『仮面ライダーW』第5話~第8話印象記:ハードタービュラーは仮面ライダーぽくはないけど好き♪

 キー局、テレビ朝日で放映されてる変身ヒーローものドラマ仮面ライダーW』を観ての印象記。
 第5話~第8話を観ての印象です。

 2人で1人のヒーローに変身する仮面ライダーWのドラマは、今のところ、1エピソード前後編の構成で放映されてる。
 なので、第5話-6話は、第3エピソード。 鳴海探偵事務所に属す私立探偵、左翔太郎(演者=桐山漣さん)は、舞台になる架空都市、風都で、第2風都タワーなるインフラ施設の建設推進を図ってる女性議員の身辺警護を引き受ける。
 翔太郎は、Wに変身する時、ボディを提供してる様子のキャラ。

 第7話-8話は、第4エピソード。翔太郎の相棒、フィリップ(演者=菅田将暉さん)は、彼が脳内でアクセスする膨大なデータの内に、閲覧不能な本(のイメージ)の情報を発見。中身が知りたい気持ちを抑えられなくなったフィリップは、ストリート・ダンスの幻の振り付け「ヘブンズ・トルネード」の実態を知るため、出かけちゃう。
 風都で暗躍する怪人(ドーパント)の背景で蠢く犯罪組織、ミュージアムに狙われているフィリップは、普段は引きこもって暮らしているのだが……。

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 今のところ、コミカル・タッチで快調に展開されてる『仮面ライダーW』。
 ヒーロー・アクションものとして楽しむ分には、特に悪くないです。

 例えば、ヒーローが搭乗するビークルが、カッコイイ
 ベースになるハードボイルダーは、いわゆるスーパー・バイクだけど、ユニットを換装すると、ホバリング・マシーンのハードタービュラーや、水中、水上高速移動機ハードスプラッシャーにモード・チェンジ。
 状況に合わせて展開される、カー・アクション……てゆーか、ビークル・アクションがスピーディーだ。アタシは、ハードタービュラー好きだな。仮面ライダーぽくはないけど(笑)。

 敵役にあたる怪人(ドーパント)は、ある程度巨大化するタイプ、しないタイプなどが取り混ぜて出てきて、これもいい。エピソードによって、アクションのタイプが変わるからね。
 例えば、第4エピソードの敵役ゴキスターは、キモすぎる造形に笑っちゃったんだけど。主人公にも勝ろうというスピードで、Wを翻弄とか、ちゃんと仕組んであって楽しく観れました。
 後、やっぱ第4エピソードで登場したスミノドンのドーパントは気に入ちゃった♪ ペットの動物(ミックくん)が、悪の組織の幹部ってゆーのは、これは目新しい(笑)。先々での再登場が、楽しみです♪

 逆に、観てて気になるとこを強いて挙げると--。
 まず、ヒーローの活躍が、風都ローカルに限定されてること。
 風都の情景で、往来する群衆とか、地下街や繁華街みたいな、都市っぽい場面がほとんど観られないこと。のどかな雰囲気すらしてる(笑)。アタシ的には気になるけど、もしかしたら、これは、架空都市「風都」の持ち味かもしれない。
(アタシ的には、もうちょっとゴミゴミ、ワサワサした雰囲気の街角も織り交ぜてくれた方が、都市っぽくて好きなんだなー)

 上に挙げた、気になるとこ2点は関連もしてて。なんだかヒーローの活躍を、コンパクトな感じにしてると思う。
 ただ、今のところは、派手なビークル・アクションや、ヒーローの体色が変わると能力も変わる、バラエティー豊かなヒーロー・アクションで補われてる。
 それで、今のとこは楽しんで観れてます♪

 後、敵組織ミュージアムの黒幕、 園咲一族が、なんてゆーか、仮面ライダーの悪役ってゆーより、スケバン刑事とかの悪役みたいな雰囲気。海槌3姉妹とか、あーゆーの。
 これは、仮面ライダーも好きな、変身ヒーローファンとしては、ちょっと食い足りない気もするんです。別に、園咲一族が悪いとも言えないんだけど、もうちょっと大掛かりな悪役集団の方が、やっぱり仮面ライダーらしいかなー、とは思う。
 これについては、シリーズが展開してくに応じて、何か大きな仕掛けが出てくることを期待したいです。

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 さて、『仮面ライダーW』は、平成ライダーと呼ばれる作品群の11作めにあたる。
 前後編仕立ての2話で1エピソードを基本にする展開は、平成ライダーの基本パターンでもあるんですけど。
 過去の経験から言うと、4回分2エピソードで、主人公キャラの抱える、もんだいの焦点みたいのが、印象付けられてるタイトルは面白い。
 同じように、8回分4エピソードで、ドラマの焦点になるような関係の描写が、印象付けられてるタイトルは面白い。

