『仮面ライダー電王』DVD VOL1:気は優しい良太郎と、乱暴もののモモタロスのデコボココンビで「俺、参上!」☆
仮面ライダー電王は、「俺、参上!」でおなじみのモモタロスと、一見、気が弱そうな野上良太郎(演者=佐藤健さん)が一緒になって変身するヒーロー。
実は、このヒーロー、作中では、もっぱら「電王」って呼ばれる。「仮面ライダー」って呼び方はされないんだけど。
いわゆる平成ライダー8作めのタイトルが『仮面ライダー電王』で、2007年~2008年にかけて地上波TVでオンエアされてた。
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突然、精神寄生体イマジンに憑りつかれちゃう野上良太郎。何が何だか混乱してると、目の前に時を越える列車デンライナーが。
デンライナーのエージェントに「電王になって!!」とリクルートされ、よく事情がわかんないまま「未来からの侵略者」イマジンたちと戦い始めることに。
「なんだかよくわかんないけど。やらなきゃいけないことだけは、わかった気がする」。
典型的な巻き込まれで、ヒーローやることになる良太郎です。
一方、モモタロスの方は、ハデに暴れるのが好きって乱暴者。
「最初っからクライマックスだぜ!!」って、セリフが好きな目立ちたがり屋だし、ノリ優先のお調子者で、観てる分には楽しい奴です(笑)。
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◎DVD VOL1の、最初の4話
東映ビデオから出されてるDVD、VOL1に採録されてるのは、TVドラマ『仮面ライダー電王』の第1話~第4話。
モモタロスと良太郎、デコボココンビな腐れ縁のはじまり(笑)、って感じの、前後編×2本が楽しめる♪
全部で49話のTVシリーズが、12巻のDVDに編纂されたシリーズの最初の1巻になってます。
●『仮面ライダー電王』Vol.1
(特集『仮面ライダー電王』DVD,東映ビデオサイトの特集ページ)
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(DVD『仮面ライダー電王』VOL1.パッケージ)
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第1話「俺、参上!」、第2話「ライド・オン・タイム」では、主人公、野上良太郎の身辺で、次から次にキテレツな事件が連続。
駅舎のドアを開けて入ってみると砂漠だったり、目の前に電車が宙を走ってきたり。
白昼夢みたいな出来事に巻き込まれてく(笑)。そして、唐突に憑りつかれたイマジンに、「契約者だ」と呼びかけられる良太郎。
「お前の望みを言え。どんな望みもかなえてやろう。
お前が払う代償は、たった1つ……」「悪霊退散」とか口走る良太郎の前に現われる謎の女、時間列車デンライナーの契約エージェント、ハナ(演者=白鳥百合子さん)は、良太郎に「君は特異点なの」と、告げる。
「見つけた……。君なら電王になれる」
シュールなCG合成や、ドタバタっぽくもあるアクションを楽しんでくと、あれよあれよと言う間に話が進んでく。
はっきり書くと、細かなとこで、よくわかんないことが多い前後編なんだけど(笑)。とりあえず、出だしっから考え込まずに、楽しむのが吉♪----
例えば、変身シーンが楽しい♪電王は、野上良太郎とモモタロスが一緒になって変身するヒーローだけど。
細かく言うと、特異点でもある良太郎が、まず電王プラットフォームに変身。そこにモモタロスが憑依してパワーアップ。ソードフォームに2段変身すると、「俺、参上!」♪結構ややこしい設定だけど、第1話、第2話を観てると、自然と呑みこめる演出が上手いです。
プラットフォームからソードフォームにパワーアップするシーンは、ギュィーン、ガチャガチャガチャっと、コスチュームのパーツが宙を舞うCG合成で、何度観ても楽しい(笑)。『聖闘士 星矢☆』アニメの、聖衣装着シーンをCG合成にして、オモチャっぽい楽しさを数倍増しにしました♪ みたいな感じです。
で、決めが「俺、参上!」だもんね(笑)。楽しいです♪----
第3話「アウトロー・モモタロー」、第4話「鬼は外! 僕はマジ」の前後編では、乱暴者のモモタロスが、良太郎が寝てる間に体に憑依。勝手なことばっかやらかす。
怒った良太郎、「これは僕の体なんだからね、出てってよ」と、モモタロスを締め出しちゃう。
