ツイッターで書いてみた:政治童話『白い鳩』

 ツイッターの140字の制限で、お話を書くとしたら、寓話形式が似合うようです。
 試しに書いてみた『白い鳩』をブログにも掲載します。
 話の元ネタは、椎出さんのチャットでの一言からです。

1.
政治童話:白い鳩 とある島に、白い鳩が暮らしていました。白い鳩は島のみんながいがみあい、疲れているのが残念でなりません。「みんなが仲良く暮らすにはどうすればいいのだろう?」

2.
 白い鳩は小さな沢のせせらぎに相談します。「どうすればいいのだろう?」小さな沢は囁きます「それは権力を握るしかないね」この島の権力は、黒いカラスが握っています。

3.
 黒いカラスは権力が大好きで、それを使って島のみんなをいじめていました。白い鳩は島のみんなと協力して、黒いカラスから権力を奪いました。「さあ、これでみんなが仲良く暮らせる島になるぞ」

4.
 さっそく問題が生まれました。スズメバチの巣の問題です。ぶんぶんうるさくて怒りんぼうなスズメバチの巣。これを島のどこに移せばいいのでしょう? 白い鳩は考えます。「誰も犠牲にならずに、うまくやる方法があるはずだ」

5.
 でも、そんなものはありません。どこにスズメバチの巣を移しても、そこに住む動物たちからは、不満がでます。どうすればいいのでしょう? 白い鳩が小さな沢に相談すると、こう答えます。「黒いカラスのせいにして、あいつが決めた通りにすればいいのに」

6.
 白い鳩は考えます。でも、それでは結局、誰かがイヤな思いをします。「ねえ、何とかならないのかな? 僕は権力をそんな風に使いたくない。みんなを幸せにしたいんだ」白い鳩は島のみんなに相談しますが、誰もいい答えはありません。

7.
 最後に白い鳩は黒いカラスに相談します。「権力って大きな力があるんだから、いい方法がきっとあると思ったのに。どうして、うまくいかないんだろう?」黒いカラスは笑って答えます。「権力を使ったのでは、人を幸せにはできないよ。そいつは人にババを押しつける力さ」

8.
「じゃあ、みんなどうすれば幸せになれるんだい?」「自分の力で幸せになるしか方法はあるものか。不幸になるのを権力で禁止しても、幸せになるものか」白い鳩は悩みます。権力を使ってスズメバチの巣を誰かに押しつければ、問題は解決します。

9.
 でも、それでは白い鳩のやることは、黒いカラスと同じです。白い鳩は美しく白い羽のままでいたいのです。「いい方法はないかなぁ。誰かにババを押しつけない方法は?」そして今も、白い鳩は、悩んでいるのです。おしまい。

この記事へのトラックバックURL:

http://drupal.cre.jp/trackback/2994

これまでウン十年棚

これまでウン十年棚上げされてきた問題が数ヶ月でどうにかなる筈が無い訳で。
まぁ、白い鳩が適当に折り合いを付けてくれる事を祈るしか無いですな。

願わくば「色が違うだけで鳩は鳩」にはならない事を。


この記事をブックマーク

人気コンテンツ