『ご主人様は山猫姫4 辺境若輩英雄編』鷹見一幸 侘瑠徒攻防戦の第二戦始まる! 前半戦は両者互角の攻防。伏龍の「そしてこの顔である」なイラスト(p326)もお楽しみに!

 『ご主人様は山猫姫4 辺境若輩英雄編』。広島に入荷したのはたしか3/10の水曜日で、行きつけの本屋をのぞいてみると――ない。
 他の新刊は入っているので、店員さんに聞いてみる。

「今日発売の予定の『ご主人様は山猫姫』の新刊は?」
「午前中に入ったんですけどねー。全部売れてしまいましたー」
「何冊入荷したの?」
「8冊ですー」
「そこに積み上げられている、『とある魔術の禁書目録』は何冊?」
「100冊ですー。おひとついかがですかー」
「1冊ください」
「ありがとうございましたー」

 売れ行きはまずまず順調のようで、何より。なお、ランチェスターの法則的には、両者の戦闘力は100*100対8*8となり、戦闘力差は実に10000対64にもなる。嘘。

 さて、4巻ではついに帝国軍が本腰を入れて軍を侘瑠徒に送り込む。その数、約4万! 2巻でシムールが侘瑠徒を攻めた時には騎兵ばかり3万であるが、帝国は歩兵を中心とした4万である。騎兵の機動力が削がれる城攻めにおいては、圧倒的に過ぎる戦力差だ。
 なぜ過剰とも言える戦力を集めたかというと、それはもちろん、シムールとの戦いに備えてのことである。もともと、境目の城である侘瑠徒は、シムールが本格的に攻めて来た時には最終的には落ちることが前提で帝国の作戦は組まれている。北域の要衝である延声を守り、敵の疲弊に乗じて逆襲に転じるための戦力が緑軍4万である。シムールの主力と戦うことを考えれば、これでも最低限の戦力なのだ。

 ……というところで、延声と侘瑠徒の位置関係を中心とした、4巻の地図を描いてみた。主に参考にしている描写は第一章の総督府の中庭の場面である。
 4巻および5巻の戦いは、この地図内のエリアで行われることになるだろう。読む時の参考にしていただければ、幸いである。

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