西尾維新

西尾維新。作家。戯言シリーズでデビューし、独特のけれんに満ちた展開や語り口で多くのファンを得た。

キーワード一覧[西尾維新]からも、さらなる関連情報が辿れます。


「不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界」西尾維新 著

 量産型・病院坂? 奴は、死んだはずだっ。

 独特の言い回しと演出で、読者を誤誘導します。その結果としてのミステリー。
受け取った混乱を心地良いと感じることが出来るのであれば、この作品を楽しめます。そして、楽しみました(笑)
内容に関しては、語りにくいのでスルーします(まて)

[amazon cover 4061826263]
不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界

「刀語 第二話 『斬刀・鈍』」西尾維新 著

 Fate/stay nightに代表されるような、活劇系理論戦闘。
設定は演出を助けるためにあり、演出は設定に優越する。
を推し進めたような作品です、しかし、語り口が西尾節なのでまったくの別物。

 西尾式時代劇を堪能させて頂きました(笑)

[amazon cover 4062836041]
刀語

「偽物語 上」「偽物語 下」西尾維新 著

 戦場ヶ原さん(ヒロイン)。いきなり、主人公を拉致監禁しました。やがて明らかになる理由、「詐欺師が現れたから騙されないように」。
違和感ないのが戦場ヶ原さんクオリティ。普通は読者も違和感を感じます。

 登場人物も、状況も、解決すべき怪異すらも、単体でなら違和感を感じさせる要素だけなのですが、
全てを組み立てると違和感を感じなくなる。そんな、独特のバランス感覚に支えられた作品です。

 もはや頼れるプロフェッショナルは不在。むしろ、敵側こそがプロフェッショナル。

『偽物語 下』西尾維新 天上天下唯我独損! あらゆる怪異を総ナメにする阿良々木暦の本領発揮、妄想惹起な下巻!

 阿良々木暦をひとことで言うと、最強にして最弱である。
 『偽物語』において彼にはふたつの側面がある。落ちこぼれかけの高校生で、半不死の半吸血鬼で、ファイヤーシスターズの兄貴で、脅威のセクハラ大王で、阿良々木ハーレムの最下層でうごめく卑しいウジ虫である。
 ……すでにみっつですらねぇ。モンティパイソンは難しい。

 『化物語』もそうであるが、後日談たる『偽物語』は阿良々木暦のトークショー的な色合いが実に濃い。『化物語』はあれでも、エピソードごとに描かれる怪異に比重があったが、『偽物語』は怪異すらどうでもよくなってきている。

「我らが愛した戦場ヶ原ひたぎは死んだ。何故だっ!」「(普通に)デレたからさ」―『偽物語 下』最終話 つきひフェニックス

『化物語』に始まった怪異話もこれが最後。ファイヤーシスターズの過激な参謀役、阿良々木月火の物語……なんだが、本人はあまり出てこない。むしろ彼女を巡って、我らが主人公阿良々木暦くんがいかに暴走するか、の物語かもしれない。

さて、『化物語』において、登場するなりステップラーで主人公を串刺しにし、その後も過激に歌劇な語りと行動で魅了してきたのが、メインヒロインであろう戦場ヶ原ひたぎ嬢である。前巻『偽物語 上』でも、気がついたら主人公を拉致監禁するという見事なヤンデレぶりを見せてくれた彼女、今話でもその過激なデレぶりを発揮するか、と思いきや全く出てこない。暦くん曰く、

『偽物語 上』西尾維新 ツンドラ、変態、妹(大小)、巨乳委員長、ロリ婆吸血鬼、噛み付き娘に捕食者――よりどりみどりのアララギハーレム! 推定残り寿命マイナス七秒!

――でも半分は吸血鬼だから死ねない。

 さてもちろん、今このタイミングで『偽物語』の上巻を手にしたのは、下巻が出たからである。
 読み始めれば、止まらない。読まれない本は、物語ではない。作者と本と読者の三位一体がそろって、はじめて物語は存在する。これを逆しまにすれば、物語が要求するからこそ作者は本を書き、読者は本を読まされるとも言える。
 そう――読まされる。
 西尾維新を――読まされる。

 そして読み始めたらファイヤーシスターズよろしく止めようがないのであれば、当然、読み始めなければいいのである。読書という行為は本質的に一次元だ。開始信号(AUG)を読み取ってしまうから停止信号(UAGあるいはUAAあるはUGA)まで止まらないのである。つまり、一ページ目を開くことさえなければ、二ページ目を読むことはない。完璧である。

「刀語 第一話 『絶刀・鉋』」西尾維新 著

 読んで解る西尾維新ワールド。無茶苦茶な理屈に説得力を持たせるための演出を考えたら、こうなりました。
と言わんばかりの豪快な作品です。でっかく豪快な設定には驚きます。
そして、何処まで信用したらよいのか困る登場人物の“語り”、でも最早、“騙り”。

 法螺を楽しめる人向けの作品だと思います。

Cover image
刀語

「零崎曲識の人間人間」西尾維新 著

 そう、「壊れてやがる」。そんな人たちが多いワールドで、“壊れた”人たちが集まった零崎一賊。
彼らが壊滅に至るまでの物語です。とは言え、端折りまくっているので舞台外で轟沈した方の方が多いのですがっ。
そんな、一線を越えた人たちの“濃い”キャラを楽しむ小説です。

