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『吉本隆明 全マンガ論』豊かな出会いのメディア論

 批評家思想家である吉本隆明さんの、「全マンガ論」が、小学館クリエイティブから刊行されてる。
 副題は、「表現としてのマンガ・アニメ」。
 と言っても「サブカルチャー論」や「ジャンル論」の論集ではない。「ハイカルチャーサブカルチャーの区別が成り立たなくなっているメディア動向」の兆候として、主にマンガやアニメが取り扱われている。

 中身を読むと、むしろ、言語とイメージ(画像)が相互に関わった表現が諸ジャンルを横断しながら高度化してる、その関わりの在り様を考察する「メディア論」だ。副題でも、その辺が示唆されていると思える。


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