目黒三吉


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2008年、今年の読書とか、ふりかえり

 今年(2008年)は、小説やらマンガやらフィクション類の読書が楽しかった♪
 刺激を受けて批評類の読み返して、これも楽しかったけど。
 ノンフィクションとか、人類学民族学)とか、歴史書とか、そーいった方面の読書は、薄かった1年になりました。

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 大雑把に言って。
 今年は、1月の『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)最終巻の刊行、7月の『青銅の悲劇 瀕死の王』(笠井潔さん)の刊行が、アタシ的2大イベントで。

笠井 潔、著、幻の処女長編『熾天使の夏』

 『熾天使の夏』は、作家の笠井潔さん作の「幻の処女長編」
 と、いっても単行本が刊行されたのは、1997年のことですけど。1979年に『バイバイ、エンジェル』でデビューする直前、雑誌「文藝」の賞に応募された作品で。ずっと未発表だったそうです。
 20年近く埋もれてたことになる。今だと、2008年刊行の創元推理文庫版が入手し易いはず。

 謎解き推理小説ではなくて。強いて言えば、テロリストを主人公にしたサスペンス小説、あるいは犯罪小説の仕立て。実は、不条理劇風味の幻想小説とゆーか、主人公が強度の幻視体験に至る物語。

ネタバレ・チェック:峨田警視の事情(『低俗霊DAYDREAM』原作:奥瀬サキ、漫画:目黒三吉)

 峨田警視は、マンガ『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)に登場する脇役の1人だ。
 脇役だけど、強烈な印象で描かれてて、読者によって好き嫌いの分かれるキャラと思える。
 ただ、好き嫌いを置いてみると、物語内、特に終盤で、かなりの重みを示すキャラクターになってる。

 この作文では、峨田警視のキャラクター性をチェックするために必要なネタバレは避けません。

ネタバレ・レヴュー「御呪子(onoroko)」(『低俗霊DAYDREAM』原作:奥瀬サキ、漫画:目黒三吉)

「御呪子(onoroko)」は、全10巻のマンガ『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)のファイナル・エピソード。
 最終巻(10巻)に採録されてて。紙数は、133頁。

 7巻~10巻と続いた「ウェルテル」のクライマックス落着後、半年ほど後を描いた「御呪子(onoroko)」では、これまで語られずにいた主人公(催奇深小姫)の母親が描かれ、深小姫の事情に関わる新たな謎も提出された。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』10,一旦の終幕

 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんの「低俗霊DAYDREAM」は、「口寄せ屋」崔樹深小姫が、心霊の関わる事件へ「対策」をしていく物語。舞台は、現代の日本だ。
 10巻では、いよいよ、集団焼身自殺計画を巡る「ウェルテル」の物語が落着。
 さらに半年後の深小姫を描く「御呪子(onoroko)」、他が採録されて、物語は「一旦、幕を閉じる」。

 バイクに乗ったYUO〔ユオ〕のシンパに、自殺前提の妨害を受けた深小姫が、「大直の鑽火」決行地を知ったのは、決行予定時刻の30分ほど前だった。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』9,遅かった出会い

 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんの「低俗霊DAYDREAM」は、「口寄せ屋」崔樹深小姫が、心霊の関わる事件へ「対策」をしていく物語。舞台は、現代の日本だ。
 9巻で、深小姫は、集団焼身自殺計画を阻止すべく動く。

「ハルが私を導いてくれた」「タイムリミットまでに必ず/答えを持って戻るわ」

「大直の鑽火」決行まで 13時間13分。

 計画決行地を掴むためハケ岳に入った深小姫は、首謀者YUO〔ユオ〕の魂を深く幻視することになる。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』8,それは冒涜だったのかもしれない

 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんの「低俗霊DAYDREAM」は、「口寄せ屋」崔樹深小姫が、心霊の関わる事件へ「対策」をしていく物語。舞台は、現代の日本だ。

 8巻で、小姫は、いよいよ「この世に開いた/死者の門」YUO〔ユオ〕と直接対峙していく。

 全10巻のマンガを8巻から読み始める人は、そうはいないよね(?)。
 あなたが、もう7巻までを読んでたら、8巻から10巻までは、一気読みすることを、是非、お勧め。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』8、9、10、物語の終わりと始まり

 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんの、「サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーがハイ・ブリッド」したようなマンガ、『低俗霊DAYDREAM』の最終巻(10巻)が刊行された。
 10巻奥付によれば、2008年1月26日が、初版、初刷の刊行日。

 7巻巻末で急転回を観せた物語は、10巻とブッチギリの高速緊迫展開を続け落着。最終巻の過半を占めるファイナル・エピソード「御呪子(onoroko)」は、「物語の1つの終わりが、新しい物語の始まりであるような」そんな物語になった。

『低俗霊DAYDREAM』(奥瀬サキ、目黒三吉)ネタバレ・チェック:「口寄せ屋」の「対策」

低俗霊DAYDREAM』は、物語内で「口寄せ屋」と呼ばれる霊能者、崔樹深小姫が、現代日本で“心霊”の関わったトラブルに「対策」をしていく物語だ。

 深小姫は、主に、東京都庁の生活対策課からの依頼を受けて「対策」に取り組むことが多い。
(生活対策課以外からの依頼でトラブルに対処することもある)

