印象記:『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』は、強引だけど、楽しめた♪

 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』を、上映初日に観てきました。

 強引な映画だったけど(笑)。強引なとこも含めて、アタシは楽しめた♪

 印象が薄れない内に書いておきます。
 これから劇場に行く人は多いでしょうから、興をそぐようなことを書かないように気をつけますけど。その分、曖昧な書き方は増えるかもしれない。

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 印象にすぎないけど、強いて記せば、「仮面ライダー×仮面ライダー」の映画は、3部構成のそれぞれのパートで、強引さの強さも違えば、物語の広がり方も違う。

 パートIの、「仮面ライダーディケイド真の結末(完結編)」は、なんかよく考えると、あちこちネジレたとこやハショられたとこがあるはずだけど。そこを、強引さで押し切ったような感じ。
 結構、細かなセリフとかに、意味深なとこもあったりすると思うけど。
 「真の結末」にしては、「ディケイド」ってタイトルの謎は増えたはず(笑)。

 パートIIの、「、真のはじまり『ビギンズナイト』」は、これはアタシ断言しちゃうけど、傑作な番外編エピソード。
 強引なとこはほとんどない。逆にすごくキッチリしてる☆

 パートIIIの「W&ディケイド(MOVIE大戦2010)」は、これまた凄く強引(笑)。
 「ディケイド完結編」と違うのは、ネジレを感じさせるようとこはほとんどないとこ。ハショりは、あるかな(笑)。
 物語の広がり感は、結構あって気持ちいいのね。でも、多分、この広がり感は、仮面ライダーのファンでないと感知しづらいかもしれない。
 ライダー・ファンでも、いわゆる“平成ライダー”の評価が高い人ほど、「広がりを期待させるエピローグ」のように、気持ちいい感覚を楽しめる、んじゃぁないかなー??

 と、ゆーわけで、全体としては強引さの目立つ映画だけど。後味はいい。
 劇映画としてキッチリつくられた「ビギンズナイト」のパートが、全体に安定感を与える感じになってるとこも高得点。

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 まず、パートI「ディケイド完結編」ですけど。
 夏のディケイド映画(『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』)もそうだったけど。詰め込みすぎです。でも、アタシ的には「オールライダー対大ショッカー」は、今イチ乗れなかったけど、「ディケイド完結編」は楽しめました。

 やっぱり、光寫眞館御一行様の描き方が違うと思う。
 「MOVIE大戦2010」のオフィシャルサイトで観れる「予告トレーラー」では、門矢士(演者=井上正大さん)が「俺はすべての破壊者だ、俺はそれを受け入れた」って言うとこが使われてて。そして「士=ティケイドは、世界の破壊者となって、次々仮面ライダーたちを倒してく」。この辺は、色んな事前情報でも書かれてますよね。

 でもね、映画観ると、やっぱりユウスケ(演者=村井良大さん)や夏海(演者=森カンナさん)あたりが、士を止めなきゃって思う気持ちと、他のライダーたちが、ディケイドに立ち向かおうとする気持ちは、違う感じなんですよね。
 そこに海東(演者=戸谷公人さん)や、岬ユリコ電波人間タックル(演者=広瀬アリスさん)が、さらに別な感じで絡んできて。いい味だしてたのだわ。
 タックルよかったなー♪
 それとか、倒したライダーたちのカード観てる士のシーンとか。シーンとしていいとこや、いいセリフが印象に残ってます。

 例えば、紅渡(演者=瀬戸康史さん)が、結構正直なこと言っちゃった(笑)と思います。
 セリフだけシンプルに聞いてると「渡クン、キミ、前言ってたことと、この映画で言うことと、矛盾してない?」とかも思わなくもないんだけど(笑)。多分、言葉が少ないので、そうも聞こえる、なのでしょう。

 ともかく、なんかね、記憶で書くけど、渡が「ディケイドには、元々物語なんかないんだ」みたいなこと言うのよ。アタシ、このセリフ聞いたとき、「あ、言っちゃったわー(笑)」とか思ったのでした。
 でも、夏海や海東の方は、渡のセリフ聞いて、そんなの酷い、とか思って頑張るのね。

 結局、1度は「世界の破壊者」の立場を受け入れる士だけど、行くとこまで行った後で、吹っ切る感じ。
 やっぱり記憶で書くけど「旅をすることが、俺たちにとっての世界なんだ」みたいに士が言うとこが、あったはず。
 アタシには、この辺の士のセリフ「もう、自分の世界探しとかに拘るの、止めたもーん」的に聞こえた(笑)。