「戦いになったらよ、俺を呼ぶしかねんだからよ」と、いい気なモモタロスだけど。「戦いになったらよ、俺を呼ぶしかねんだからよ」
「呼ばない」
「ナニ??」
「呼ばないよ。
一緒に戦いたくないんだ」一見ヘタレな印象の良太郎だけど、本気で怒ると、すごく頑固。まじめな奴なんです。
この前後編、モモタロスが、良太郎のことを「結構、根性あるじゃねぇか」と認めるお話で。
すごく面白いです♪
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◎自分勝手な乱暴者、モモタロス(笑)
さて、電王が戦うイマジンたちのことを「未来からの侵略者」って、良太郎に説明するのは、デンライナーのエージェント、ハナですけど。
実は、イマジンたち、あまり組織だった連中とも思えない(笑)。
まぁ、山賊とか海賊とかが、波状に押し寄せてきても侵略者は侵略者です。ヴァイキングとかねー。
モモタロスの乱暴者さ加減も、山賊風のノリと思えば、妙に納得(笑)。
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精神寄生体イマジンは、元々は、人魂みたいな感じで実体がない。
未来から体を持たずに現在にやって来るらしいです。モモタロスもそうで、登場すると鬼みたいな姿を顕しますけど、これは憑依した時、良太郎のイメージを変換しながらゲットした姿(らしい)。
良太郎は、小さな子どもの頃、桃太郎がヒーローだったらしい。
だからってこれはねぇだろ、的にモモタロスは、「もっとカッコイイのあんだろ」と、赤鬼風の体に不満そう(笑)。
良太郎のことを「センスねぇ」って言うけど。モモタロスの方だって、そうセンスがある方とも思えない。
「必殺ッ!! オレの必殺技!」って、何よそれ?? って思うな、アタシ。
本人楽しそうだから、いいんだけど(笑)。ドラマの先の方で言うんですよね、モモタロス、「戦いってのは、強い奴が勝つんじゃねぇ。ノリのいい方が勝つんだ」みたいに。どーも、本気でそう思ってるっぽい。
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第1話で、良太郎のことを特異点とは気づかず憑りついちゃうモモタロス。自分の思うようには動けないので、焦ります。
けど、良太郎が特異点と気づいた別のイマジンが「潰してやる」と、襲ってくると、良太郎に加勢して戦っちゃう。宿主(良太郎)が死ぬと自分も消えるんだって。「貴様ッ、何を考えている。我々の使命を忘れたのかッ!?」
「そんなもん、最初っから覚えてねぇ。
さっきはヘコんだが、こっちの方が面白そうだぜ。
てゆーか、俺はこーゆーのがやりたくて来たんだよ。
相手は関係ねぇ」
「……あぁ?? ばかか?」
「言っとくが俺は、最初っからクライマックスだぜ!!」この時、特異点である良太郎を潰しにかかったのは、コウモリ系のイマジン。敵役なんですけど、やりとり聞いてると、同情したくなります(笑)。
モモタロス(って名前は、まだこの時はついてないけど)、仲間を裏切るって意識すら持ってない。
大体、相手の話聞く気ないし(笑)。
勝手な奴です(笑)。----
第3話では、モモタロス、電王に変身してカメレオン系のイマジンの前に立ちはだかります。
ハナに「イマジン相手なら、暴れたって文句ねぇよな」とか言うと、出てって、わざわざカメレオン型イマジンを挑発。
「俺、参上!!」
物陰から見てたハナは、「……ばっか」と呆れちゃう。
「そうか……、特異点に取り込まれたマヌケはお前か」と、敵イマジンにも言われる(笑)。「そうか……、特異点に取り込まれたマヌケはお前か」
「その言い方は、気に喰わねえな。
むしろ、こういうのこそ俺がやりたかったことだからなぁ」
「終わらせてやる。
特異点共々だ。消えろ」
「はぁ?? 少しは自信あるってか?
だが気をつけろよ。
俺は最初から最後までクライマックスだぜ!!」
「……それがどうした」……やっぱり、勝手な奴だし、お調子ものです(笑)。
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◎良太郎とモモタロスのデコボココンビ(笑)
野上良太郎は、元々、すごく不幸な体質(??)で。
デンライナーと出会う前から、信じられないような不幸にちょこちょこ巻き込まれてた。
出だしのあたりでは、草食系なイメージかなぁ??
