印象記:「超・電王トリロジー」第1弾、Episode Red『ゼロのスタートウィンクル』は、侑斗と愛理がリスタートするゼロ地点を描いてる

 「超・電王トリロジー」のEpisode Red『ゼロのスタートウィンクル』を、劇場で観てきました。
 桜井侑斗仮面ライダーゼロノスと、野上愛理の物語です。

 ゼロノスのファンにはお勧め♪ 愛理姉さんのファンにもね。

 つまり、『仮面ライダー電王』ファン向けの映画だと思います。

 仮に「電王」ファン以外の人が観たとしたら、画像の美しさに惹かれる場面はあると思いますけど。物語的な脈絡は、ちょっとだけわかりづらいかもしれません(?)。

 『ゼロのスタートウィンクル』は、例えば、TVで「電王」観てたボクちゃんや、一緒に楽しんで番組観てた、若いママやパパ向け。
 あるいは、上記タイプの視聴者以外でも、「電王」観てて、若い侑斗(演者=中村優一さん)と野上愛理(演者=松本若菜さん)が、「最終回の後どうなってくんだろう??」と、気になってた人には、是非、お勧めです♪
 とゆーか、最後のタイプの人は、是非、観るべき☆
 できれば、劇場の大画面で。

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 以下には、劇場で『ゼロのスタートウィンクル』観てきた印象を、電王ファン向けに書いてみます。
 「電王」観てない人には、何の話かわからないかと思いますけど。
 印象薄れない内に書いちゃいたいんで。失礼して、たーっと書いちゃいます。

 『ゼロのスタートウィンクル』は、仮面ライダーゼロノスや、若い桜井侑斗、野上愛理のファンにはお勧めの映画。
 一方で、モモタロスや、野上良太郎=仮面ライダー電王は脇役に回ってます。
 アクションとかはちゃんとあるけど、本筋への絡みが薄い。

 この辺は、「超・電王トリロジー」を3本通して観れば、又、別の観方も浮かんでくるのかもしれないですけれど。とりあえず『ゼロのスタートウィンクル』だけ観ると、良太郎も、電王も脇に回ってる。

 電王が活躍する場面はあります。ただ、主筋から少し脇にそれたたとこで活躍してく。
 侑斗、愛理の本筋を押し進めるようにして、脇でアクションやってる形だと思うな。

 例えば、終盤に若い侑斗と愛理姉さんがタンデムでバイクに乗って走るシーンがあって。ここは凄くドキドキする。このシーンから、侑斗と愛理姉さんが星空を見上げるシーンにかけてが、映画のハイライトシーンになってる、と思えるんですけど。
 この辺、モモタロスの活躍を期待して観にいったボクちゃんたちには、ちょっと退屈かもしれません。
 後、冒頭のイメージ・シーンとかも。

 冒頭のシーンは、説明的なシーンではあるんだけど、描写がいいです♪
 星空の下で、消えた桜井侑斗と、彼を見つめてる野上愛理と、彼女を見つめてる若い侑斗の3人が、立っているだけの画面。セリフもなく彼女が彼を、彼が彼女を見つめてるだけの無言の演技が、張り詰めた感じでいい♪
 このシーンで流れるナレーションがコハナの語り(松元環季さん)であるとこも、凄くいい♪

 どちらのシーンも、映画を観れば、ああ、ここのシーンのことか、ってすぐわかるはずです。
 いずれも、とても綺麗な画面だし、星空の使い方が印象的です。

 電王のアクションを1番の期待で観にいった人も、引きつけられはするかもしれない、されないかもしれない。微妙なものはあるかもしれないけれど。
 「桜井侑斗=仮面ライダーゼロノスと、野上愛理の物語」として観るなら、注目した方が正解でしょう。

 逆に、桜井侑斗と野上愛理とのハイライトなシーンは、そこで描かれてる心理的な関係性、「電王」だけでなく仮面ライダーとか、変身ヒーローものとか、さほど興味が無い人にも、訴えるものがあるはず。
 人の心と心の距離感、隔たりと、距離が隔たっているからこそ、微かに響くような心情が、よく描き出されてる。
 もんだいは、この2人が、何でそういう関係になってるかの物語的脈絡が、「電王」観てない人には、ちょっとだけわかりづらいだろうこと。

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 ハッキリ書くと、イマジンと闘う変身ヒーローの物語としては、『ゼロのスタートウィンクル』、ちょっと不足感、あると思うな。
 それは、「電王が脇に回っているから」ではなくて、イマジンが倒される前と後とで契約者がどうなったか、の描き方が印象的ではないからです。

 例えば、TV版電王の41話「キャンディ・スキャンダル」、42話「想い出アップデート」の前後編でも、侑斗に関わる恋愛が描かれてましたけど。恋愛のプロットと、変身ヒーローのアクションのプロットとの絡み方を比べると、脈絡の緊密さで『ゼロのスタートウィンクル』の方が負けてる。

 その代わり、恋愛プロットのハイライトシーン同士を比べると、画面の美しさが、『ゼロのスタートウィンクル』もTV版41話~42話の前後編にも負けてはいない。多分、大画面で観ると、勝ってるでしょう。