 アタシの観るところ、「主人公キャラの抱える、もんだいの焦点」は、多分もう描かれてると思う。
 いや、こーゆーのは、番組が進むと、ああ、このネタは第1話から描かれてたよね、とか気付くことが多いので。今のとこは予想にすぎないですけど。
 多分、今のところ会話で名前が聞かれるだけの、先代鳴海探偵とかが、主要キャラの人間関係のキーだか、渦の中心だかになってくんじゃないかな(?)。その意味では、今年の冬公開予定の、劇場版映画『ビギンズナイト』(仮面ライダーW エピソードゼロ)も、楽しみ♪

 「ドラマの焦点」の方は、多分、フィリップ君が脳内でアクセスするデータ・アーガイブ「惑星の本棚〔ほしのほんだな〕」と、ドーパントの変身用チップガイアメモリが関係してくんだと思うな。
 だって、ガイア⇔地球⇔惑星ってつながりあるじゃん。
 山勘だけど、ミュージアムが、フィリップ君の脳内から「惑星の本棚」の情報を吸い出すと、今までより強いドーパントを生み出すガイアメモリー作れるとかね。ありそう♪
 こっち方面のネタも『ビギンズナイト』に期待してもいいかもしれない。

 とかゆー感じで、今のとこはまずまず、楽しんで観れる『仮面ライダーW』。
 まだまだ、面白くなってく余地はあるはずだゾ、ってことで、期待しながら観ていきたいと思います♪

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【おまけ】『仮面ライダーW』資料メモ
第5話「少女…A/パパは仮面ライダー」
監督=黒沢直輔、脚本=三条陸、キー局オンエア=2009年10月4日
第6話「少女…A/嘘の代償」
監督=黒沢直輔、脚本=三条陸、キー局オンエア=2009年10月11日
第7話「Cを探せ/フィリップはそれを我慢出来ない」
監督=田崎竜太、脚本=荒川稔久、キー局オンエア=2009年10月18日
第8話「Cを探せ/ダンシングヒーロー」
監督=田崎竜太、脚本=荒川稔久、キー局オンエア=2009年10月25日

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 『仮面ライダーW』の第9話~第10話、「Sな戦慄」の前後編は、面白い♪
 「ライダーW」を毎回欠かさず観てない人にも、この前後編、お勧めしちゃう。それくらい面白い♪
 前後

覚書:リボルギャリーが支える、ユニット換装ビークル編成のアクション

 覚書です。
 親記事にも書いてるみたいに、『仮面ライダーW』では「ヒーローが搭乗するビークルが、カッコイイ」のですけれど。
 実は、アタシ、最初リボルギャリーのことが、ちょっとピンと来てなかった。
 何度か回を重ねて観てる内に、すーっと、あ、これはカッコイイのだわ♪ って、思えるようになったのね。

 親記事に書いてないことも補足しながら書くと、補助マシーンのリボルギャリーが、「縁の下の力持ち」風でいいですね。表現面で、Wのビークルアクションの面白みを、土台で支えてるのは、実はリボルギャリーと思える。

 リボルギャリーと、換装ビークル4タイプとの編成で、Wの機動性が凄く幅広くなってる。
 アクションの合間にテンポ良く、ビークルのユニットを換装する場面も、短くカッコイイ☆
 走ってるリボルギャリーに、走りながら基本形ハードボイルダーを飛び乗らせて換装、とかね。あーゆーのが、カッコイイのだわ♪

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 番組観てる人は、ご存知のように、リボルギャリーは、ちょっと大きめのビークル。ゴツイ感じですけど、8輪で高速オフロード・マシンて印象。
 CGの使い方が巧いと思います。大型モンスターに体当たりして、Wの急場をしのぐリボルギャリーとか、ああいう使い方が巧いなー。

 リボルギャリーって、Wのスーパー・ビークルの移送車って設定らしくて。実態としては、「動くガレージ」(笑)ですよね。

 最初、ピンと来なかったけど。実はこの設定と、使い方が巧い。良く練られた設定だし、使い方だと思います。

 まず、仮面ライダーって、「スーパーバイク、どうやって隠してるのかしら?」ってのは、昔から割りと謎で(笑)。
 バイクも変形(というかハッキリいえば“変身”)するタイプはいいんですよね。
 Xのクルーザーとか、アマゾンのジャングラーとか、「目立つし、車検証ついてないだろうし(笑)、どーしてるのかしら?」みたいな。

 仮面ライダーBLACKの南光太郎なんか、バトルホッパー、ロードセクターと、スーパーバイク2台も持ってて。2台ともどっか倉庫みたいなとこに隠してたり。割りと無理な感じもするんですよね。光太郎は、ほぼ単身で敵性組織ゴルゴムに対抗してたから。
 ここで、BLACKなり、光太郎なりを陰なら支援してる篤志家、みたいな作中キャラが実は倉庫のオーナーで、みたいな描写があれば、解消される不自然さなんだけど。BLACKについては、その手の描写はなかったと思うな。

