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「ウェスタディアの双星 4 『うら若き女王騒乱に立つの章』」小河正岳 著

 暇つぶしに仕掛けられた策謀が威力を発揮しました。
……いや、本当に暇つぶしと嫌がらせで仕掛けて来ました(苦笑)

 混乱期にサボタージュをして権益を失った有力諸侯や、個人的な復讐者の支援もあり、
一度は逃亡した(法的に)正統王位継承者vs現政権の抗争に発展、
国内が泥沼の抗争に突き進みます。

 何か、修羅がゆくのオープニングみたいです(笑)
ただし、こちらは艦隊戦がメインなので、死者の数が桁違い。

『衛星フォボスを迎撃せよ』プロローグ/太陽系防衛艦隊所属:空母「あかぎ」(三段飛行甲板)の戦い

 迂闊十臓さんが、ツイッターのやりとりの中で  三段飛行甲板空母 を描いてくださったので、この空母「あかぎ」が活躍するストーリーをでっちあげてみました。ガミラスによる侵略初期を想定しています。

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 火星宙域を行く一隻の空母。太陽系防衛艦隊所属の「あかぎ」である。
「フォボス基地からの通信、途絶えました」
「まさか敵がいきなり火星に現れるとはな」
 「あかぎ」艦長のヘンダースン大佐がオペレータの報告にうなるような声を出す。

「ウェスタディアの双星 3 『世を忍ぶ将軍漫遊記の章』」小河正岳 著

 戦力の動員を続けた結果、国内で治安が悪化し「イベント:海賊の出現」が起きました。
治安悪化につけ込むタイプの犯罪なので、地元の人間の職業の一つとして選択しうるソマリア沖の海賊とは違います。
作中では地元にも被害が及んでいるので、「Europa Universalis3」の海賊タイプです。まぁ、そこまで沸いてきませんが。
あれは、正直、沸きすぎだっ。

 しかし、海賊船として宇宙船ではなく、宇宙戦艦が使われていることからすると、

「ウェスタディアの双星 2 『幸運の女神(?)降臨の章』」小河正岳 著

 「保護が欲しければ、忠誠を示せ」

 大国の庇護が欲しいので、他の大国の属国を軍事力で屈服さる事になりました。
大義名分は仕掛けられた戦争で、既に「状態:戦争」なので問題ありません。

 とはいえ、敵対側の大国も政治“属国の併合”を決定し、行動を起こしました。
主人公側の陣営も、外務大臣の手により外交“支援要請”が開始され、
大国の動向をにらんだ駆け引きが行われています。

 そういった、システマチックな展開の傍ら、

『彷徨える艦隊 3、4』ジャック・キャンベル 星図の追加と、宇宙戦闘についてあれこれ

 まずは、ミリタリー系スペースオペラ『彷徨える艦隊』の3巻と4巻の星図をアップしよう。

『彷徨える艦隊3&4』星図『彷徨える艦隊3&4』星図

 星系の数が増えたのでちょっと縮小。ハイパーネット・ゲートの島津マークがちょっとつぶれてしまったか。

 さて、毎巻派手な宇宙戦闘が行われているこのシリーズだが、もちろん、科学的にはホラを吹いている部分が多くある。
 0.1から0.3光速で戦闘艦をぶっとばす謎の推進機関や、原理不明の防御シールドなどがそのホラ部分である。

「ウェスタディアの双星 1 『真逆の英雄登場の章』」小河正岳 著

 先代の偉大な王様が死んで、後継者が逃げ出した国で残された人が頑張る物語です。
いや、頑張らない人も多いのですが(笑)

 まぁ、トップが駄目だと思ったら、見切りをつけて組織から離脱するのも生存術の一つではありますが……
 そんな状況で、「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ」とばかりに隣国から戦争を挑まれます。
残存する人材と兵力をかき集めて対応する物語でした。

 うん? Hearts of IronEuropa Universalisでは、襲わない方が“悪”ですよ? そうしないと、生き残れませんから(きっぱり)

『彷徨える艦隊2 特務戦艦フュリアス』ジャック・キャンベル 追加の星図と戦闘艦カタログ

 ミリタリー系スペースオペラ『彷徨える艦隊』の第2巻。
 1巻が面白かった人は、2巻も面白いと思うので、未読の方はぜひぜひ。

 まずは、1巻2巻含めての、艦隊の『彷徨い』ぶりを星図にまとめてみた。

『彷徨える艦隊2』星図『彷徨える艦隊2』星図

 ラインでは結んでいないが、ハイパーネット・ゲートが設置された星と星は、相互に移動できる。

 ギアリー率いるアライアンス艦隊は「ジャンプ航路を利用した内線の利」を活かして逃げ回っている。

『反逆者の月3 皇子と皇女』デイヴィット・ウェーバー 3巻はロストコロニーを舞台にしたマスケット銃による独立戦争。ナポレオニックなウォーゲーマー大喜び

 「月は宇宙人が残した古代の戦艦だったんだよ!」「な、なんだってーっ?!」でおなじみの『反逆者の月』の3巻。今のところ未訳のものもなく、これが最終巻。
 1巻では、人類の歴史を影で操ってきた反逆者を討伐し、2巻では、宇宙の深淵からやってきた謎の敵との星を揺るがす大艦隊戦を繰り広げたこのシリーズ、果たして3巻ではどこと戦うのかと思いきや、なんと一気に時代をさかのぼり、ロストコロニーを舞台に19世紀風のマスケット銃メインな戦いとなった。

