BotS(仮)大枠プロット
SF風ヨット航海記、Buddy on the Seaの大枠プロット。
まず全体としてどういう話か整理しとこうかな、ということで書いてみました。
全四章、かな。世界設定も含めてまだ考える余地はあるんで、ぼちぼち変えていくですよ~。
Buddy on the Sea 大枠プロット
世界概要
人類が宇宙に進出し始めて、長い時の経った世界。
環境が破壊される前の地球に良く似た惑星「セイレーン」は、地球や他の惑星での生活に疲れた人間たちの避暑地になっていた。
セイレーンには、「サイレン」と呼ばれる独自の異常気象が発生する。どこからともなく聞こえる美しい歌声と共に、一定以上の精密さを持つ電子機器を使用できなくなるのだ。この為、セイレーンでは地球の十九世紀風の生活が行われていた。
セイレーンはまた、二つの月による複雑な潮流と、生態系豊かな海を持つ海洋惑星でもある。人々の間では、サーフィンや釣りなどのマリンレジャーはもちろん、ヨットでのセイリングなどが盛んだ。
そんな人々の間でさえ奇異の目で見られるのが、海人(シーャ)と呼ばれる人々だ。彼らは船上、それもヨットや小型船の中で暮らし、海を大地であるかのように走り回る。セイレーンの人々は、海人を単なる道楽者だとみなしている。
海人たちの収入源は、多くは遺産やスポンサーからの資金である。しかし中には、依頼人から託された貴重品を送り届けるメッセンジャーの仕事をしている者も居る。彼らは卓越した操船技術により確実に依頼の品を届ける事を信条としており、セイレーンの人々にも賞賛の目で見られている。
Buddy on the Sea01 概要
地球で引きこもり生活を送り、セイレーンへ療養に来た少女、ミホ。
セイレーンでも相変わらず引きこもり生活を続けるミホを変えたのは、男装の麗人にして伝説の海人レン“キャプテン”ハルカだった。
キャプテンの船<燐華>への乗船を望むミホに、キャプテンは、港で行われるジュニアヨットレースで一位になる、という条件を付ける。張り切るミホは、キャプテンの悪友で巨漢のサイボーグ、ウィリアム“ボースン”ジャスティの指導を受け、めきめきと腕を上げていく。
練習の中、ミホは、優勝候補と名高い少年、ゲイツや、ゲイツの後援者でキャプテンのライバル、マダムと知り合い、忘れかけていた競争心や自信を取り戻していく。そして迎えた決戦の日。激しい競り合いの末にゲイツを降したミホは、<燐華>のクルーとなる。
慣れない大型ヨットの操船に悪戦苦闘するミホの元に、マダムが一通の招待状を持ってくる。それは、セイレーンの海最大の難所、“嘆きの岬”を越えるヨットレースへの招待状だった。高額の優勝賞金にも興味を示さないキャプテンだったが、マダムやボースンもレースに参加すると聞き、競争心から参加を決める。
レースが始まる中、次々と脱落していく船たち。“嘆きの岬”を前にする頃には、残っているのはキャプテンとミホ、マダム、ボースンの船のみだった。
そしてとうとう、“嘆きの岬”での接戦が始まった。その時、突然の閃光と共に、マダムの船が轟沈する。驚きながらもゲイツら乗員を救助したミホたちは、マダムの船を落としたのがボースンだと知る。
動揺するミホを抑えて、キャプテンはレースに集中する。“嘆きの岬”の荒々しい波を超え続ける中、ミホの視界に、沈みかけたボースンの船が見えた。波間に翻弄されるボースンを、キャプテンとミホは命がけて船に引き上げる。
“嘆きの岬”を超えた後、助け出されたボースンは、自らと同じ病をわずらった子供たちにサイボーグ化手術を行うのに金が必要なこと、それを賄うには、このレースで優勝するか、海で死に、保険金を得るかしかなかったと語る。
すまない、と悔やむボースンを、キャプテンは許す。そして、優勝賞金をそっくりそのまま、ボースンへ手渡すのだった。
それから数ヵ月後、ミホとキャプテンは次の港へと向かっていた。その港にはボースンと、彼の自慢の子供たちが居る。彼らとの出会いを楽しみにしながら、ミホは真っ黒に日焼けした自分の顔を見て溜息をつくのだった。
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