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 Wのスーパーバイク、ハードボイルダーは、基本形は普通のバイクで、リボルギャリー搭載のユニットを換装すると、幾つかのタイプに代わる。ここもいいな。
 基本形ハードボイルダーは、あんまり目立たないシンプルな形状だから。
(ハードボイルダーでも、設定で「スタートダッシュモード」とか呼ばれるらしい、スーパーバイク的フォームも、あるんですよね、第10話「Sな戦慄/名探偵の娘」で使ってた)

 じゃぁ、リボルギャリーは、普段はどこに隠してるか? って言うと。これも、番組観てる人はご存知だけど、普段は「ガレージのふりしてる(笑)」。

 こーゆー設定も、クソリアリズムで突き詰めてけば、きっとどっかに無理もあるんでしょうけど。
 「ヒーローものなんだから、細かいことはいいじゃないか」と言わんばかりに、あからさまな無理を押し通すのではなくて、「だいたいこんな線で」って感じで、気を配ってる様子は、アタシは好ましく思います。

 もちろん、リボルギャリーや、ユニット換装ビークルがかっこよくて、それらを使ったアクションもかっこいいことが、前提ですけど。Wの番組は、その辺は軽々クリアしてますから。
 結構、細かく違うビークル・アクション(カー・アクション)も観せてくれてて、芸が細かいし♪

 それから、リボルギャリーとかを、脳波コントロールみたいな感じで、フィリップが操ってるらしい描写、あれもいいですね。

 翔太郎の身体に、フィリップの意識が完全同調してWをやってるときは、フィリップの肉体の方は失神してるので。陰が薄くなりそうなもんだけど。
 フィリップのセリフが被る時は、Wマスク右眼がチカチカしたり、スーツアクターさんも頑張ってられる。
 そこに「フィリップ、リボルギャリーを」「もう、呼んでるよ」みたいなやりとりも入ると。あー「2人で1人」だわね、とか思ったり。
(実は、脳波コントロールはラリボルギャリーだけじゃなくて、ハードタービュラーとかにも使えるようですけど)

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 とゆー感じで、リボルギャリーを移動式換装ユニットガレージにしてるWのビークル。
 メインマシン自体もいい。

 仮面ライダーにとっての2輪マシンって、ただ単なるハードウェアではないのね。
 ヒーローが「どこからともなく現れ、どこへともなく去っていく」ことの、シンボル性を担う、伝説的なアイテムでもあるのだわ。
 例えば、過去に「TV番組をイメージ・ソースにして」TV雑誌や少年月刊誌なんかに掲載されたマンガだと、ライダーのスーパーバイクは洋上も平気で走っちゃう(笑)。ハワイだろうと、オーストラリアだろうと、どこへでも走っていきそうな勢いすらある(笑)。

 その辺、仮面ライダーWは「風都の都市伝説」ですから、比較的限定されたエリア内で忽然と消える(実はリボルギャリーに収納された)とかね、手品の種明かし風ではあるけれど、面白い。面白い観せ方も工夫してるし。

 それに、仮面ライダーってヒーローのアーキタイプには、スーパーバイクについても、オールドファンであるほど、原型的なイメージがあるんですよね。

 それは、フルカウルなスピードレース仕様風のバイクが、どっかーんっ☆ て、大きな爆煙を背景に背負いながら、“ぶぉぉぉぉーんっ”てジャンプするショット。

 この原型的なスーパーバイクのイメージは、Xのクルーザーとアマゾンのジャングラーあたりで、重量型って方向性である種限界点に1度到達。ストロンガーのカブトローで、モトクロス系のバイクに転じて、軽快なバイクアクションが、表現上追求された。

 仮面ライダーBlackの南光太郎が2台スーパーバイクを持ってた話は、もう触れたけど。実は、バトルホッパーがモトクロス型で、ロードセクターが(強いて言えば)重量型スーパーバイクだった。

 この辺、いわゆる平成ライダーだとどうだったかって言うと、最初の仮面ライダークウガの時から、バイク自体のモードチェンジって趣向を取り入れてきてた。
 例えば、クウガのメインマシンは、高機動型のトライチェイサー、ビートチェイサーだったけど。これは超古代飛行機ゴウラムの変形態と合体して、重量級スーパーバイク、トライゴウラムやビートゴウラムに“化ける”(笑)。

 こう観てくると、Wでリボルギャリーをベースに機動されるユニット換装ビークル編成は、状況に応じた多彩なアクションを、テンポ良くつないでいく、って方向性でよく練られた設定と思える。

 何度でも書くけど、設定がいいだけではない、とこもいい。
 観せ方もよくて、毎回細かな料理法も変えてくる芸の細かさもいい。
 そーゆーことだと思う。


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