密偵


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「密偵ファルコ 『地中海の海賊』」リンゼイ・デイヴィス 著

 泳げないのに海賊がらみの調査をする羽目になった密偵ファルコ。
調べていくと、表沙汰にするには(自分にとって)都合の悪い事実とか、権力者絡みの問題とか、
楽しくない事実が山のように浮上してきました。
 “何時ものように”仕事に使う事実だけをより分けて、苦労しながら調査をするファルコです。

「《真実》《完全偽装》《不可触》これで良し」

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[[http://hiki.cre.jp/write/?TheFalcoSeries|密偵

「密偵ファルコ 『一人きりの法廷』」リンゼイ・デイヴィス 著

 あくせく働いて、手にした利益は引いた貧乏くじと総裁になるそんな密偵ファルコの小説です。
いや、現場で苦労する下っ端の悲哀とやせ我慢が、ハードボイルド風味を支えています。
 個性的な悪党と、正義とは言えない小悪党的な主人公の駆け引きなど、
良くも悪くも地に足の着いたドラマが楽しめました。

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密偵ファルコ

「密偵ファルコ 『娘に語る神話』」リンゼイ・デイヴィス 著

 前作で追放処分にした犯罪者が、何故か酒場の裏で死体となって発見されると言う殺人事件。
同盟国の王様は、かつての部下の死に様に非常に興味をそそられて、お約束のようにファルコに仕事が押し付けられます。
お金になりそうにない仕事なので、不満たらたらなのはいつものこと?

 ただ、今回は全体として舞台が街一つに収まってしまっているので、いつものような広々とした感覚ではありません、サブストーリーの絡め方はいつものように絶妙だと思います。

「密偵ファルコ 『疑惑の王宮建設』」リンゼイ・デイヴィス 著

 「辺境よ私は帰ってきた。ただし、帰って来たくはなかったがなっ」
 
 妻が家を買いました、改築工事の果てに風呂場から死体が発見されました。さあ、犯人を探しに行こう。
そして、“運良く”辺境での仕事が舞い込んできたので、家族揃って辺境へ行くことに。ああ、楽しき外国旅行。
心の中で泣きながら、ファルコは辺境での仕事に励みます。

 このぶつくさ言いながらしっかり仕事をする主人公が、一番の魅力ですね。非常に人間くさい(笑)

「密偵ファルコ 『亡者を哀れむ詩』」リンゼイ・デイヴィス 著

 売れない作家と、強突張り編集者によるしがらみの中での殺人劇。本屋が裏で金融業を営んでいることから、(母親が金を預けていた為)ファルコがぶつくさ言いながら事件に巻き込まれてゆきます。一族の中で、実に立場が低いです。本人曰く、それがローマにおける家長の伝統なのだそうですが。

 結局の所、泥臭いハードボイルド物を楽しめるかどうかが、評価の分かれ目になる作品です。
いや、私は好きですよ? (笑) 

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