2009年、7月~9月の読書など
今年(2009年)、第3四半期の読書など。
第1四半期、第2四半期に続いて「過去10年くらいに読んだ本の再読フェイズ」が継続してる。メインは小説類。
ちょっと前のアニメの再見もボチボチやってますが。この8月に、とりあえず放映が終了した『仮面ライダーディケイド』の影響で、「平成ライダー」と呼ばれる変身ヒーロー番組の過去作品を、集中的に観なおしてます。そりゃもう、熱心に(笑)。
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◎読書
小説類:
第2四半期の読書雑記でも書いてるけど、村上春樹さんの『1Q84』が相変わらず、腑に落ちないでいる。
とりあえず、アタシの感じてる「腑に落ちなさ」の焦点は、ラストでの女性主要キャラ(空豆)の振る舞いが、どこか納得しがたいこと、なのだ、と焦点を絞った。
『1Q84』についての腑に落ちない感じの背景を考えながら、村上小説の過去作を読んで、ときどき『1Q84』をパラ読みするって、読書がメインになってます。
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とか、以前の自分の読みが浅かった気がしてきて、再読は再読で面白い。
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石田衣良さんの小説I.W.G.P.の文庫版新刊『Gボーイズ冬戦争』が、9月に出た。この本は、シリーズ本編の7冊目で、単行本は、2007年4月に刊行されたもの。
単行本の最新作は、今は、9冊目の『ドラゴン・ティアーズ 龍涙』(2009年8月刊行)になってる。
小説I.W.G.P.の本編シリーズは、主人公で語り手キャラのマコト(真島 誠)のキャラクターに変質がうかがわれる。長く書き継がれているシリーズだから、変化がある方が自然ではある。
けれど、アタシとしては、若い頃のマコトの言動にみられたピーキーなような感じが薄くなってる気がして、そこは残念。
このマコトの変質については、多分、2008年に双葉社から単行本刊行されて、まだ文庫落ちしていない『夜を守る』を読み併せてみると、いいと思います。
後、2009年9月には新潮社から『6TEEN』が単行本刊行された。アタシは、まだ未読だけど、『4TEEN』の続編的な本であるようなので、関心はある。単行本には書き下ろしも収められているという話なので、期待してもいいかも。
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マンガ:
マンガは、ほぼ、アタシ的レギュラー・タイトルを読んでる程度、一条ゆかりさんの『プライド』、浦沢直樹さんの『BILLY BAT』、立原あゆみさんの『仁義S』、ひぐちアサさんの『おおきく振りかぶって』。
もしかしたら妙な取り合わせなのかもしれないけど。いーじゃんか、別に(笑)。あ、後、和久井健さんの『新宿スワン』も面白いです♪
読んでるマンガで1番気になるのは、『ビリーバット』。無茶苦茶な展開で、何がどうなるのか予想を許さないとこが面白い♪
多分だけど、このマンガは、『20世紀少年』の延長上の創作なんじゃないかな。
続き物とか、そーゆーことではないですよ。作品の焦点になるだろう事柄が、『20世紀少年』で描かれたそれの、延長線の先に目指されてるのではないか(?)ってことです。
もし、そうだとしたら、ちょうど『PLUTO』と『MONSTER』を相互参照しながら読み返すと面白いのと同じように、『20世紀少年』と『ビリーバット』も相互参照しながら読むと、面白さ倍増になるんじゃーないかな(?)。多分、だけど。
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その他:
ここでは「その他」って括りにするけど、第1四半期、第2四半期から引き続きで、批評書、思想書の類の再読も、たらたらと。
やっぱり竹田青嗣さん、西研さんの本が多い。
後、『1Q84』で、大きな題材としてカルト教団が扱われてるので、新々宗教とか、コミューンとかの関連書もパラパラ読んでる。
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◎アニメなど
「アニメなど」って項目名にしたけど。ともかく、アニメよりも、過去の「仮面ライダー」を観なおしてる今日、この頃(笑)。
