『朝日百科世界の歴史 ピョートル大帝、デフォーほか』
18世紀ごろの人々。
ダニエル・デフォーという名前に聞き覚えがなくても、『ロビンソン・クルーソー漂流記』といえば、「ああ、アレか」という人は多かろう。
彼は17~18世紀の商人であった。
アジアやアフリカ、アメリカとの貿易が拡大する時代にあっては、商人は博物学に興味を抱かざるをえない。世界のどこに行けば、どんな物が手に入るのか。それはどこで売れるのか。単に知識を追い求めるのではなく、そこに現世的な利益を求める商人の姿勢は、そのままロビンソン・クルーソーの姿であろう。
日本の鼠小僧が19世紀の江戸に登場したように、パリにも18世紀に鼠小僧がいた。
名前をルイ=ドミニク=ブルギニヨン・カルトゥーシュ。はしっこい小男で、身軽に屋根をかけて煙突から侵入したという。また、彼はパリ市内に協力者による情報網を持ち、市井の人々から警備状況を教えてもらったり、かくまってもらったりしたという。
このカルトゥーシュの協力者は後に裁判にかけられたものだけでも750人を超えていたというから、かなりのネットワークである。これら義賊団は仲間内だけで通用する隠語を使って会話をしていたらしい。
……とすると、こんな感じだろうか。
「パリ市庁舎の警備情報うpきぼんぬ」
「くれくれ厨uzeeeee」
「そんなことより、カルトゥーシュが武装騎馬隊に追いかけられているのだが」
「あqwせdrftgyふじこlp;」
「カルトゥーシュ、オワタ」
「おまいらモチケツ」
「実はここにそのあたりの下水道の地図が つ*地図*」
「キター━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!」
「神キター」
「武装騎馬隊、カルトゥーシュを見失っているモヨリ」
「実は漏れ、さっき道を聞かれたので反対を教えてしまいました」
なお、最後にはカルトゥーシュは車裂きの刑となっている。
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