさも軽快なテンポをうまく支えてる。特に第2話「Wの検索/街を泣かせるもの」後半の、一連のカー・アクションなんかは、非リアルだからこその楽しさになってる。

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 よく“平成ライダー”って呼ばれる、一連の作品は、2話連続で一まとまりのエピソード描くのが基本パターンになってて。「W」でも、そのパターンは踏襲されてるけど。前後編で展開してる割には、軽快。

 ただ、作中で「ガイアメモリ」って呼ばれてる変身アイテムの性質や、開発目的がまだ充分描かれてなくて。それに関連した敵性集団の性質もよくわかってない。これから徐々に描かれていくだろう、って期待を抱かせる。
 関連する物語的なフックは、色々仕込まれてるふうなので。もしかしたら、その辺を描き出すようにると、軽快な感じも変わっていくかもしれません。
 過去の平成ライダーだと、作中で、大きな謎の真相を追ってく段になると、軽快感が失速してった例もあるので、「W」ではどうなるでしょう? ここも楽しみ♪

 『仮面ライダーW』を“平成ライダー”や、“仮面ライダー”の新タイトルと思って観てみると。今のところ、ヒーロー(W)が対抗してる敵性怪人(ドーパント)の活動が、風都ローカルらしいとこが、ちょっと目新しい印象。
 これも、この先どう展開してくかわかんないけど、「主人公の周囲で起きる怪しい事件が、実は全国的や全世界的に進められてる大きな陰謀の一部」みたいな感じではない。
(強いて言えば、『仮面ライダー龍騎』で描かれたライダー・バトルの、特に導入部の描き方に、近い感触もあったかもしれない)

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 変身ヒーロー「W」はどうかってゆーと。これが番組で観てみたら、意外とイケてる
 いや、事前にリリースされたスチールとかだと、「うーん……」て、一抹の不安感もあったんですけど(笑)。

 特に、OP画像で「夜の大都会」を眺めてるような構図とか、何故かたくさん並んだ換気扇の前で撮られたイメージ画像とかは、サマになってる。
 ヒーロー・アクションも悪くない。アタシは、ロッドを使うメモリー・ブレイク好きだな♪ 後、ルナのメモリーのゴムゴム・ネリチャギ(仮称)--、みょーんと伸ばした脚で繰り出す踵落とし、も好きだわ♪

 ところで、仮面ライダーってヒーローは、ヒーローのタイプとしては、数ある変身ヒーローの内では、一際、異形性が強い。最初のライダーなんて昆虫人間だもんね。

 作中で、「半分こ怪人」って呼ばれる(笑)Wは、身体が半分ずつズレて時間差でキックを決めたり、1体のボディに2つの意識が宿ってて、片方が意識を失うと、いきなり半身不随に陥ったり。結構、異形的だ。
 この辺も、ドラマ展開を通じて、色々追求されてほしいな。
 マニアックなファンとしては、いまさらライダー・アレンジのバロム1とかが観たいわけではない。
 例えば、『仮面ライダー電王』では、主人公のイメージを踏まえて、生まれた鬼形の霊体(?)が、主人公を離れても独立していける存在に育つドラマが描かれた。
 別に「電王」みたいなドラマを「W」に期待するわけじゃぁない。
 1つの身体に2つの意識って“異形性”をただの意匠として処理するだけでなくて、“異形”であることに起因するジレンマをドラマの形で描いてほしいと、期待する。マニアックな期待かもしれないけど。

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 とりあえず、1話~4話と観た範囲で、気に入ったとこ、先々の展開が楽しみなとこを、記してみました。

 『仮面ライダーW』は、『仮面ライダーディケイド』の後番組で。しばしば“平成ライダー”って呼ばれる、一連の作品群の新フェイズになるだろうタイトル。
 それだけに、ただの新奇さ、目新しさに収まらない、「仮面ライダーならではの新しい何か」を期待したいと思います。

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【おまけ】『仮面ライダーW』資料メモ
第1話「Wの検索/探偵は二人で一人」
監督=田崎竜太、脚本=三条陸、キー局オンエア=2009年9月6日
第2話「Wの検索/街を泣かせるもの」
監督=田崎竜太、脚本=三条陸、キー局オンエア=2009年9月13日
第3話「Mに手を出すな/天国への行き方」
監督=諸田敏、脚本=三条陸、キー局オンエア=2009年9月20日
第4話「Mに手を出すな/ジョーカーで勝負」
監督=諸田敏、脚本=三条陸、キー局オンエア=2009年9月27日

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 キー局、テレビ朝日で放映されてる変身ヒーローもののドラマ『仮面ライダーW』を観ての印象記。
 第5話~第8話を観ての印象です。
 2人で1人のヒーローに変身する仮面ライダ