 かくして、光寫眞館は、士と共に「通りすがりの寫眞館」になるんじゃぁないのかな(?)。なんかアタシ的には、そんな感じで楽しんじゃいました(笑)。

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 パートII「ビギンズナイト」は傑作の、番外編エピソード♪

 多分、30分前後のはずなのに、すっごい濃厚☆
 でも、テンポよく、トントントンと小気味良く展開♪
 そして、吉川晃司さん演じる、鳴海壮吉が渋い。仮面ライダースカルもカッコイイ☆
 さらに、生前の壮吉に「帽子の似合う男になれ」と、後事を託された翔太郎(演者=桐山漣さん)。「まず、この牢獄を出て自由になれ、そして罪を償え」と、道を示されたフィリップ(縁者=桐山漣さん)のそれぞれもいい。
 「僕たちは、2人で1人の探偵だもの」って、TV版本編でおなじみのセリフに、込められる深みが増したっ♪

 「ビギンズナイト」については、もう少し詳しい印象記も書いてみました。「印象記:仮面ライダーW『ビギンズナイト』は、傑作♪」です。よければ、そっちも読んでね。

 そっちにも書いてるけど、現在TV放映中な『仮面ライダーW』の、完全な番外編になってて、そこはいいと思うんです。
 つまり、「ビギンズナイト」を観なくても、これから先のWの放映はきっと楽しめると思う。
 でも、「ビギンズナイト」も観た方が、W本編の味わいも深くなる、そんな番外編エピソード☆

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 とゆーわけで、強引さの目立つパートI、きっちりしてるけど小気味いいパートIIときて、最後がパートIIIの「MOVIE大戦」。これが又、強引で(笑)。

 なぜか、パートI、パートII双方の決着(?)が、パートIIIでつけられるって強引さ。
 面白いから、いっかー、しょーがない(笑)って感じ。
 もーね、激突!! リボルギャリースーパークライス要塞☆ とか、ファイナルフォームライド9連ちゃん(笑)とか、見せ場すし詰めな面白さ♪

 先日、別の記事で紹介した、「花まるシネマ」の中山治美さんは、レヴュー記事で「世界の破壊者となってしまったディケイドのその後と、W誕生秘話という2つの全く異なる話がどうつながり、両者が力合わせて強大な宿敵と戦うラストへ向かうのか?/これが予想だにしない展開と、まさかの必殺技炸裂で口あんぐり。製作陣の、人気におごらぬチャレンジ精神を買った」って書いてるけど。

 観たらわかったわ、アタシ。
 そこは「口あんぐり」するとこじゃぁないです。後の方に、もっとビックリするとこがあります♪
 少なくとも、TVの『仮面ライダーディケイド』観てた人は、別に、そこでは口あんぐりしないはず(笑)。

 多分ね、ディケイドが自分ではコントロールし切れてないオーロラ(異世界障壁)呼ぶ能力が、異世界のWとシンクロして発動しちゃった感じで。ディケイドとWが、世界を越えて、呼び寄せあっちゃったような感じなのね。

 衒いもなく、正面切ってやっちゃう描き方は、強引でも気持ちいいんだけど♪
 でも、こんなとこで「口あんぐり」してたら、『仮面ライダーディケイド』どころか、『仮面ライダー電王』や、『仮面ライダー龍騎』だって、観たら顎が外れちゃう(笑)。

 アタシに言わせてもらえば「製作陣の、人気におごらぬチャレンジ精神」は、もっと後の方なのよ。例えば、士が翔太郎&フィリップと別れるときに、珍しくシャレた真似するのね(笑)。

 いや。珍しくじゃぁないのか(?)。
 新たな旅に向かうことにした士は、これまで引きずってたいろんな迷いを、かなり吹っ切った感じがしてて。
 で、「これは、お前が持っているべきだ」って言って、とてもいいものを翔太郎に渡すと、どっかの世界に流離って行っちゃう感じなの。
 翔太郎の方は、と言えば、うれし泣きで泣いちゃうのね。

 何が、どうなるかは観てのお楽しみだけど。
 TV版の士だったら、何かもっともらしいこと口にして、言いくるめをかけてくるところ(笑)。
 行いで、考えを示すなんて、成長じゃーん。
 アタシは、あー、士も、ちょっとは変わったわね、と思ったのでした。

 つまり、正確に言い直すと、パートIIIでは、パートI、パートII、それぞれのドラマのエピローグが描かれてて、その描かれ方がとても気持ちいい。
 敵を倒すとかの、お話の上の決着は、パートIIIになだれ込んでる形なんだけど。
 ドラマの決着は、パートI、パートIIで、もう、それぞれに着いていて。
 パートIIIは、楽しめる戦闘シーンの後に、ディケイドとW、それぞれのドラマのエピローグが描かれた。
 それで、映画全体の後味を、とても良くしてる。

