ラブコメ


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俺の母親がこんなに(仮題 10

10)
『ルー、ティオ、ゴルちゃん、モノちゃん。元気かしら』
 どこかの帰りらしく、帽子を脱ぎながら母さんは言った。
 一ヶ月ぶりに見る母さんの姿は、いつものように愛らしく、魅力的で、家庭の持つ温かさと親しみを感じさせながら蠱惑的でもあり……とにかく、最高だった。
「あの鳥の羽がついた帽子、なかなか良いセンスですわね。少し子供っぽいですが……まあ、おばさまなら……」
「羽根の形状からして、水鳥と思われる。色は魔術による染色」

俺の母親がこんなに(仮題 9

9)
 それから一ヶ月が過ぎた。
 ぎぃ……ぎぃぃぃ……。
 帆柱が波の上下動に合わせて軋みをたてる。
「船長。漕ぎ手ゴーレムの調整は終わった。それと、そろそろ帆柱を交換するべき」
「いやいや、モノちゃん。この程度なら、まだまだダヨ。それに、帆柱の交換は、人手がいる。いくらなんでも、五人でそいつは無理ダヨ」
 ボブ船長とふたりで釣り糸を垂れているとモノが船長に話しかけてきた。ガレー船というものは、風待ちのため、暇になることがたびたびある。

アニマス無粋考察その2 『春の嵐』 ~春香と美希~

※※最初に※※
1.無粋極まりないことは弁えております。でも、どこかに吐き出さないとおいらが窒息するので(^^;
  生ぬるい目でお見逃しいただければ幸い。
2.このエントリは創作物でもなんでもなく、旭屋が25話までをみて感じた「アニマスのここが凄い(?)」をネタバレ全開で書いてあります。
3.「全話みてないと判らない」「ただの思い込みなんじゃないのか」どちらもありえます。が、このエントリ内では考慮から外します。

話が24話まで進んで、パっと振り返ってみると23・24話の前後編のような印象が強い。
が、個人的には22~24話の3話で一まとまりかな、とも思う。

「クリスマスパーティで全員集合」を描いた上だからこその、23・24話
でもあるし、それ以外にも22話では各所に思わせぶりな内容が散らばっていたりするのだ。

中でも特に目立つのは「春香と美希」の関係についてだろう。

俺の母親がこんなに(仮題 8

8)
 町の北側、城壁に近い我が家から五百メートルと離れていない場所にこんもりとした裏山がある。町が今の場所に出来る前から、この裏山とダンジョンはあったという記録が残っている。一説には、大昔にこのあたりを治めた巨人族かオリュンポス神族末裔の居城か墳墓であると言う。
 出入り口には封がしてあったので、子供の頃に探検して見つけた秘密の出入り口から中に入る。カビくさい臭いが鼻をついた。
「ここに来るのも久しぶりだね、お兄ちゃん」

俺の母親がこんなに(仮題 7

7)
 夜明けを告げる鐘の音とともに、城門が開く。
 自由都市バラスは東西に街道が、南北に川が流れる十字路にある。川船で南に下ればすぐに海。北にさかのぼれば山岳地帯。そして山を越えれば帝国中央へと続く。街道を東へ向かえばモノやゴル姉の故郷であるヘラス地方へ、西へ向かえば鬱蒼とした大森林地帯があり、ここは今なお古代帝国の遺跡とそこからわき出す魔物の群れが文明の侵入を拒んでいる。
 門が開くと同時に、馬のいななきと、石畳を進む馬車の車輪の音で周囲は一気に騒がしくなる。この町は人や物の出入りは原則として自由だ。出入りに手形や紹介状は必要としない。

俺の母親がこんなに(仮題 6

6)
 ゴル姉とは後で町の広場で落ち合うことにして、家へ戻る。
 少しずつ東の空が白み始めてきた。季節はそろそろ初夏。夜明けは早く、日没は遅い。旅をするには良い時期だ。
「ただいまー」
「お帰りなさい、ルー、ティオ」
「おう戻ったか、息子ども」
「お父さんも帰ってたんだね」
 家族四人が居間で顔を合わせる。
「何か分かったか?」
「モノの家に行ってきた。モノは“箒”で逃げた」
「ああ、それで腑に落ちた。あのでけぇ花火なら、火事だと間違われるな」