覚書:風都の都市伝説「仮面ライダー」

 『仮面ライダーW』の、第1話~第2話で描かれた最初のエピソード「Wの検索」前後編では、ヒーローの自称は、まだ、単に「W(ダブル)」だった。

 作中で「仮面ライダー」の呼称が初出するのは、第4話「Mに手を出すな/ジョーカーで勝負」のエピローグ相当パートでのこと。

 風都の人気ラジオ番組、「園崎若菜のヒーリング・プリンセス」の「風都ミステリーツアー」のコーナーで「仮面ライダー」って呼称が使われる。
 リスナーからの投稿で、「バイクに乗って怪物を倒す超人」が、「仮面ライダー」と呼ばれてる。「このところすっごい多いです」だそうで、DJの若菜は「若菜、信じてます、信じてますけど、うふふ」とか笑ってる。

 放送を聴いてた翔太郎は「やったぜー!!」と大喜び。
 「若菜姫に笑われたぁ♪ 『仮面ライダー』だってよ」「俺たち、いかがわしい都市伝説扱いされてるぞぉ」
 翔太郎の喜び方は、なんかピントずれてるけど(笑)、……まぁいいや。

 翔太郎が探偵を志した動機は「この街はオレのニワ(庭)だ、そこで誰一人泣いててほしかねぇんだ」(第2話「wの検索 /街を泣かせるもの」Aパート)。だから、まぁ、わからないでもない。微妙なピントはずれも珍しくは無いし(笑)。
 フィリップも結構嬉しそうだけど、こっちは若菜姫のファンだからかな(?)。

 で、「2人で1人の仮面ライダー……」と翔太郎を振り返り、口を併せて「W(ダブル)」。

 「仮面ライダーW」って名乗りが、作中で生まれたのは、こんな経緯。

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 さて、『仮面ライダーW』は、いわゆる平成ライダー系11作めのタイトル。
 平成ライダー作品では、作中「仮面ライダー」って用語が導入されてる例ばかりではない。
 これは、平成ライダーの熱心なファンなら知ってる、ちょっとしたトリビアで。
 こーゆー話。

 例えば、第1作『仮面ライダークウガ』では、作中、クウガは人間側からは「未確認生命体」と呼ばれたし、「クウガ」って名は、敵性集団グロンギに呼ばれた名。
 2作目の『仮面ライダーアギト』でも、ほぼ同様で。
 「アギト」の名は、敵性集団アンノウンに呼ばれたもの。
(どちらも、実は固有名ではなくてクラス名であることが、後にわかるんだけどね)

 これらの作品では、粗筋紹介や予告編、あるいはナレーションで「仮面ライダー」って用語が使われることはあっても、作中キャラや、作中の世の中では、知られてないもの、として扱われた。

 逆に「仮面ライダー」って言葉が、作中キャラたちにも知られていた作品は『仮面ライダー龍騎』と『仮面ライダー剣』、そして『仮面ライダーカブト』作中の「マスクドライダーシステム」も、「仮面ライダー」に準じる作中用語として数えたい。
 それから「ディケイド」では、少なくない作中キャラが「仮面ライダー」って言いまくりだった。

 つまり「仮面ライダー」って言葉が作中キャラの間でも使われる作品は、いわゆる平成ライダー作品では、『仮面ライダーW』が、11作中の、5作めにあたるはず。

 『仮面ライダー剣』の作中でも、「仮面ライダー」は「都市伝説」とされてたんだけど。
 比較すると、剣での「都市伝説」は、Wでの「都市伝説」より無理があった。

 剣では、アンデッドの秘密を研究してた組織B.O.A.R.D.で、アンデッド封印用に開発されたのが「ライダーシステム」。作品の表面を見る限り、秘匿的だったシステム「とは別に」、作中の一般メディアでも都市伝説としての「仮面ライダー」の呼称が広がりつつあった頃から、物語がはじまってる。
 この「秘匿的呼称」と「一般的呼称」の一致が、偶然だとしたら、やっぱり無理はあるのよ。

 じゃぁ偶然ではなくて、B.O.A.D.組織の関係者の方から何かリークがあったか(?)とゆーと、それを匂わせる描写は作中ないはずだし。中盤以降の描写を観ると、むしろ考えづらい。
 アンデッド封印作業中の現場で、ライダーたちが、偶然行きあった一般人たちに名乗ったか(?)とゆーと、やっぱり、そうした経緯は、作中の描写を踏まえると想定しづらい。

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 比較すると、Wの「仮面ライダー」は、都市伝説としての立ち上がり前後から描かれる形になってて、描かれ方も自然。
 都市伝説として立ち上がるきっかけが、ラジオ放送ってのは、まぁちょっと古びた感じもするけれど、今でも無いわけでもなし。例えば、ラジオ番組発祥の流行語とかは、今でもあるよね。

