上杉謙信


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『解析 上杉家の軍事システム』河合秀朗(『歴史群像No.95』より) 龍の軍団の台所事情

 戦場でご飯を食べるには、いくつかの方法がある。

 ひとつは、食材や弁当を持って行き、戦場で食べるという自弁である。
 戦国時代では、最初の三日分の糧食は軍役の範疇ということで、自分で持っていくことになっていた。

 ふたつめは、城にある倉庫から兵糧米を持ち出して戦場まで運び、そこで兵士に配るという仕組みである。戦国時代には小荷駄という補給部隊があり、彼らに戦場までの配送を任せていた。

 みっつめは、現地調達である。戦場周辺の食料を集めて、これを食べる。これまた戦国時代には一般的な方法で、河合秀朗さんの記事によると上杉家の補給は主にこの現地調達に頼っていたらしい。

上杉謙信 戦国時代の電撃戦(ブリッツクリーク)

 何の本だったか忘れたが、以前に上杉謙信(長尾景虎)のこんな言葉を読んだことがある。

「我に八千の兵あらば、いかなる大敵も撃破してくれよう」

 上杉謙信は本当にそういう意味合いのことを言ったのか。あるいは言ったとして単なるハッタリか、政治的な宣伝の意味ではなかったのか。

 けれど同時に、『信長の野望』でさんざんチート級な強さをみせる軍神謙信であれば、いかにも言いそうなセリフではないか。

 そこで、この謙信のセリフが正しいと仮定して考察してみよう。


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