ほんとは、お姉さん思いの頑張り屋さんなんですけど。
(実は、良太郎、家庭の事情で高校中退して、お姉さんの喫茶店「ミルク・ディッパー」を手伝ってる。この辺の事情が描かれ出すのは、少し物語が進んだ後からですけど)
DVD VOL1あたりだと、チーマーみたいな奴らに絡まれたり、ヘタレな印象もちょっとします。
そんな良太郎が、電王に変身できる特別な存在、特異点だった、って話。
「特異点」ってのは、とりあえずVOL1あたりでは、イマジンに憑りつかれても、その影響力をほとんど押さえ込める特性の人、みたいな感じで描かれてて。
出だしっから、気は優しい良太郎と、暴れ者モモタロスの珍妙なコントが楽しめます♪
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第1話の出だしでは、ヘタレな印象もちょっとする野上良太郎。
チーマーみたいな連中に言いがかりをつけられ、ボコられながら、(ぁ……これ、死ぬのかな……姉さん……)って思うとこは、いいシーン。
描写がいい、って意味で、ストリートの暴力や、やられっぱなしの良太郎を肯定するわけじゃぁないです。
お話の上では、「こいつは俺の契約者だ。ここまでやられて黙ってるわけにはいかねぁな」って、憑依したままモモタロスが表に出て、人間離れした腕力で、チーマーたちをボコり返しちゃう。多分、良太郎本人の気が遠くなった隙に、モモタロスが表に出てくる感じよね、って思うんですけど。
佐藤健さんの演技もいいです♪笑いながら良太郎をボコるストリートのお兄ぃちゃんのシーン観てて、「ああ、昔もこーゆー人いたよね。今風だとこんな感じなのかもね」とか、アタシは思った。
いかにも悪そうに演出された子が、理不尽な暴力振るうわけじゃなくて。その辺にいそうな子が、笑いながら主人公をボコってく描写は、一瞬リアル度が増す感じがいいと思います。で、別人格(モモタロス)が出てきて、ボコり返すとかは、もちろんお話なんですけど。一人二役風の演技を楽しそうにやってく佐藤さんの演技がいいです。
鉄パイプを、チーマーの1人の顔面に振り下ろす直前に、良太郎が“ちょっと待ったぁぁっ!!”って腕を止める演技もいいし。一連の物語描写もいい♪
この後、物語は“おいお前、なんで俺を止められんだよ??”“妙な奴だなぁ”って、良太郎の前に姿を顕わすモモタロスってふうに続いてく。----
『仮面ライダー電王』では、先々、野上良太郎くん、2体3体と新たなイマジンに憑依されるようになってって。作中では、どんどんヘンな人になっていきます(笑)。
番組を外から観てる視聴者には、イマジンのこととかわかるからいいんですけど。
作中、良太郎の傍にいる人たちから観ると、2重人格、3重人格みたいにどんどんなってく。シリアスに描くと結構深刻なお話にもなりかねない題材ですけど。
『仮面ライダー電王』では、軽妙な感じで描いてって、楽しいのよね。佐藤健さんも、決して簡単ではないはずの演技を、楽しみながらチャレンジしてくような印象で、好感持てます♪
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◎不思議な時間列車、デンライナー
“時の列車デンライナー。次の駅は、過去か未来か”
時の列車デンライナーは、「時間の運航を護る」ために、良太郎を電王としてリクルートした、みたいな話が作中言われる言い分ですけど。
実は、こんなふうに良太郎に説明するハナも、「このハナくんだって、すべて知ってるわけじゃない」。こっちは、第3話でデンライナーのオーナー(演者=石丸謙二郎さん)が良太郎に語ります。
「時間越えたりとか。その……、イマジンが時間の運航変えたりとか。電王とか……。
なんか、僕、よくわかんないでやってるんですけど」
「わかってる人なんて、そうはいませんよ。
このハナくんだって、すべて知ってるわけじゃない。
でも、知っていても、知らなくても、時間は流れますからねぇ。
いいんですよ」
「……はぁ」
それでも、電王やっちゃう良太郎って、変わってるって言えば変わってますけど。
誰にでも護りたい大切な思い出はある、みたいな動機でイマジンとの戦いを重ねていきます。
なんで、良太郎が、そんな動機で戦えるかというと……、それは先の物語でのお楽しみ♪
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時間列車デンライナーは、DVD VOL1あたりだと、ともかく謎の存在です。
別に、先のほうに行けば、すべての謎がスッキリ説き明かされるとか、そーゆーわけでもないのですが(笑)。デンライナーは謎の列車だけど、奇想天外なCGが楽しいです♪
