第二次世界大戦


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放課後ワールドウォー番外編:クリミア戦争

 イカロス出版の『MC☆あくしず』1号から14号に連載した『放課後ワールドウォー』。第二次世界大戦と日露戦争を、女子高生のロールプレイという形で戦争と戦略について考える内容です。テキストは私、銅大が。イラストはとんぷう先生が担当しています。
 このたび、連載分に加えて第一次世界大戦編と冷戦編を書き下ろし、さらにとんぷう先生の紹介漫画や新キャラの顧問の先生を入れた、『放課後ワールドウォー完全版』が2010年9月末に発売されることになりました。連載時に文字数制限から削った部分も加筆し、348頁とボリュームたっぷりです。

『終戦一年前のチェックメイト』/山崎雅弘(歴史群像100号)ただの講和に興味はありません! 独・日・伊の中で無条件降伏する国がいたら、連合国の前にひれ伏しなさい! ……この言葉の裏にある連合国の憂鬱

 「無条件降伏」
 戦争で相手に「無条件降伏」以外は許さないというのは、つまるところ、講和に応じるつもりがなく、徹底的にボコボコにする、という意思表示である。
 この宣言が出た1943年のカサブランカ会談の当時、すでに枢軸国の劣勢と連合国の優勢は、はっきりしていた。枢軸国に、勝ちを手に入れる手段はもはやなく、後はこの戦争をどう終わらせるか、だけが焦点となっていた。
 そして、それこそが連合国にとっての憂鬱だった。枢軸国が頭を下げて、停戦を申し出る可能性があったからだ。特に、1943年時点でなおも国土の広い範囲を支配されているソ連が、その返還を条件にドイツと単独講和をする可能性は、決してゼロではなかったからである。

フランスから見た第二次世界大戦を、三十年戦争までさかのぼってみる

 NHK-BSで放映された(未見)、シリーズ戦争と平和 よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~ をネタにしたチャットでの四方山話で、次のネタがでている。

ENOKINO フランスの視点から見た第二次世界大戦というのは、第一次世界大戦からの、というか、その前の普仏戦争当たりからの流れを知らないと

 なるほど。では、フランスから見た第二次世界大戦を、三十年戦争までさかのぼってみよう。

『各国陸軍の教範を読む 第三回 用兵思想の根幹その二』(田村尚也/『歴史群像No.91』より)から 日本軍作戦要務令の格好いいが少し怖い美文

 第二次世界大戦前。列強各国では第一次世界大戦までの戦訓を取り込んだ、新時代の戦場に合った兵器や戦術を考案した。ハードとしての兵器と、ソフトとしての戦術である。
 この戦術を、将兵、特に部隊を指揮する将校に教えるためのものが教範である。
 田村尚也さんは、かつて歴史群像で『ミリタリー基礎講座 戦術入門WW2』という優れた連載を書かれていた (この連載は歴史群像シリーズの歴史群像アーカイブVOL. 2としてまとめられている)が、今回はそこからさらに一歩踏み込んでその戦術の元となった教範について書かれている。

『MC☆あくしず Vol.10』 特集:真珠湾攻撃 弱者の勝利は奇襲攻撃にあり

 もはや怖いモノなしの萌えミリタリー雑誌『MC☆あくしず』がとうとう二桁の大台に。どこまで続くか楽しみである。私がテキストを担当している『放課後ワールドウォー 日露戦争編』は両軍の戦略から開戦までの流れ。まあ、戦争なんてぇのは、そうそう思い通りに行くわけがないのである。

 さて今回の特集記事は真珠湾攻撃太平洋戦争の最初に行われた、ハワイへの奇襲攻撃である。

 そも、戦いに勝つにはどうすればいいか。

『迫撃の巨竜 最強戦艦決闘マリアナ1944』内田弘樹 “マリアナの七面鳥撃ち”の汚名をそそぐべく、航空戦艦になった大和が大活躍

 表紙絵は、斜め後ろから見た戦艦大和。
 航空戦艦に改造され、飛行甲板にはびっちり搭載機が載っている。

 宇宙戦艦ヤマト世代にとっては、こうした「航空機も搭載した戦艦」こそが戦闘艦究極の姿であるという印象があり、上田信さんの表紙絵や神奈備さんのイラストのすばらしさとあわせて、航空戦艦大和はすごく強そうである。