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 『ゼロのスタートウィンクル』のハイライトシーン(タンデムのシーン)を、大画面で観た時の画像的な美しさは、「電王」を観てない人にもアピールする訴求力、あるはずと思います。
 ただ、作品構成の内で、何を描写しているシーンかは、「電王」観てない人、若い侑斗と愛理姉さんのいきさつを知らない人には、ちょっとだけわかりづらくはあるでしょう。

 関連する描写は、ちゃんと『ゼロのスタートウィンクル』の内に織り込まれてるんですけど。わかりづらいことは、わかりづらいように思えます(ちょっとだけどね)。

 もし、電王とか、仮面ライダーとかにあまり詳しくない人が、『ゼロのスタートウィンクル』を観たとしても、ハイライトなシーンを糸口にして、若い侑斗と野上愛理のプロットを辿っていけば、「だいたいこんな感じかな」って察せられるようには描かれてます。

 例えば、デンライナーの内で、コハナが良太郎に「未来にはなかなか繋がらない」みたいに言うんですね。確か、細かな言い回しは違うけれど。このセリフの含意を、若い侑斗と野上愛理のドラマに重ねて観るような観方が、『ゼロのスタートウィンクル』を1番楽しめる観方なんじゃぁないかしら。アタシも考え中だけど。
 駄洒落みたいなタイトル(笑)だけど。「ゼロノスがゼロからスタート(リスタート)する、ウィンクル」ってことだと思うな、ドラマの肝は。
 トレイラーでやってた「侑斗と愛理の愛の終着駅!?」って、やっぱりミスリードだと思うし(笑)

 映画で描かれてる侑斗と愛理のドラマは「リスタートであって、リセットではない」と思えて。アタシはそこがいいと思うな。
 直接描かれてはいない映画の行間まで読み併せて観ると、ループ・ストーリーの類ではあっても「リスタートで、リセットではない」感じがします。それで安易なロマンに流れてない感じがいい、と思えます。

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 主筋に絞り込みながら書いてみました。後、補足的に細かなことも記しておきます。備忘録的に記すだけなので、印象記としてはおまけみたいになりますけど。

 溝口琢矢くんが、演じる良太郎は、危惧してたよりもずっと違和感が少なかったです。これは、相対するキャストのサポート的な演技もあってのことでしょうか(??)。「超・電王トリロジー」の先の作品での演技も楽しみです。

 コハナを演じる松元環季ちゃんは、「子供らしい元気さ」の内に「少女の色香」が微妙に濃くなってきてるかな(?)。この点は、若い侑斗と愛理姉さんの物語と引き立てあって強調されてた気がします。
 特に、冒頭のナレーションが良かった♪ 「電王」ファンへの掴みはオッケ☆ なナレーションで、先に書いたイメージ画像の張り詰めた感じの美しさと相まって、引き立てあってます。
 松元環季ちゃん演じるコハナが、どうなってくか、ここも「超・電王トリロジー」の先の作品での演技が楽しみです。

 『ゼロのスタートウィンクル』の敵役、三匹の子豚のピギーズイマジンは面白い☆
 これは、キャラクターデザイン韮澤靖さんがやって来てるイマジンのデザインの内でも、かなり上位に入るキャラかもしれない。
 キャラ演出や、スーツアクターさんの演技も面白いです。
 ただ、惜しいことに、契約者との絡みが決着のとこで唐突だった。それはそれで笑えはしたんですけど、唐突は唐突。

 「電王」の売りのひとつ(とアタシは思う)、スペクタクル的なCG画像も楽しかったです。TVスポットでもやってる「墜落いたしま~す」だっけな(笑)のアナウンスが入るシーンとか、シンプルにジェットコースター的な快感♪
 難を言えば、やはり作品内で、脈絡の緊密さが乏しかったこと。ここは惜しいとこと思う。

 その他、ナオミちゃん(演者=秋山莉奈さん)をはじめ、デンライナーご一行様、愛理姉さんの喫茶店ミルク・ディッパーの常連さんたちも、脇だけど楽しいです。
 こちらは、『ゼロのスタートウィンクル』では過不足感ない楽しさだと思います。
 それぞれのキャラの「超・電王トリロジー」の先の作品での出番が楽しみです。

 特に、ミルク・ディッパーの常連客コンビ(演者=永田彬さん、上野亮さん)は、脇役ではあっても、同窓会的楽しさに止まってない感じ。TV版「電王」が決着した後、相変わらずではあっても、それぞれのキャラに色々あったような雰囲気。
 でも、ここは、ちょっとアタシが、画面の深読みしてるかもしれない。
 多分、松本若菜さん演じる愛理姉さんの演技がリードしてかもし出される、イリュージョンなのかもしれません。もしイリュージョンだとしても、それもそれで表現の内だろうと思いますけど。

 ちなみに、デンライナー御一向様の方は、基本的に「相変わらず」感が強い(笑)。
(コハナの件は、例外的)
 でも、そこは構わないんですよね。「時を越えて走る列車、デンライナー」なんだもん。
 そーゆー、普通に時間が流れていく人間的な世界と、時を越える超時空空間との対照感はくっきりしてて。あぁ、やっぱり「電王」の映画よね♪ と、思えました☆
 だからアタシ的には、劇場まで観にいってよかったです♪

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【追記】
 劇場では、夏の映画『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』の予告も観られました♪
 トレイラー的な印象ですけど、なんだか、すごく面白そうです☆
 例によって、長いタイトルですけど(笑)。

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Drupal.cre.jp から 日, 2010-06-20 10:58 受信

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