宙を駆ける列車みたいなものは、アニメや特撮映画に、先例も色々あるけれど。
デンライナーは、列車の前にレールがどこからともなく生えて(笑)、列車が通過するとレールが畳まれ、どこへともなく消えてく(!!)。
“僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る”ってのは高村光太郎さんの詩(「道程」)だけど。
それとも、ちょっと違うのよね。もー、これは文章で説明するより奇想天外画像を観てもらった方が早いと思う(笑)。
ともかく、デンライナーと折りたたみ式レールのCGは、シュール♪ 何の意味があるのかよくわかんない……。あんなことできるなら、宙を飛んじゃった方が早いんじゃぁないかしら?? とか思わなくもないんですけど(笑)。
シュールで楽しいです♪----
デンライナーが「時間の運航を護る」ために、イマジンを追ってる。そのために良太郎を電王にリクルートした、って話も、VOL1あたりだと、実はよくわかりません。
ただ、こっちは、先々、少しずつ描かれてくので、とりあえず良太郎の戸惑いや試行錯誤を楽しんでくといいと思うな。第1話~第4話でも、作中で言われる「時間」が、必ずしも時計で刻まれるような時間のことだけとは限らないふうに描かれます。
それは例えば、「人の強い記憶」だったり、「大事な思い出」だったり、そういうものが積み重なったのが「時間」。そんな感じの描写やエピソードが印象的。アタシが思うには、「電王」って、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズみたいな理屈っぽいストーリーよりも、『モモ』みたいな、不思議感覚が楽しいストーリーの方に近い。そーゆータイプの物語だと思えます。
そう思って観てった方が、楽しみ易いと思うし。
(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは、タイムトラベルもののSF映画のシリーズ。『モモ』は、人々から時間を盗む時間泥棒が営む「時間貯蓄銀行」に立ち向かう不思議な少女モモの物語。ミヒャエル・エンデ作のファンタジー小説で、映画にもなってます)----
例えば、第2話「ライド・オン・タイム」で、“時間のなか”に、良太郎をハナが出てくシーン。
白い砂のようなものを握ったハナが、サラサラこぼして見せながら「この砂の、一粒一粒が流れる時間」と、良太郎に語るシーンとか。“時間のなか”のいつもオーロラがかかってるような描写とか、不思議感覚がいいのだわ♪不思議な描写の不思議感覚を楽しんで観てけば、なんとなーく、こんな感じって納得が進んでくのが『仮面ライダー電王』の物語。
そーは言っても、色々気になる人には、番組のOP(主題歌)“Climax Jump”が、お勧め☆
ドラマを楽しんでく、手がかりにいいです。“Climax Jump”の作詞は、平成ライダーのOPを、数々手がけてきた、藤林聖子さん。
著作権フリーのサイト、歌詞タイムから読める歌詞は、右に。⇒ 「“Climax Jump”歌詞」
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とゆー感じで、謎の列車にリクルートされちゃう、気のいい野上良太郎くん。
乱暴もののモモタロスや、イマジン相手だと口より先に手が出るハナと組んで、電王に変身。
未来からの侵略者と戦うことになっていく。
DVD VOL1採録の第1話~第4話は、まだまだ導入パートですけど。
それでも、良太郎、モモタロス、ハナって主要キャラクターの絡みは楽しいです。
それぞれのキャラクター、ちゃんとツボが抑えられた演じ方で演技されてて、どんな奴なのか、わかり易い。
楽しいです☆
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【おまけ】DVD VOL1採録エピソード
第1話「俺、参上!」
監督=田﨑竜太、脚本=小林靖子、(キー局オンエア=2007年1月28日)
第2話「ライド・オン・タイム」
監督=田﨑竜太、脚本=小林靖子、(キー局オンエア=2007年2月4日)
第3話「アウトロー・モモタロー」
監督=長石多可男、脚本=小林靖子、(キー局オンエア=2007年2月11日)
第4話「鬼は外! 僕はマジ」
監督=長石多可男、脚本=小林靖子、(キー局オンエア=2007年2月18日)
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