戦史
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投稿者: 銅大 日付:火, 2010-12-28 00:22
『坂の上の雲 第9回広瀬、死す』は日露戦争開戦直後、旅順港の閉塞作戦とその失敗を題材にしたドラマである。
作戦立案はどうあるべきか。そして作戦が失敗した時に、どのタイミングで失敗を認め、決断するか。なかなかに考えさせられるドラマであったと思う。
さて、なぜ旅順港が閉塞作戦の対象になったかというと、理由はふたつある。
ひとつは、湾内に残った有力な旅順艦隊を無力化できるということ。
そして、旅順港を失えばロシアのアジア側の軍港は当時はまだ規模が小さく使い勝手の悪いウラジオストック港のみになるからである。
投稿者: 銅大 日付:日, 2010-11-07 21:33
これは、『MC☆あくしず』連載『戦術入門たくてぃくす!!』の第四回と第五回の間の出来事をショートショートにしたものである。
pixivにて本編でもイラスト担当のRondo bellさんが描いてくれたエリル → こちら と
キツネ長官さんが描いてくれたエリル → こちら と一緒に、お読みいただきたい。
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投稿者: 銅大 日付:土, 2010-10-16 17:53
2010年10月10日に都内で開かれた架空・仮想戦記のコンベンション『IFCON-10』に参加してきましたので、そのレポートを。
といっても、内容については外には公開しにくい部分もありますので、参加して見聞きしたことを元にあれこれ脳内妄想を膨らませて三割な法螺話とさせていただきます。
・冷戦時代のソ連海軍
「仮想戦記作者インタビュー」の富永浩史先生、横山信義先生のお話より。
冷戦時代のソ連海軍の敵はアメリカ海軍であります。いかなソ連といえども、海の上での戦力は、戦前の日本海軍vsアメリカ海軍より開いています。
投稿者: 銅大 日付:土, 2010-09-25 23:01
イカロス出版の『MC☆あくしず』1号から14号に連載した『放課後ワールドウォー』。第二次世界大戦と日露戦争を、女子高生のロールプレイという形で戦争と戦略について考える内容です。テキストは私、銅大が。イラストはとんぷう先生が担当しています。
このたび、連載分に加えて第一次世界大戦編と冷戦編を書き下ろし、さらにとんぷう先生の紹介漫画や新キャラの顧問の先生を入れた、『放課後ワールドウォー完全版』が2010年9月末に発売されることになりました。連載時に文字数制限から削った部分も加筆し、348頁とボリュームたっぷりです。
投稿者: 銅大 日付:月, 2010-08-16 01:51
副題は「比島決戦」。戦場は再びフィリピンに戻る。
戦前のフィリピン経済は、モノカルチャー経済だった。輸出用の工業原料である砂糖とマニラ麻だけを集中的に生産し、衣類や食料は輸入に頼っていた。
そしてフィリピンを占領した日本は、フィリピン経済を支えるだけの余剰生産力を持っていなかった。フィリピンのモノカルチャー経済は破綻し、フィリピンの景気は悪化する。
景気を悪くする支配者が好かれるはずもなく、フィリピンでは日本の人気は悪く、治安も悪化したのはこれは仕方がない。
投稿者: 銅大 日付:月, 2010-04-19 04:12
1943年の秋。
日本はついに、戦略方針を長期持久、すなわち『守勢に入り持久体制を整え、折りを見て敵に痛打を与えることで戦争を終結に導く』という方向へ切り替える。絶対国防圏と名付けられた防衛ラインは、そのためのものである。
もちろんこれは失敗した。
ゲーマーであればよく経験することだが、守る時こそ、柔軟な戦力の運用が必要となる。
コンピュータ相手ならいざ知らず、人間相手に防衛戦をする場合、守る側が戦力を固着させて運用してはダメだ。優勢な攻撃側は、自由に攻撃軸を選び、戦力を集中させることができる。劣勢な防衛側が戦力を前線にはりつけているだけでは、これに対応できない。防衛線は穴だらけになるだろう。
投稿者: 銅大 日付:水, 2010-03-31 02:14
「無条件降伏」
戦争で相手に「無条件降伏」以外は許さないというのは、つまるところ、講和に応じるつもりがなく、徹底的にボコボコにする、という意思表示である。
この宣言が出た1943年のカサブランカ会談の当時、すでに枢軸国の劣勢と連合国の優勢は、はっきりしていた。枢軸国に、勝ちを手に入れる手段はもはやなく、後はこの戦争をどう終わらせるか、だけが焦点となっていた。
そして、それこそが連合国にとっての憂鬱だった。枢軸国が頭を下げて、停戦を申し出る可能性があったからだ。特に、1943年時点でなおも国土の広い範囲を支配されているソ連が、その返還を条件にドイツと単独講和をする可能性は、決してゼロではなかったからである。
投稿者: 銅大 日付:金, 2010-03-26 02:32
これは、『MC☆あくしず』連載『戦術入門たくてぃくす!』の第二回と第三回の間の出来事をショートショートにしたものである。
キャノに引き続いてpixivにキツネ長官さんが描いてくれたファン → こちら のコメントに「捕虜にしたいほりょ!」とあったので、ファンを捕虜にする展開である。
『戦術入門たくてぃくす!』の読者限定であるが、ご笑覧いただければ、幸いである。