 何よりも、都市伝説として広まった「仮面ライダー」の呼称を、本人たちが喜んで受け入れて、自分たちの名乗りだった「W」と結合「仮面ライダーW」と名乗るようになる経緯が、いい。
 主役キャラのモチベーションも絡めて描写されてて、いいのだわ。

 2009年年内最後のオンエアになった第15話「Fの残光/強盗ライダー」では、「仮面ライダー」を名乗り風都で暴れるドーパントの出現を聞いて、翔太郎が怒る場面がある。

 「仮面ライダーって名前はなぁ、この街の人たちが、自然と俺たちに名づけてくれた名前なんだ。……結構、愛着湧いてんだよ」。

 この「結構、愛着湧いてんだよ」ってとことか、いいよね。
 「仮面ライダー」って呼称についてでなければ、電王でクライマックスフォームのことを、本人たちが「てんこ盛り」って呼ぶとか、そーゆーのがあったけど。

 アタシが思うには「仮面ライダー」って基本用語について、ここまでこなれた作中描写がされるようになったのは、いわゆる平成ライダー作品で、“仮面ライダー”の様々な側面の描写が、常にチャレンジングに追求されてきたからだ、と思えます。

覚書:仮面ライダーWのデザインと造形

 親記事にも書いてるけれど、アタシは、『仮面ライダーW』の番組が始まる前、事前リリースされたスチール(静止画像)とかを観て、仮面ライダーWのこと「『うーん……』て、一抹の不安感」も覚えてた。

 もちろん、ドラマの内で動いてるとこ観ないと、真価はわかんない、とは思ったから、あまり言わないようにしてた(と、思う)けど。

 番組が始まると、はじめ、ちょっと戸惑ったけど、徐々に、かつ、速やかにWの魅力は、わかってきた。

 ライダーWのデザインと造形は、いいです♪

 とゆーわけで「覚書」ですけど。結構マニアックなお話になっちゃう(笑)。

 右は、仮面ライダーWのバンダイ製フィギュアで、9フォームの内、作中多用される、サイクロンジョーカー。⇒ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーW サイクロンジョーカー

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 Wのデザインは、ツートンの派手なカラリングが強く印象付けられる。第一印象では、え? っと思うけど。実は、シルエットで観ると、とてもシンプル、スマートとさえ言える。その癖、ディテールは実は細かい。
 これはいいデザインよねー。

 それから、表面がテカテカしてるパーツが広くて、これまた派手(笑)。でも、これも、シンプルでスマートなシルエットのおかげで救われてる。
 何より、「ハードボイルドに憧れれてるハーフボイルドなカッコつけ男(笑)」、左翔太郎のキャラクター性を、テカテカしてちょっとスカした感じのイメージが、よくフォローしてる。
 周囲から浮き立ってみえることもあるテカりは、アクションの軽快さも際立たせてる気もする。

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 ポイントを、順番に観ておきたい。

 まず、シルエットで観ると、シンプル、かつ、スマート。
 これは、電王、キバ、ディケイドと、装飾の多いフォームも出してきた流れから、大きく舵を取ったと思うな。
 電王クライマックスフォームとか、キバのエンペラーフォームとか、アタシも好きだけど。あの手のデザインの弱点は、例えばファンガイアのチェックメイト4みたいな、やっぱり装飾過多なキャラとぶつかり合うと、アクションの流れ、みたいなものが観えづらくなりがちなとこだと思う。
 Wだと、敵性キャラのドーパントは、コチャコチャっとしたデザインから、比較的シンプルなデザインまで、テイストの幅が広いので。Wのシルエットが、シンプルかつ、スマートってのはいい。

 次に、シルエットはシンプルかつスマートだけど、ディテールは細かい。
 特にマスクの側面だけど、“W”の文字をデザイン化変形した段差が、デザイン的に反復されて、視覚的なリズム感を生んでる。額のエンブレム(?)みたいなアンテナ(?)も“W”だし。ボディのあちこちでも“W”を模したラインが反復的に多用されてる。

 この意匠は、スマートかつシンプルなシルエットを損なわずに、Wのイメージを、アップに耐えるものにしてる。特に、ボディやマスクを舐めるように流すアップの時に、魅力的。これは、いいのだわ♪

 ギミックについても触れておきたい。
 仮面ライダーだと、1号時代からパターンになってるアンテナ。このアンテナってのは、原作マンガだと、太ったミミズみたいなフォルムのチューブ的形状で描かれてるパーツ。特撮ヒーローの方では、一見したイメージは、まーアンテナよね。
 Wの場合は、“W”の文字をデザイン化したエンブレム・プレートみたいになってるけど。仮面ライダーをずっと観てきてるとプレート・アンテナ(?)って連想が湧かないこともない。