 だが、何せ時代は1944年である。マリアナ海空戦である。
 日米の海軍力や航空戦力には航空戦艦ごときでは埋められない格差が存在している。

『幻の連合艦隊Z作戦 -米艦隊撃滅を期した決戦構想-』瀬戸利春(『歴史群像No.88』より) 終わりの見えない「失敗するプロジェクト」を何とかしようとした作戦指導

 1943年8月15日。
 『連合艦隊Z作戦要項』が連合艦隊司令部より各部隊に下達された。
 ミッドウェイの敗北から一年と少し。
 ガダルカナルの戦いの敗北から半年あまり。
 もはや劣勢覆い隠すべくもない、日本海軍がたてた起死回生の決戦たる作戦がこのZ作戦である。

 開戦前に日本が意図していた、アメリカ海軍を艦隊決戦で撃滅するという邀撃作戦の焼き直し――では、決してない。
 有力なるアメリカ艦隊が出現した時に、これを連合艦隊のもてる総力でもって迎撃し、この決戦に勝利することによって……

『MC☆あくしず vol.6』 スターリングラード占領を目指すヒトラーの判断は間違っていたのか?

MC☆あくしず vol.6』 スターリングラード占領を目指すヒトラーの判断は間違っていたのか?

 『MC☆あくしず』も無事に6号まで発行できて、まずはめでたい。

 今回の特集記事『F-Xは俺の嫁』はすごい傑作記事であると思うがそれは置いておいて、ここで紹介するのは『萌えよ!戦車学校[戦史編]』のスターリングラード攻防戦である。

 時系列順の、地図をいっぱい利用した戦いの流れはすごくわかりやすい。

『歴史群像 No.83』本土爆撃の戦略面での分析と、知られざる米英戦争、そして九七式戦車の先進性と悲劇

■本日の読書:『歴史群像 No.83』

 南北戦争の「新兵器」というフォトギャラリーが面白い。南北戦争で登場した、貨車に大砲を乗せた列車砲は有名。
 今回イチ押しは、電信通信のために電池を運搬する馬車から電線がのびている写真。メカ好きが高じるとこういうのが面白くなってきて困る。

再検証 本土爆撃佐藤俊之
 B-29による本土爆撃を中心に、日本の戦争遂行能力に与えた影響についてまとめた記事。

『ミリタリークラシックス VOL.17』進化の袋小路としての重巡と、ロシア人は紅茶にジャムを入れない

■本日の読書:『ミリタリークラシックス VOL.17』

 巻頭特集は「高雄型」重巡洋艦
 堂々とした城のようなでかい艦橋が目印の、デザイン的に実にカッコ良い艦である。
 スペックを見ても、心躍るものがある。
 なんといっても攻撃力が素晴らしい。アメリカの同クラスの艦よりもでかい大砲を搭載し、さらに魚雷まで装備している。
 機動力としての速力、航続距離も十分なものがあり、見た目の精悍な印象を裏付ける。

『イタリア軍入門 1939~1945』吉川和篤/山野治夫 負け続けだけど、がんばってないわけじゃないぞ

■本日の読書:『イタリア軍入門 1939~1945』吉川和篤山野治夫

 1939~1945というのは年号であり、これは第二次世界大戦のはじまり(ドイツのポーランド侵攻)からおしまい(ドイツと日本の降伏)までである。

 日独伊三国同盟という言葉が中学校の歴史の教科書にも登場するほどに一般的であるように、第二次世界大戦における枢軸国側を代表するのがこの三カ国である。もちろん東欧のハンガリーとかルーマニアとかスロヴァキアなども枢軸側であったのだが、主体となるのは日本とドイツとイタリアだ。

『補給戦 何が勝敗を決するのか』マーチン・ファン・クレフェルト

■本日の読書:『補給戦 何が勝敗を決するのか』マーチン・ファン・クレフェルト

●第五章:自動車時代のヒットラーの失敗
 第二次世界大戦のドイツといえば、戦車を中心とした機甲師団のイメージである。
 が、実際のところ当時のドイツ自動車産業の能力では、すべての部隊を自動車化することなどとうてい不可能であった。
 いくら戦車があっても、その戦車に燃料や砲弾を届ける輸送トラックと、戦車を支援する歩兵部隊を運ぶトラックや装甲車両がなくては戦えない。(もっとも、その戦車すら、開戦時には同時期の日本の九七式と大差ない一号、二号戦車が主力であった)


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