GM日誌2.アリアンロッド『謝肉祭』

アリアンロッド世界には他の世界にはあまりいない、『妖魔になった人間』フォモールという種族が存在する。ただのぶっ飛ばされる雑魚にはもったいない設定である。そこで、フォモールが人間を喰らうと言うカニバリズムセッションを思いつく。しかし、自主的にフォモールが人間を食べると言う設定は、嫌な人は泣いて逃げそうな気がしたので、そういう魔族がそういう風にフォモールを洗脳した、と言うクッションを敷くことに。

PC一行は商人から「キャラバンが戻ってこない」と言う相談を受ける。そして「積荷は諦めるから真相を究明して欲しい」と依頼をされる。これは罠である。商人は既に魔族に洗脳されている。キャラバンは人喰いフォモールの集団に襲われた村近くで消えて、魔族は調査に来た冒険者をその魔力で邪悪化させ、部下にしてしまうつもりなのだ!

しかし、あっさりPLに罠と見抜かれる。超焦る私。

そこで当初予定になかった「徐々にPCも邪悪させられる」と言う要素を追加して、追い詰めてみる路線を導入。結果これはうまく行って、PC全体に危機感が生まれる。人間だけが消えた奇妙なキャラバンの痕跡(既にキャラバンのメンバーも人喰いフォモールと化しているのだ!)。焼き払われ、子供が焼いて喰らわれ、人々が攫われた村。アリアンでこんな邪悪な敵は珍しいのでちょっといつもと雰囲気が違う。

難敵である事を強調しすぎたためか、PCはフォモールの集落(魔族と洗脳された商人がボスとして待っている)でも慎重に行動を取る。当初戦闘が起こる予定の場所で全然起きない戦闘。これはPC側の好プレーなのだが、アリアンロッドは倒した敵のレベルがそのまま成長点になるので、まったく戦闘が起きないのはそれはそれでちょっと困るときがある。なので「うまく回避した戦闘はその分の経験点を与える」と言う風に予定を変更。

そして、ついにPCも看過できない相手が登場する。人喰いフォモールの「台所」である。怒りに燃えるPCにあっという間に倒されるエネミー。そして、いよいよ登場するボス。背景を証し(最もPLにばれていたのであんまり意味なかったが)クライマックス戦闘に突入。
戦いはかなりの激戦となったが、PC側の自力が勝り、何とか勝利。PC達は人喰いフォモールの洗脳を解除することに成功し、村人を救出することに成功、自分達の邪悪化も無事に止めた。もちろん、当初の報酬(商人からの報酬)はもらえなかったのだが、神殿から報酬をもらい、村で歓待を受けエンディングを迎える。

正直、GMの見通しが甘めであったのが反省点。PC側はGMの想定よりもはるかに考えて行動してくれた。うまく行った点も、まずかった点も、多くはそこに起因していた印象がある。もう少し細かくシナリオを作っておけばもっとうまく行ったかもしれない。

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