 デザイン的にも造形的にも巧いのは、“W”のプレートの真ん中下の方に、LED電球かなんか、光るパーツが埋め込まれてるとこ。これも、ライダー1号の時は、昆虫の単眼を意匠化したパーツだったものが、その後、多くのライダーでもパターン化されたパーツだけど。
 “W”は、デザインがシンプルだからとても「単眼」とは思えない。それなのに、目立たないようにして、ちゃんと踏襲してるとこが憎い♪ カメラのアングルなんかによっては、ちゃんと目立つように映すこともできてて、これはいいのだわ。

 ここまでを総合すると、こーゆーことかと思うのだわ。
 仮面ライダー1号は、実は、昆虫人間怪人バッタ男だった。ウニの特性を活かしたとされるカイゾーグ(深海調査用サイボーグ)Xとか、トカゲ人間アマゾンとか、カブト虫男のストロンガーとか。平成になっても、クワガタのイメージのクウガとか、鬼のイメージの響鬼とか、コウモリのイメージのキバとか、電車を着ました(笑)ライナーフォーム(電王)とか。
 ともかく、その類の、具象的な何かをイメージのベースにしたデザインが主流なのが仮面ライダー。

 非主流の系統としては、トランプのスート・マークを意匠化したライダー剣や、何かカードが頭に刺さってる(?)ぽいディケイドとかがあったんだけど。
 Wのデザインは、「2人で1人のヒーローW」って、ある意味抽象的なコンセプトの意匠化を、すごく絞り込んだデザインになってる。だから、スマートかつシンプルなんだけど。これは、言うほど簡単なデザイン・ワークじゃぁないよね。

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 そんなふうに、スマートかつシンプルなシルエットがイカスWだけど。
 シルエットがシンプルだからこそ、フォームチェンジでカラリングが変わるって、趣向もよく活きてる。
 これが、ディケイドみたいなデザインだったら、赤のパーツが黄色になろうと緑になろうと、視覚的にハッとするような効果は、さほど期待できない、と思うのよね。

 この辺で、スーツ・アクターさんのアクトのお話も覚書しときたいけど。
 スマートかつシンプルなシルエットのWは、スッと立つ感じが結構様になってる。特にOP画像のとことか。

 伝え聞くお話だと、仮面ライダーでは、電王の時に大きな技術革新があったんですって。スポーツ用品メーカーと提携。スーツ・アクターさん用に、1人1人の体形にあったアンダースーツを作るようにしたんだって。
 なんか、スケートの選手が着てるようなものだそうなんですけど。その影響で、ヒーロー・スーツや、モンスター・スーツの表面からみえるとこのパーツには、使用可能な素材も幅が広がったらしいし。
 何より、アクターさんのボディ・ラインがすっきり出るようなデザインも可能になったんだそうです。

 あれやこれやで、立ち姿のシルエットなスマートを実現したW。久々に採用された長いスカーフも、活きてる。これもOP画像だけど、風に吹かれて横に流れてるとサマになってる。
(ついでに書いとくと、Wのスカーフは、首に巻かれてない。うなじのとこから、なぜか垂れてるんだけど。これも全身のラインを際立たせる工夫よね、多分)

 Wは、カッコツケマン翔太郎のノリで、敵性キャラの方に片腕を伸ばして「さぁ、お前の罪を数えろ」って言うんだけど。このスカした仕草が、それなりにサマになってるのは、やっぱりシルエットがシンプルだからなのだわ。
 テカりの入った派手なカラリングで言わると、アタシとかは「スカしてる」と思っちゃうん(笑)ですけど。「言ったーっ♪」って感じでウケてもいます(笑)。
(ちなみに、ボディに黒のパーツが広い仮面ライダースカルが、同じことをやると、やっぱり重みが感じられて、カァッコイイ~♪)

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 最後にWドライバーのギミックについても、ちょこっと書いときたい。
 結構コチャコチャっとしたドライバーが腰に装着されてるんだけど。メカっぽい重みが感じられる。これも、スマートなWのシルエットと補いあって、ドライバーのパーツが、視覚面では、全体のバラストのような効果を担ってる。

 Wドライバーを使った変身も、いいよね♪
 別の話題に連なってちゃう話だけど。まず、縦に2本メモリーを挿して。両手首を交差するようにして前に突き出して、ドライバーのパーツを“W”状に開くじゃん。
 あそこがいいのだわ♪
 続くステップで、両掌を外に開くようしてカッコをつけてるとこは、あれは変身フェーズの残心よね(笑)、多分。

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【このコメントは--】
このコメントは、2009年12月中不明日に初エントリー。
・2010年2月15日に、些細な誤字を訂正。
・2010年2月17日に、サイクロンジョーカーのフィギュア情報へのリンクを挿入。


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