投稿者: 銅大 日付:土, 2010-03-20 19:03
これは、『MC☆あくしず』連載『戦術入門たくてぃくす!!』の第二回と第三回の間の出来事をショートショートにしたものである。
pixivにキツネ長官さんが描いてくれたキャノ → こちら に感激してキャノ中心に描いてみた。
『戦術入門たくてぃくす!!』の読者限定であるが、ご笑覧いただければ、幸いである。
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投稿者: 銅大 日付:月, 2010-01-04 01:22
太平洋戦争の天王山は、ソロモン・東部ニューギニアの死闘にあった。
ガダルカナル島をめぐる戦いが始まった1942年の夏から、撤退し、航空戦力の消耗が続いた翌43年の春までの間に、日本が失ったのは多数の将兵や、航空機、艦船とそれを動かす燃料――だけではない。
この戦いで、日本は、太平洋戦争のイニシアティブを喪失する。そして以後、日本はそのイニシアティブをついに取り戻すことができなかった。
戦争のイニシアティブとは「どこで、どのように戦うか」を決める力である。イニシアティブの確保は、劣勢な側ほど、貴重である。戦力に優れる側、補充能力が高い側は、イニシアティブを失っても、耐えることができる。
投稿者: 銅大 日付:月, 2009-09-21 17:46
JGC2009に参加したあと、enoさんに誘われて、彬兄殿、めるちゃん(meltdown)、ふぁるしおん君らと、嵐山史跡、そして鉢形城を見学した。
その時の記録と感じた内容をここにまとめておきたい。
■嵐山史跡
●板碑
館内の展示物として、広島では滅多にみられない、板碑を見ることができた。
そもそも原材料となる石板が、関東の荒川上流などで産出される緑泥片岩という変成岩で、岩にたがねさして叩けば、薄い板状の石が簡単にはがれるというものらしい。
投稿者: 銅大 日付:木, 2009-09-03 20:44
歴史群像の『決定版太平洋戦争』で毎回楽しみにしているのが、片岡徹也先生の、深く切り込むタイプの考察である。今回も『日本海軍が実現できなかった“峡海パラダイム”への転換』など、繰り返し読んで学びたい記事が多い。
さて、その中で読み終わったあと、いろいろと考えさせられたのが、『対話の成り立たない男たち』である。ここでは軍令部第一部の富岡定俊、連合艦隊参謀の黒島亀人、連合艦隊司令部の宇垣纏の三人の参謀について、片岡徹也先生はかなり辛口に、シミュレーション能力が欠けていると評されている。
投稿者: 銅大 日付:月, 2009-08-31 20:42
ホーエンフリートベルクと言われても、何のこっちゃという人は多かろう。
時は1745年、ところは中央ヨーロッパ。
いつものようにお家騒動からはじまり、各国の欲望が入り乱れたオーストリア継承戦争のクライマックスの戦いがあった土地の名前だ。
火事場泥棒的にオーストリアの領土をかすめとろうとするフリードリヒ大王率いるプロイセン軍が、ホーエンフリートベルクでオーストリア軍を大いに打ち負かしたのだ。続く講和でプロイセンは豊かで人口も多いシュレジエン地方を手に入れることに成功し、プロイセンが将来、さらなる飛躍をとげる基礎を固めるのである。
投稿者: 銅大 日付:月, 2009-08-31 20:34

投稿者: 銅大 日付:月, 2009-08-31 20:33

投稿者: 銅大 日付:月, 2009-08-24 23:18
ビジネス界には古くから『ピーターの法則』というものがある。
ざっくりまとめてしまえばこんな感じだろうか。
1.仕事を上手に処理する人間は出世し、より困難な仕事を与えられる
2.仕事を平凡に処理する人間は出世せず、その地位にとどまる
3.その地位に長くとどまるのは、仕事を平凡に処理する人間だけである
日本的な職場では出世=困難な仕事というわけではないが、有能なメンバーほど問題があるプロジェクトや部署へ引き抜かれやすい傾向はある。
投稿者: 銅大 日付:木, 2009-08-13 22:55
パラドックス社の『Hearts of Iron2』で日本をプレイすると誰もが気づく構図がある。
それは、日本経済にとってアメリカとイギリスはなくてはならぬお客様であるということだ。日中戦争をうまくやって中国を占領しようが、工業力に比して、資源が不足しがちな点に変化はない。70年前のアジアは自給自足には向いていないのだ。全力で戦争は避けて、ひたすら商売。これが『Hearts of Iron2』での日本が勝利するもっともシンプルな道である。どうしても大戦争がやりたければ、イギリスかアメリカと仲良くしてナチスドイツと戦う『紺碧の艦隊』(荒巻義雄)プレイがお勧めだ。
投稿者: 銅大 日付:土, 2009-08-01 18:48
「戦闘とは、激動の状態である。ゆえに戦場でのすべての行為は、
激動的に成されねばならない」
この言葉は、アレクサンドロス大王が、戦場における指揮のやり方について述べたものである。
この言葉と連動して私が思い出すのは、かつて長嶋茂雄さんがホームランの打ち方について野球少年に説明した言葉である。
「球がこうスッと来るだろ」
「そこをグゥーッと構えて腰をガッとする」
「あとはバァッといってガーンと打つんだ」
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