第一次世界大戦


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放課後ワールドウォー番外編:クリミア戦争

 イカロス出版の『MC☆あくしず』1号から14号に連載した『放課後ワールドウォー』。第二次世界大戦と日露戦争を、女子高生のロールプレイという形で戦争と戦略について考える内容です。テキストは私、銅大が。イラストはとんぷう先生が担当しています。
 このたび、連載分に加えて第一次世界大戦編と冷戦編を書き下ろし、さらにとんぷう先生の紹介漫画や新キャラの顧問の先生を入れた、『放課後ワールドウォー完全版』が2010年9月末に発売されることになりました。連載時に文字数制限から削った部分も加筆し、348頁とボリュームたっぷりです。

フランスから見た第二次世界大戦を、三十年戦争までさかのぼってみる

 NHK-BSで放映された(未見)、シリーズ戦争と平和 よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~ をネタにしたチャットでの四方山話で、次のネタがでている。

ENOKINO フランスの視点から見た第二次世界大戦というのは、第一次世界大戦からの、というか、その前の普仏戦争当たりからの流れを知らないと

 なるほど。では、フランスから見た第二次世界大戦を、三十年戦争までさかのぼってみよう。

『機関銃の社会史』ジョン・エリス 最強であったはずのヨーロッパ列強の軍隊が、なぜ機関銃を相手にかくも悲惨な戦いを繰り返したのか

 第一次世界大戦の記録を読むと、繰り返し出てくるのが機関銃の威力である。
 機関銃の弾幕は、歩兵の突撃を文字通り粉砕した。銃剣連ねて突撃をかける歩兵の集団は、近寄ることすらできずに打ち倒され、屍をさらすことになる。

 しかし、現代では。
 第一次世界大戦よりもはるかに高性能の機関銃を、歩兵が分隊レベルでの支援火器として保有しているほどの現代では。
 ここまで機関銃は恐るべき兵器ではない。

 つまり、機関銃を持つ相手への戦い方はあるのだ。

『戦略・戦術・兵器詳解 図説 第一次世界大戦 上』無能と有能の狭間に

 第一次世界大戦の記録を読むと、私の脳裏には、いつもSPIの『World War I』の地図が浮かぶ。比較的おおざっぱなヨーロッパのヘクスマップの上。スイスから北フランスのドーバー海峡まで並んだドイツ軍と仏英米軍の戦線はどれだけ戦いが続いてもぴくりとも動かない。並べられた軍団コマは、塹壕線にあって健在で、他のゲームでよくあるような、戦闘で敗北して後退するとか、包囲されて消し飛ぶとかということもない。

 では何もないのか。『西部戦線異状なし』なのかというと、そんなことはない。あの映画がそうであったように、ぴくりとも動かないように見える塹壕の中では、多くの青年が塹壕の中で暮らし、ひとたび攻勢がはじまるや、万単位で死傷していく。敵も、味方もだ。

『戦略・戦術・兵器詳解 図説 第一次世界大戦 上』より『素顔のヴィルヘルム2世』(菊池良生) おっちょこちょい皇帝の一生懸命の空回り

 第一次世界大戦当時のドイツ皇帝ヴィルヘルム2世については、かの鉄血宰相にしてベテランゲーマーであるビスマルクを罷免したり、結局何の役にも立たなかった戦艦を山のように作ってイギリスを敵に回したり、ストライキを起こした連中に対して死ねばいいのにという発言をしてみたりと、とりあえず歴史的に見ても「おっちょこちょい」な皇帝という位置づけである。

 これは、彼が玉座にいた時からそうで、しばしば外国や反対勢力からローマ皇帝ネロにたとえられることもあったらしい。

『補給戦 何が勝敗を決定するのか』マーチン・ファン・クレフェルト 3章~4章

■本日の読書:『補給戦 何が勝敗を決定するのか』マーチン・ファン・クレフェルト

第三章:鉄道全盛時代のモルトケ戦略
 鉄道である!
 やった、これで貧弱な補給も万全に――とはやっぱいかない。
 モルトケの戦った普墺戦争普仏戦争が事例としてあげられているが、いずれも通説とは違い鉄道は補給にあまり役に立っていない。
 いや、鉄道そのものはすごい役に立っている。とにかくこれのおかげで国内での兵の動員から編制、そして出撃までが迅速に行えるようになっている。が、始まったとたん、補給はいきなり頓挫してしまう。


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