 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の、印象としてはそんな風です。
 仮面ライダーファンにはお勧め♪
 ことに、平成ライダーの評価が高い人向け☆
 『仮面ライダーW』ファンの方には、特にお勧めです♪

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Drupal.cre.jp から 木, 2009-12-24 08:43 受信

 仮面ライダーWの、EPISODE0「ビギンズナイト」を、アタシは楽しみにしてた。
 “EPISODE0”って、要するに「誕生秘話」のことだから、楽しみじゃん♪
 観ても、期待は裏切られなか

補足コメント:「仮面ライダー×仮面ライダー」田崎龍太監督の仕掛け

 親記事の補足コメントです。
 ほんとに補足で、親記事に書いてることの修正とかを書くわけではないです。

 ただ、親記事を書いてた時点では、アタシの方でも、映画の印象がわーっと混乱したまま書いてる面はあって。スッキリ整理させる視点ってあるよね、と「後から」思ったので、それを補足。

 できたら、この補足コメントは、『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』を観た後で読んでもらった方がいいかな(?)。
 別にさしたるネタバレとかも書かないから。その意味では、観る前の人に読んでもらっても、構わないのですが。

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 さて、親記事にもあるように、映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』は3部構成ってことになってます。

 つまり、--
パートIが、「仮面ライダーディケイド真の結末(完結編)」
パートIIが、「W、真のはじまり『ビギンズナイト』」
パートIIIが、「W&ディケイド(MOVIE大戦2010)」
--の3部構成です。

 でも、これは、映画としての構成面の話なんですね。

 アタシが思うには、映画を「観た方」は、むしろ、次のように「思い返して」みるといいだろう、と思えます。
 パートI+パートIIIが、「実質上のディケイド番外決着エピソード」で、パートII+パートIIIが、「実質上のW番外編EPISODE0」。
 こう思った方が、内容はスッキリ掴めるはず。

 つまり、パートIII「W&ディケイド(MOVIE大戦2010)」を、「たまたま」パートIの後編と、パートIIの後編を兼ねた、超時空チーム・アップなエピソード、と思ってみる。

 ここ、微妙なとこなんですけど。
 映画は、もちろん、パートI、II、IIIの順に上映されます。
 それで、幻惑感みたいな感覚も楽しめるはず、と思います。

 パートIの飛躍に満ちた展開と、パートIIのキッチリした展開、そしてパートIIIのド派手な展開。
 並みの監督さんが撮ったら、喰い合わせの悪い幕の内弁当みたいな感じになりかねない。
 そこを、トータル感もある映画に纏め上げたのが、田崎龍太監督の力量でしょうし。そのために活用された、有力な武器の1つが「幻惑感」だと思うんです。

 全部で90分の映画、目の前で繰り広げられてる画面やドラマを楽しんでると、あれよあれよと物語りは進んでく(笑)。はっきり言って、これは楽しい。

 ただ、観終わった後、混乱した印象だけを残しとくのは、アタシはもったいない気がしてます。余計な差し出口かもしれないですけど(笑)。
 つまり、幻惑感は楽しいんだけど、それに委ねとくだけではもったいないような中身もある映画、とアタシには思える。そういう意味です。

 で、映画を観た「後」では、「パートI+パートII」の物語と、「パートII+パートIII」の物語が、絶妙に編み合わされた作品。そんなふうに思い返してみると、これまた結構楽しい。楽しさ倍増♪ そんなふうに思います。

 アタシも、親記事を書いた「後」に、「仮面ライダーW『ビギンズナイト』は、傑作♪」って、別の印象記を書いてる「途中」で、仕掛けに気付いて。あ、そっかー、と思ったのでした。
 判ってみれば、色んなセリフの意味とか、カットの含意とか、新しい気付きもあって、楽しい♪

 アタシ的には「パートI+パートIII」で観ると、とてもディケイドらしい前後編エピソードと思えるし。ディケイドの番外エピ完結編としても、出来はいい、と思うのでした。

 一方、「パートII+パートIII」はどうかと言うと。はっきり書くと「パートII」はそこだけでも高品質で、このパートだけでも、ほとんど成り立ってるんですね。
 でも、じゃぁパートIIにとってのパートIIIは余禄で、付け足しのようなものか? って言うと、全然そんなことない。

 親記事でもちょっとだけ触れてるけど、パートIIIの最後の方で、翔太郎が泣いちゃうとこ。あそこはいい場面なのだわ。仮面ライダースカルもカッコイイし。
 この辺の構成の妙が「田崎監督の仕掛け」なのよね。アタシ的にはそう思う。


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