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『ありすとBOBO 猫とマグロと恋心』河崎康宏 ライトノベル版、モンティ・パイソン。中身はいつも通り+パンツはいてない

 私は、何もかもがダメになっていく、ぐだぐだなスラップスティック話が大好きである。ライトノベルでは河崎康宏さんと田中哲弥さんがその双璧であり、特に電撃文庫で出版された河崎康宏さんの『ALICE』の続編を長く待ち望んできた。

 古橋秀之さんの『IX(ノウェム)』と、そして、秋山瑞人さんの『龍盤七朝』の続編と同じく。もしかしたらダメかなー、でも読みたいなー、と願いつつ。

 そしてその願いは叶えられた!

『ガッツ&ブラッド ~蒸気帝国騒動記~』川﨑康宏 状況がひたすら悪化するライトノベル界のモンティパイソン……というかドリフ?

 川“崎”康宏さんあらため、川“﨑”康宏さんといえば、熊が出てくる『ALICE』やエルフとドワーフの刑事ドラマな『銃と魔法』といった名作というか、怪作というか、奇作というか――とにかくまあ、スラップスティック(どたばたギャグ)な作品が上手い人である。
 スラップスティックの笑いは、脱力系の笑いである。肩の力を抜いて「しょうもない」「アホかい」と頬を歪める、ダメな笑いだ。

 『ガジェットポップ』の続きである『ガッツ&ブラッド』もまた、読めば読むほどに脱力する、ダメな乾いた笑いがてんこ盛りである。


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