【企画】プロット 「鬼刎伝説」
【コンセプト/テーマ】(200字=40字×5行)
不死身の妖怪「鬼」と、鬼退治専門の退魔師「鬼刎(おにばね)」の戦いを描く。王道
のバトルアクションと、それに人間の愛の不条理さを加えた、現代和風伝奇ファンタジー。
やや後味の苦いエピソードを複数書くことで、真剣に生きる人々の「優しさ」というもの
を様々なスタンスで描き、「本当の優しさ」が存在しない事をほのめかすと同時に、「信
念を持って生きる」ことの大切さを訴え、読者の中にポジティブな気持ちを芽生えさせる。
【登場人物】(2~5人、600字=40字×15行)
▼篁嶽斗/緑剄士・颶爪(たかむらたけと/ろっけいし・ぐそう)。18歳の男。目付きが
悪く、黒い短髪で一見乱暴者っぽいが性格は人なつっこい。2学期の頭に転校してきてか
ら2週間、毎日ケンカだ遅刻だと問題を起こし、クラス委員の早紀には早速目を付けられ
ている。その正体は鬼刎という退魔師の一人。この町の鬼を祓う任務で、転校を装って派
遣された。両親は死去。同じく鬼刎である姉と弟がいるが別の任務のため、それぞれ別居。
▼朱鷺田朧月/赤剄士・熾扇(ときたろうげつ/せっけいし・しせん)。74歳の男。鬼刎
組織のトップ「五師」の一人。なかば隠居して東京の下町で一人暮し。近所に住む真姫は、
十年前に彼女に憑いた鬼を祓ってからの付き合い。真姫からの信頼は篤く、真姫の娘の名
付け親になる。縁側で猫と戯れることに憧れていたが、猫アレルギー。五歳上の妻は三年
前に病死。それ以来、毎日遊びに来る真姫の娘に、茶を飲みながら昔話を語るのが楽しみ。
▼杜礼華/黒剄士・獄砂(もりあやか/こっけいし・ごくさ)。16歳の女。鬼刎の五つあ
る流派の「第六派」に属する。洒落っ気がなく無口で無表情な美少女。憑いた鬼を何度祓
っても、心の弱さ故に何度も鬼憑きになり、最後には魂を食われてしまった恋人がいた。
その彼を討って以来「鬼憑きは癖になるから、一度憑かれた人間は全て殺す」という信念
を抱く。それは残された人が何度も同じ悲しみを味わわない様にとの歪んだ優しさである。
【世界観/舞台設定】(200字=40字×5行)
舞台は現代日本。この世には人に害をなす「鬼」と、その鬼を祓う「鬼刎」の戦いが常
にあった。鬼は異界の住人で、人に憑いて魂を食らう「憑鬼」が一般的。死者の魂に憑く
「鬼神」、器物に憑く「付喪」、動物に憑く「妖怪」もいる。鬼刎は神通力を持つ、鬼と
戦える唯一の戦士たち。憑鬼に憑かれても、魂を食い尽くされてなければ、神通力によっ
て鬼を祓えば人間に戻せる。だが魂を食い尽くされれば人間には戻せず、討つしかない。
【あらすじ】(400字=40字×10行)
第一章。嶽斗と早紀は「ケンカするほど仲が良い」を地で行くクラスメート。だが、早紀
は鬼憑きだった。嶽斗は早紀を救うと誓うが力及ばず、早紀は魂を食われて、もう助から
ない。使命に従って早紀を討つ決意をする嶽斗。嶽斗は泣きながら早紀だった異形を討つ。
第二章。鬼憑きとなった真姫は、十年前に自分に憑いた鬼を祓い救ってくれた朧月を頼る。
しかし時既に遅く、魂を食い尽くされてしまった真姫。朧月は真姫を討つが、それを見て
いた真姫の娘の舞衣は、母を殺した「鬼」を討つために、自らも鬼刎になろうと決意する。
第三章。転校生の礼華に一目惚れする彰。彰の恋人の翔夏が、彰の心を取り戻そうと試し
た怪しいおまじないは、鬼を呼ぶ呪術だった。鬼憑きとなったが、鬼を祓えば助かる翔夏。
だが鬼刎の使命よりも己の信念に従った礼華は、泣いて命乞いをする翔夏を無表情に討つ。
第四章。嶽斗、朧月、礼華の三人の新たな任務は、鬼神の討伐。鬼神は、日本を支配し鬼
の国を作るという。使命と信念に従い戦う三人だが、逆に捕らえられる。そこに鬼刎、白
剄士・光稀(はっけいし・こうき)となった舞衣が現れ、四人は力を合わせて鬼神を討つ。
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