 楽しめるかどうかは、西尾維新ワールドとの相性次第なのですが、この人のは個性が凄く強い。

Cover image
[[http://hiki.cre.jp/write/?ZaregotoSeries

「きみとぼくが壊した世界」西尾維新 著

 なんか、ここまでやって物語が成立するあたり、他の誰にもまねできない西尾維新・ワールドが成立していると思います。
下手にまねても、劣化コピーにすらならない、論外レベルが量産されそうな、そんな危ないラインを全力で突っ走った作品です。

 TRPGではまねできない世界ですな、もしやるなら、出される情報が全部ダミーでも、正解にたどり着けるPLの存在が必要です(笑)

「新本格魔法少女りすか 3」西尾維新 著

 主人公の黒さが目立つシリーズですが、どの辺が「新本格魔法少女」なのかは謎に満ちていますけど、
まぁ、戯れ言シリーズと同じくらいの意味でしょうか? 基本的なキャラ小説部分も共通項ですし。
 ひたすらに、キャラで読ませる小説だと思いました。うん、「キャラがおもしろい」それが全てかな?

 利益誘導で、敵すら予想しないあっさりさで味方を売り飛ばそうとする主人公、
一点豪華主義で魔法を極めた敵と味方。情報の解析力と策謀で利益を求める主人公。

「不気味で素朴な囲われた世界」西尾維新 著

きみとぼくの壊れた世界と世界を同一にするため、読み始めは同じキャラかと思ってしまいましたが。
なんか、キャラの壊れ具合はある意味で近いです。その為、前作が好みに合う人にはむきますが、
キャラ小説であることに間違いはないと思いますから、作者で選んで間違いはないでしょう(笑)

 学園で発生した殺人事件、乗り出す僕(串中弔士)と探偵役の病院坂迷路。
前作の病院坂さんは、最後に登場して全部謎解きをする役割です。まさしく探偵・病院坂。

『きみとぼくが壊した世界』西尾維新 メタなフィクションの向こうに見える、リアル(?)な黒猫さんと様刻くん

 『きみとぼくが壊した世界』は『きみとぼくの壊れた世界』で登場した黒猫さんと様刻くんの物語だ。
 本書はそのメタな構造に特徴があるが“上から目線”で言えば、それは表層的な見方に過ぎない。
 むしろ、本作品の真のポイントは第三者(笛吹)が描き出した黒猫さんと様刻くんというキャラクターにあると言える。

 というのも、本書を読んでいて私はずっと違和感がぬぐえなかったからだ。

 黒猫さんも、様刻くんも――おかしくない。

メタです。どこから切ってもメタですっ! 『きみとぼくが壊した世界』西尾維新

『きみとぼくの壊れた世界』から『不気味で素朴な囲われた世界』を経て3作目となるこのシリーズ(「世界シリーズ」と言うそうな)。再び我らがヒロイン“病院坂黒猫(びょういんざか・くろねこ、以降、くろね子さんと呼ぶ)”が帰ってきた! お供は、彼女の唯一の友人、妹のためなら殺人も辞さない筋金入りのシスコン“櫃内様刻(ひつうち・さまとき)”。

話は、病院坂一族の一人で、くろね子さんの“遠い親戚”笛吹(うすい)から頼まれてロンドンに向かうことから始まるのだが、搭乗機待ちの空港ロビーにいるうちに一騒動、そして飛行機の中でも騒動があって、ロンドンに着いたら着いたでまた一騒動も二騒動も巻き起こる。とにかく、何度も話はひっくり返り、その結末でまたひっくり返る。

「チキンです。ヘタレです」――西尾維新『傷物語 こよみヴァンプ』

残念ながら、ファン待望の人間シリーズ最新作『零崎曲識の人間人間』は来月に延びてしまったが、神はファンを見捨ててはいなかった!

ということで、今月、講談社BOX より登場した講談社BOXマガジン『パンドラ』に、『傷物語 こよみヴァンプ』が掲載されている。

タイトル通り、『化物語』でその存在を示唆されながらも詳細は公表されなかった、主人公阿良々木暦が春休みに遭遇した吸血鬼事件の物語で、時系列では『化物語』の前日譚にあたる。当然、戦場ヶ原ひたぎは出てこないので、自然、委員長オブ委員長の羽川翼が今回のメインヒロイン(?)だ。『つばさキャット』の前なので、とても健気で天然な委員長がすばらしい。彼女のセリフを追いかけるだけでも読む価値はある。

本日の読書:『化物語 上』『化物語 下』西尾維新

■本日の読書:『化物語 上』『化物語 下』西尾維新

 連作短編ということでまずは1話だけ読むつもりでおいて、気がつくと全部読み終えていた。
 相変わらず中毒性の高い文章を書く人である。

 物語は高校3年生の阿良々木暦(あららぎこよみ)が、彼の周囲に起こる怪異について語る構成となっている。
 最初に登場する戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)をはじめ、誰も彼も、どれもこれも、あれもそれも皆エキセントリックで愉快な会話を繰り広げてくれる。


以上の他にも、キーワード一覧[西尾維新]からも、さらなる関連情報が辿れます。


以下のアイコンから、このキーワードについての記事の新着をRSSで取得できます。別途Drupal.cre.jp全体のRSSもあります。

コンテンツのシンジケート


この記事をブックマーク

人気コンテンツ