俺の母親がこんなに(仮題 5

5)
 後から思えば。
 俺が枕を涙で濡らし、添い寝したティオに慰められていた、ちょうどその頃。
 事件は起きていたことになる。

+++ Another View +++
 私は血のついた短剣を、倒れた男の外套で拭い、鞘に戻した。
 男の下からじわじわと血があふれだして絨毯に広がる。
 わずかな後悔が胸をつく。この絨毯は、父様が遠い東の国から持ってきてくれたものなのに。これでは、もう捨てるしかない。
「何を気にしてるのだ、私は」

俺の母親がこんなに(仮題 4

4)
 母さんは鼻血を出した俺をベッドの中に放り込むと、不退転の決意をもって枕元に陣取った。井戸から汲んできた水を足下に置き、火照った俺の身体を隅々まで拭くと主張して譲らず、そしてその通りにした。
 恥ずかしいやら情けないやらで俺が寝たふりをしていると、ティオに連れられて親父が帰ってきた。
「おーい、帰ったぞー。……なんだ、ルーはもう寝てるのか」
「しっ! ルーは疲れてるんだから。さっきも鼻血出したし」

俺の母親がこんなに(仮題 3

3)
 町の城壁が見えてきたあたりから、予兆はあったのだ。
「あれ? 青い旗がたってる」
 魔力で目を強化したティオが、背伸びするように町を見て言った。
「青い旗だって? その下の旗は見えるか?」
「ううん。そこまでは分からない。でも、誰だろうね」
「浄化騎士団の旗だと、洒落にならないぞ」
 俺たちが住む自由都市バラスは神聖ルゥム帝国領にある。今は南部都市同盟に参加して自治を手にしているが、商売の関係もあって完全に神聖帝国と縁が切れたわけではない。代官があり、帝国の使節が訪れることもある。青の旗はそんな時に掲げる旗だ。

俺の母親がこんなに(仮題 2

2)
 モノが姿を消したのは、それから一週間してからだった。
 その一週間を、俺たちは、いわゆる『神殿への奉仕活動』という名目の罰を受けて過ごした。司祭長はさすが年季の入ったハゲで、騒動の主犯である俺たち四人には、連帯責任としてもっとも重い仕事を押しつけてきた。
「オルスコット村? どこですそれは?」
「ここだ。ほら」
 司祭長は自分の執務室に俺を連行すると、書類が積み上がった机の上に地図を広げて、何も印のない山間の一角を指さした。

俺の母親がこんなに(仮題 1

1)
 そして、あれから十年が過ぎた。
 ゴル姉は神官への道を選んだ。十年前のあの事件には、ゴル姉なりに思うところがあったのだろう。己の魔力を鍛えるべく、ゴル姉は先祖の神族が暮らしていたオリュンポス山に登り、神言宗に入信した。神言宗は治癒と守護の支援魔法のエキスパートを育成する総本山だ。
 負けずぎらいのゴル姉は、すぐに頭角を現した。そしてつい先日、優秀な成績で修行院を卒業し、侍祭に任命されて意気揚々と町に戻ってきた。

俺の母親がこんなに(仮題 序

序)
 あれは、十年前のことだったろうか。いつもの三人に引きずられるようにして、俺はおままごとをやらされていた。場所は家の裏山にあるダンジョンだ。これまたいつものように俺が「お父さん」で、残りの三人が「お母さん」役を主張してゆずらない。
「これはもう、ルーに決めてもらうしかないようですわね。この中の誰と結婚するのか」
 ひとつ年上のゴル姉が、ろくでもないことを言い始める。止めようと思ったが、ゴル姉の髪がわしゃわしゃうごめいているのを見て諦める。髪が動いているのは、かなり機嫌が悪い証拠だ。

『姉は傍にいまし、世はなべてこともなし』清末邦彦 愛はあれども色はなし。麗しきかな姉弟愛。

 弟ラブな天才お姉ちゃんと常識人な弟の織りなす、ドタバタ系蘊蓄漫画。
 弟べったりなお姉ちゃん、というのは王道であるが、ふたりの関係をどのように描くかで、お話の内容はニヤニヤになることもあれば、ガクブルになることもある。かの名作ゲーム『タクティクスオウガ』のカチュアお姉ちゃんのように、愛が重すぎる系はやはりシャレにならない。
 その点でいくと、本作品におけるお姉ちゃんの「綾」は、弟である「ナオ」にごく普通に家族としての愛を抱いている。そこに色(エロ)がないので、安心して読めるのだ。

