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石田衣良、作、『ラストホーム』(『LAST』所収)、「でも、あんたがそう思うんならきっとそうなんだろう」

 “渋井聡の転落は突然やってきた。”。
 こう書き出される『ラストホーム』は、職場でいさかいを起こすたびに、職を転々としてきた渋井聡が、40代になってからホームレスになる話。

 講談社の「問題小説」2003年2月号に掲載された石田衣良さんの短編小説で、短編集『LAST』に採録されてる。

 この短編小説は、読んだ人によって評価が別れやすいだろう、と思います。
 アタシ(紹介者)としては、もう少し長い分量で読ませて欲しかった作品。

石田衣良、作、『ラストライド』(『LAST』所収)、色濃い不安感の描写が読み応えを生んでる短編

 短編小説『ラストライド』は、石田衣良さんの作品集『LAST』に採録された7篇の内、巻頭に収められた1篇。
 文庫版で34頁ほどの短い作品は、全編が色濃い不安感に彩られていて、読み応えがある。

 あれほどしつこかった催促の電話が一週間ほど、ぱたりとやんでいた。だが福本修二の切羽詰まった気持ちに変化はない。

 作品の冒頭は、こう書き出され、冒頭パラグラフは、「一週間で十パーセント以上の高利をむさぼる小切手金融の、それもまったく無関係の三社がそろって音沙汰なしなのが信じられなかった。」と、締められてる。


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