戦国


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『城と隠物の戦国誌』藤木久志 戦国時代の緊急避難場所としての城と、戦乱の中での危機管理

 NHKのタイムスクープハンター『緊急退避! 戦国シェルター』の回を見てツイッターで皆であれこれ四方山話をしていたときに、まとめ管理人さんがオススメしてくださったのが、この藤木久志先生の『城と隠物の戦国誌』である。
 脳に刺激的な大変良い本であったので、ここに紹介する。

 日本の城は、江戸時代においてその性質を大きく変えている。戦うための軍事拠点としての城の側面を失い、統治の拠点、役所としての城にシフトしていったのだ。その結果、城は武士(≒役人)だけのもの、という印象がある。

『戦国の城:美濃松尾山城』中井均(歴史群像No.105)を読んで 「秀元様、なんか関ヶ原で合戦になったみたいですが」「は? なんで? 大垣は?」

 私の関ヶ原の合戦の一番古い記憶は、小学校のときに読んだ「まんが日本の歴史」でお坊さんのような大谷吉継が「ふ、小早川の裏切りは予定のうちよ」とうそぶいている場面である。
 その裏切り者とされる小早川秀秋がいたのが、松尾山だ。関ヶ原を見下ろす山の上である。

 その後、関ヶ原を題材にした小説や漫画や映画やゲームやらを通して、あれこれ妄想を膨らませてきた私の中で、空白というか、意味不明のまま保留の棚に置いておいたのが、実は小早川の裏切りではなく、毛利秀元の不可解な動きである。

『解析 上杉家の軍事システム』河合秀朗(『歴史群像No.95』より) 龍の軍団の台所事情

 戦場でご飯を食べるには、いくつかの方法がある。

 ひとつは、食材や弁当を持って行き、戦場で食べるという自弁である。
 戦国時代では、最初の三日分の糧食は軍役の範疇ということで、自分で持っていくことになっていた。

 ふたつめは、城にある倉庫から兵糧米を持ち出して戦場まで運び、そこで兵士に配るという仕組みである。戦国時代には小荷駄という補給部隊があり、彼らに戦場までの配送を任せていた。

 みっつめは、現地調達である。戦場周辺の食料を集めて、これを食べる。これまた戦国時代には一般的な方法で、河合秀朗さんの記事によると上杉家の補給は主にこの現地調達に頼っていたらしい。

IF-CON夜企画:『信長がいない戦国史を考える』 信長が生まれなかった戦国時代の終幕は、やっぱりこの男

 ゲストの大山格さん、中西豪さん、中里融司さんらと一緒に、「織田信長が夭折、あるいは生まれなかった戦国」についてあれこれネタにしてみる。たいそうおもしろかったので、ここで概要をご紹介しよう。

 織田信長については、いろいろな評価があって、天才や革命児というプラスのものから、他の優秀な戦国大名と比べてもそれほど違いはないというものまで様々である。
 が、彼が桶狭間の戦いをはじめとして、上洛や比叡山焼き討ちなど、多くの歴史上の結果を出している点は間違いない。


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