アニメは、もう、CSのリラン(再放映)に頼りきっちゃってますねー。
ちょうど先日、『仮面ライダー電王』と、『仮面ライダー555』は、映画版も併せて一通り観なおしたところ。
今は、『仮面ライダー龍騎』と、『仮面ライダークウガ』を観なおしだした。
観直すと、色々思うことはあって。
例えば、いわゆる「平成ライダー」と呼ばれる作品群が、本格的に「平成ライダーらしく」なったのは、3作目の「龍騎」からよねって思う。
クウガ(1作め)とアギト(2作め)は、むしろ「昭和ライダー的」なものの、アップ・デート改訂版、みたいな感触で。その意味では『仮面ライダーBLACK』に似た感触。同時に、クウガはBLACKのリヴァイズ版って印象もある。
もちろん「昭和ライダー的」「平成ライダー的」と言っても、各作品に色々な比率で配分されてる要素の取り合わせで「感じ」が表現されるもの。だから、作品タイトルできれいに線引きできるわけではない。あくまで濃度とかで言えるだけのものなんだけど。
あるいは、アタシが想定している「昭和ライダー的」なものには、4作めにあたる555で、1度、極端な突き詰めが達成された面もある。
555の場合、劇場版『パラダイス・ロスト』と併せた、突き詰めには、達成感が感じられる。
555では、昭和ライダー的なものを極端に突き詰めたので、なんか、それまで観たことのないライダー作品、みたいな印象が強まってる。
555の主人公は、怪人(一種の特殊な獣人)で、自分の正体とゆーか、獣人であることを作中ひた隠しに隠してるところからはじまって、たまたま仮面ライダーに変身するシステムを委ねられる。
主人公は獣人でもある自分への自己不審がかなり強くて、はじめ煮え切らない。けれど、人間を守るために戦おう、とか思って。その後、獣人の内にも人間性を持ってる奴もいることを知って、また煮え切らなくなって、変身ベルトを捨てたりなんだり。
そういう色々を重ねて、最終的には、自分は獣人だけど人間でもあるので、その人間性みたいなものを守るために戦う、って境地に至る。
そーゆーわけで、「昭和ライダー的なもの」の一面--一部だけど、コアに凄く近い部分の一部を拡大しながら、ともかく突き詰めたような作品が、555。
555に続く剣(5作め)なんかは、印象の上では、実際以上に昭和ライダーぽい印象が濃く感じられるくらい、555の突き詰めは凄い。(比べちゃえば「剣」って、割り食った感じ??)
そんなふうに「昭和ライダー的」「平成ライダー的」と言っても、綺麗に分けられるわけでも、一律な物差しで計量できるわけでもなく。いわゆる平成ライダーの作品も、それぞれに色々な試みにチャレンジして、ジグザグに進んできたり、時には迷走感をかもし出したりもしてきたのですが。
アタシが思うには、過去の平成ライダーで555の達成と並ぶのは、『仮面ライダー電王』じゃぁないかと思える。
例えば、仮面ライダーってのは原型的には、「戦いが終わると1人でバイクに乗って遠くへ去ってく」キャラだった。異形性が強いヒーローで、作品内的には、脱走した怪人だったりするんだから、ある面自然なんだよね。
あるいは、バリエーションで、死が暗示される終わり方(555とか)。これもライダー的なんだけど。
電王は凄い。主人公は、TV版のラストで、変身システムを返上して、普通の人間に戻って終わる。(特異点じゃーんて設定はあるけど、あの設定は、時間改変の陰謀がなければ、作中の世の中では、意味のない設定なのだ)。
それくらい、昭和ライダー的なものとかけ離れたヒーローが電王なんだけど。
ともかく面白くていい♪
“未来からの侵略者”イマジンや、イマジンの首魁カイの描写もいい☆
カイは、ボス級の敵キャラとしては、とてもとても今風で、そこがいい。自滅してく様子にも納得力あるし。
じゃぁ、「電王」って番組の内で、「昭和ライダー的なもの」は何かと言うと、電王と共闘するもう1人のライダーゼロノス。これが凄く昭和ライダー的なヒーローで、悲壮感あふれるヒロイズムを体現してる。
特に、終盤出てくる先代ゼロノスは昭和ライダー的で。それだけに、先代ゼロノスと電王とのすれ違いは、観ててとても面白いのだ♪
とゆー感じで、ハッキリ言えば、ここのところ観てるのは、もっぱら「平成ライダー」(笑)。
そう言えば、オンエア中の『仮面ライダーW』も、観てます観てます。
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