樋口隆晴


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「かち合い弾」について/クリミア戦争~明治維新頃の銃と歩兵戦術

 先日、チャットで「かち合い弾」について話題が出た。
IRC2009-02-24の午前0時頃のログ

 最初に話題として出されたのは、クリミア戦争での「かち合い弾」である。
 日本では幕末にあたる、19世紀半ばの1854~1856年に、ロシアが英仏土の同盟軍と戦った戦争で、ナイチンゲールが戦場で医療活動をしたことでも知られている。

 そこの戦場跡から発見された「かち合い弾」とは、弾丸と弾丸が衝突してひとかたまりになり、地面に落ちたものである。

『歴史群像No.93』 戦力を集中運用する――しかない――軍隊が求める果てにあるもの

●『海軍艦上爆撃機『彗星』 敵空母を先制攻撃せよ』文・古峰文三/イラスト・佐竹政夫
 ぺらりと表紙をめくって最初に出てきたのが、先端の細い、精悍な印象のプロペラ機の見開きイラスト。
 海軍の海上爆撃『彗星』である。
 太平洋戦争の中盤から登場した他の日本軍の軍用機同様に、『彗星』も結果として残念なことになっている。

 航空機は何よりまずエンジンとよく言われるが、『彗星』の液冷エンジンは完全国産ではなくダイムラーベンツの液冷エンジンをライセンス生産したものである。

『再考 桶狭間合戦』橋場日月(『歴史群像87号』) なぜ今川義元は討ち死にしたのか

再考 桶狭間合戦橋場日月(『歴史群像87号』) なぜ今川義元は討ち死にしたのか

 『桶狭間の合戦』について私が最初に触れた記述は 小学校の図書室にあった『まんが日本の歴史』だったと思う。
 勝利の前祝いにうかれた今川義元が、風雨をついて行われた織田信長の奇襲攻撃によって敗死する展開であった。

 さて、それから三十有余年が経過した。
 今では、今川義元がそれなりに有能な武将であり、決して油断していたわけでもなければ、織田信長が奇術師ヤンのごとき奇計を使って今川軍を翻弄したわけでもないという考察が一般的である。

『機動戦士ガンダム 一年戦争全史  上』 ガンダムの戦略戦術を真面目に考察する良書

■本日の読書:『機動戦士ガンダム 一年戦争全史 上』

 歴史群像が出している第二次世界大戦などのムック本と体裁や構成がそっくりな、ある意味で二重に二次創作な本。
 ガンダムの歴史を証明するかのように、ライター陣も子供の頃にガンダムに触れたり見たりしていた世代である。

 上巻は主に開戦前~一年戦争前半について、ジオン側を中心に考察や記事が書かれている。示唆に富む記事や深い考察が多く、この本を元にネタをあれこれ考えるのも楽しい。

『機動戦士ガンダム一年戦争全史 下』歴史群像のライター陣がガンダムを熱く語る

■本日の読書:『一年戦争全史 下』

 歴史群像でおなじみのライターさんたちがガンダム一年戦争を戦略や戦術面で熱く語った良書。

 下巻は主に戦争の終盤、テレビシリーズとほぼ同期する感じである。

 上下巻通して、オフィシャルな設定にかなり配慮しているように見受けられる。たとえば地球連邦政府については『ムーンクライシス』(松浦まさふみ)っぽいオレ展開/オレ設定が出るのではないかとも思っていたのだが、そういうのはまったくなしである。


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