「女帝・龍凰院麟音の初恋 3」風見周 著

 サブヒロインにも好感度を稼ぐ主人公。
まぁ、おっぱい至上主義者を自認する主人公には、こちらの方が好みなのですが(笑)
残念だな、メインヒロインが貧乳でっ。

 そこに、唐突に現れるゲストの男。
見事なまでに、策謀を繰り広げてメインヒロインを狙い撃ちます。
おのれ、イケメンめっ。

 ところで、最後に登場した人は、記憶が無い間に浮気をした証拠なのかね?
そんなきになる引きを残して終わりました。

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「女帝・龍凰院麟音の初恋 2」風見周 著

 「おっぱい、おっぱい」言っている少年のラブコメ。
おまえそれでよく、ラブコメができるなぁ(笑)
まぁ、やる時はやってくれるから、ギリギリなんですが。

 メインヒロイン (貧乳:主人公視点では“貧乳でさえなければ”好み)
 サブヒロイン  (爆乳:主人公視点ではファンです。ピンポイントで好みです。)

 ええ、この辺の表記は私の見解ではなく、記載されている物であるとお断りしておきます。
だって、そういう小説なんだもの(笑)

『こみっく☆すたじお 2』此の木よしる ツンとデレの黄金比は9:1? デレ比を増やすための女性上位

 此の木よしるさんの『こみっく☆すたじお』2巻が出たのでさっそく買って読む。
 この漫画は、売れっ子漫画家の女の子(合法ロリ)のいちこちゃんのところに、ダメダメなアシスタントの相原君がやってきていちゃこらするもので、そういうのが好きな人は悶絶すること間違いなしという優れもの。
 さて、本作品のポイントは、売れっ子漫画家のいちこちゃん(ペンネームは高倉健二)のツンデレぶりにあるわけだが、1巻あたりから完全にデレ期である。腹筋に触るとそれだけで落ちてしまうタイプで、攻略キャラとしては、かなりちょろい。

SFラブコメ『花嫁は男の子っ?』 オープニング

===
 昨日、チャットで男の娘しか登場しないエロゲが出ると聞いて「もう、そんな時代になったのか」と感慨深くなり引っ張り出してみました。
 5年ほど前にオープニングまで書いてオクラにしていた話であります。
 続きを書いてみようかしら。
===

 ちょっと地球から遠く離れてみよう。
 火星? 木星? いやいやもっと遠くだ。
 冥王星のはるか向こう、オールト雲と呼ばれる彗星の巣。光でも一日以上かかる太陽系の最辺境だ。

『戦術入門たくてぃくす!!』番外編:居残り演習

 これは、『MC☆あくしず』連載『戦術入門たくてぃくす!!』の第四回と第五回の間の出来事をショートショートにしたものである。
 pixivにて本編でもイラスト担当のRondo bellさんが描いてくれたエリル → こちら と
 キツネ長官さんが描いてくれたエリル → こちら と一緒に、お読みいただきたい。

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「女帝・龍凰院麟音の初恋 1」風見周 著

 わはは、色々と可笑しいです(誉め言葉)

 何というか、各人が各々可笑しいのですが、
それぞれが“筋を通した結果”可笑しいので、食い違いが多発しています。
食い違いによる面白さが本作の特徴だと思います。

 いや、個々の人物は現実的に奇人変人でも、
ライトノベル的には普通にいる程度なのですが(笑)
これをやるのは大変なのだよなぁ。うん。

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白い猫と赤い糸。 (多分)草稿

 オフィスビル群の中、切り取られたように青々とした木々に囲まれた公園。
 そこは人気こそ少ないものの、入れ替わり立ち代わり誰かしらが訪れ、人が途切れることはあまりない。
 梅雨切れ間、久々の快晴をみせた日曜日。
 早めのお昼を済ませ、公園から出て行くOLたち。
 それと入れ替わるように一人の女の子がやってきた。

「こんな天気のいい日に塾にこもって勉強したって、身体に悪いだけよね」
 なんてもっともらしいイイワケを済ませると、日知香は木陰のベンチに座ってお弁当を広げ始めた。


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