竹宮恵子


キーワード一覧[竹宮恵子]からも、さらなる関連情報が辿れます。


予告編:『ガーム国騒乱』第一部・殺生石の谷

 都から飛空船で一日の距離にある西の国境には、殺生石が並んでいる。国境の外に広がる腐海に住む猛菌類も、この殺生石を越えることはできない。
 殺生石の周囲五百メタ(約五百メートル)は苔ひとつ生えず、虫一匹姿を見せず、鳥一羽すら頭上を飛ぶことはない。それはむろん人にも言えることで、夜ごと青白い光で浮かび上がる国境のそばに暮らすのは、罪をもって追放された流人か、この世に絶望した世捨て人だけである。
 そんな国境にある村とも呼べぬ集落に、まだ若い娘が乳飲み子を抱えて流れ着いたのは、老王タン・ゼンがついに病に倒れた年の春であった。

『琥珀のひとみ』ジョーン・D・ヴィンジ ウラシマ効果と悲恋は相性が抜群

■本日の読書:『琥珀のひとみジョーン・D・ヴィンジ

 本棚からちょっとひっぱりだしてごろごろ。

 この作品に収録されている『錫の兵隊』はやはりすばらしい。

 光速に近い宇宙船の中では時間の経過がゆっくりになるというローレンツ・フィッツジェラルド短縮からくるウラシマ効果は、ラブロマンスに向いているのだ。

 恋人と別れて宇宙に旅立ったスペースマンが主観時間で数年ぶり――客観時間で数世紀ぶり――に地上に戻ってみると、かつての恋人はとっくに死んでおり、デートをした場所もまるで違う風景になっているというアレである。


以上の他にも、キーワード一覧[竹宮恵子]からも、さらなる関連情報が辿れます。


以下のアイコンから、このキーワードについての記事の新着をRSSで取得できます。別途Drupal.cre.jp全体のRSSもあります。

コンテンツのシンジケート


この記事をブックマーク

人気コンテンツ