『マップス・シェアードワールド2 天翔る船』原作:長谷川裕一、葛西伸哉、笹本祐一、新城カズマ、友野詳、西野かつみ、山本弘、あろひろし、あらいずみるい、環望 ##豪華メンバーによる、マップス本の第2巻より、葛西伸哉さんとアーマードダイオンを応援##

 長谷川裕一さんの漫画が読んで心地よい点のひとつが、敗北したものへの扱いである。
 バトルが多い漫画なので、勝者もいれば敗者もいる。それどころか、主人公側がしばしば敗者になって最後に大逆転というのが定番である。

 だからか。長谷川さんの漫画では、敗者を貶める、辱めることがない。
 むろん、あっさり死ぬキャラとか、自業自得で死ぬキャラはいる。マップスのように後半大戦争になると、ぼんぼん死ぬ。
 しかし、敗者を辱めることだけはない。

“ブラック・ジャック”ギアリーの戦い/『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』(ジャック・キャンベル)の第四章を元にした二次創作

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 『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』(ジャック・キャンベル)の第四章(p142~183)には、敵側に一隻の軽巡航艦が登場します。
  敵艦にもその艦長にも名前はありませんが、それはまさに鬼神も泣かしめる戦いぶりでした。
 ここに敬意をこめて、その艦長の側から見た第四章の最初の部分を掌編にまとめてみました。

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 子供のころ、彼は“ブラック・ジャック”ギアリーに憧れていた。

宇宙の戦闘:『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』(ジャック・キャンベル)に出てくるジャンプとハイパーネットの星図

 スペースオペラに登場するさまざまな宇宙の戦闘について紹介する本コーナー。今回のお題は、この秋にハヤカワから出たミリタリ系SF、『彷徨える艦隊』である。

 アメリカ海軍将校であったというジャック・キャンベル氏のこのシリーズでは、超光速航法として星系ジャンプと、ハイパー・ネットワークの二種類が出てくる。そしてその二種類の違いが、作品世界における戦闘(そしてひょっとしたら戦争そのもの)と深く関わっているのだ。

『風前の灯! 冥王星ドーム都市(キャプテン・フューチャー全集別巻)』野田昌宏 「ジェイムスン教授の続きは出ませんか?」「よし、キミが訳せ! そしたら俺が早川にもっていってやる!」

 私が野田昌宏さんに最初にお会いしたのは、もう四半世紀も前になる。まだ学生の私は、野田昌宏さんにサインをいただいた後、こう聞いた。(サインをいただいたのは、アーサー・バートラム・チャンドラー先生の『銀河辺境シリーズ銀河私掠船団』であったと記憶している)

「ジェイムスン教授の続きは出ませんか?」

 ジェイムスン教授シリーズは、ニール・R・ジョーンズのユーモア系スペースオペラで、藤子・F・不二雄さんがイラストを描かれていることでも有名だ。翻訳を担当されたのが、野田昌宏さんで、私はこの作品のすっとぼけた、かなりいい加減なノリが大好きだったのである。

ライトノベルとSFの関係についてあれこれ:『グロリアスドーン 6』(庄司卓)あとがきを読んで

 『グロリアスドーン6 少女は最果てにいざなう』(庄司卓)を楽しんだあと、あとがきにおける『ライトノベルとSFの関係』という部分を読んであれこれ思うところがあったので、よしなごとを。

 6巻のあとがきで、庄司さんは、SFとライトノベルの相性がよくない部分について考察を述べられています。

 その考察の足場になっているのが、世界やギミックなど、SFに特有の設定説明に手間がかかるという点です。

 これはたいへん納得がいきます。

宇宙の戦闘:宇宙機雷/機動爆雷/軌道爆雷 防衛的にも、攻撃的にも使えるコストパフォーマンスの良い兵器……でも、弱いモノいじめなのはしょうがない

 スペースオペラに登場するさまざまな宇宙の戦闘について紹介する本コーナー。今回のお題は、宇宙機雷である。
 機雷、という兵器はあまり人好きのするシロモノではない。
 地雷と同様に不意打ちご免な感じでドカンといくため、機雷にやられると、どうもこう、「損をした」という気になるのである。機雷そのものは安い兵器だから、なおのことである。
 しかし、逆に言えば相手の戦力を機雷で吹き飛ばすことができれば「お得」なわけで、使わない手はない。


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