 ここでは、物語の描写を通して「口寄せ屋」の「対策」についてみて見たい。主に、設定面のチェックになるけど、物語内の主人公の社会的立場も、その一端をチェックすることができるだろう。

「幽霊タクシー」ネタバレ・レヴュー(奥瀬サキ、目黒三吉『低俗霊DAYDREAM』3、採録)

「幽霊タクシー」は、マンガ『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)を構成する1エピソードで、66頁。3巻に収めらてる3編の内、最後に採録されている。

『低俗霊DAYDREAM』は、物語内で「口寄せ屋」と呼ばれる霊能者、崔樹深小姫が、現代日本で“心霊”の関わったトラブルに「対策」をしていく物語。
「幽霊タクシー」では、メイン・プロットの主役、崔樹深小姫が、依頼を受けて典型的な都市伝説かと思える幽霊タクシーの調査をする。しかし、「対策」の終了が伝えられた後、なぜか深小姫は独自に動く。この展開は興味深い。

『低俗霊DAYDREAM』(奥瀬サキ、目黒三吉)ネタバレ・チェック:ミツルの事情

 ミツル(藤原充)は、マンガ『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)に登場する重要な脇役だ。

 物語の序盤では準レギュラー的な脇役の1人に思えるけれど、作品メイン・プロットで、主人公とYUO〔ユオ〕との対立のドラマが進むに連れ、重要度を増していく。
 ここでは、物語で描写されるミツルの事情を検討してみたい。

 この記事では、必要に応じたネタバレは避けません。範囲は、現在単行本が出されてる1巻から9巻までに渡っています。

「ダムゴースト」ネタバレ・レヴュー(奥瀬サキ、目黒三吉『低俗霊DAYDREAM』2、所収)

「ダムゴースト」は、マンガ『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)を構成する1エピソードで、68頁。2巻に収めらてる3編の内、最後に採録されている。

『低俗霊DAYDREAM』は、物語内で「口寄せ屋」と呼ばれる霊能者、崔樹深小姫が、現代日本で“心霊”の関わったトラブルに「対策」をしていく物語。
 やはり霊能を持つYUO〔ユオ〕と深小姫の対立を主軸に、複数のキャラクターのドラマが絡まっていく展開がメイン・プロット(今のとこ9巻まで)だけど。

「橋の上の幽霊」ネタバレ・チェック(奥瀬サキ、目黒三吉、『低俗霊DAYDREAM』4、所収)

「橋の上の幽霊」は、マンガ『低俗霊DAYDREAM』(原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さん)を構成する1エピソードで、48頁。4巻に採録されている。

 このエピソードには、メイン・プロットの主役である崔樹深小姫は登場しない。
「口寄せ屋」である舟越さんの「対策」を主筋にした物語だ。
 ここでは、舟越さんの「対策」を手がかりにして、『低俗霊DAYDREAM』で描かれてる「口寄せ屋」の描写について、少し検討してみたい。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』7,急転回に向かう物語

「口寄せ屋」崔樹深小姫が、現代の日本を舞台に“心霊”の関わる事件の「対策」をしていく『低俗霊DAYDREAM』。
 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんのマンガは、「サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーがハイ・ブリッド」したような物語だ。
 2007年5月現在も「月刊 少年エース」(角川書店)で掲載中。

Cover image
 7巻には、深小姫とYUO〔ユオ〕の対立のドラマの大きな山場の1つ「胎霊」、深小姫の友人のしず江(御厨しず江)が登場する好編「deadman's hand」(深小姫は登場しない)、そして、YUOとの対立プロットが急転回する「ウェルテル」の3編が採録されている。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』6,下品なお姉ぃさん、走る☆

「口寄せ屋」崔樹深小姫が、現代の日本を舞台に“心霊”の関わる事件の「対策」をしていく『低俗霊DAYDREAM』。
 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんのマンガは、「サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーがハイ・ブリッド」したような物語だ。
 2007年5月現在も「月刊 少年エース」(角川書店)で掲載中。

Cover image
 6巻には、旅行に向かう途上の深小姫と友人のしず江(御厨しず江)とが、列車の人身事故に行き合わせる掌編「ヒゲ」と、ミツル(藤原充)に憑きまとう霊への「対策」に深小姫が乗り出す「胎霊」が採録されている。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』5,「霧」

「口寄せ屋」崔樹深小姫が、現代の日本を舞台に“心霊”の関わる事件の「対策」をしていく『低俗霊DAYDREAM』。
 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんのマンガは、「サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーがハイ・ブリッド」したような物語だ。
 2007年5月現在も「月刊 少年エース」(角川書店)で掲載中。

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 5巻の、1冊丸々の分量で描かれる「霧」は、4巻巻末に収められた同じ章題の物語をプロローグのようにしてる。一連の物語パート、と思って読むと面白いだろう。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』4,下品なお姉ぃさん、怒る(笑)

「口寄せ屋」崔樹深小姫が、現代の日本を舞台に“心霊”の関わる事件の「対策」をしていく『低俗霊DAYDREAM』。
 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんで、「サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーのハイ・ブリッド」なマンガ作品だ。
 2007年5月現在も「月刊 少年エース」(角川書店)で掲載中。

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 この記事で紹介する4巻では、最新刊(9巻)までも続いてなお展開中の、長いプロットの展開が始まる。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』4~7,深小姫のマジはカッコイイ☆

「口寄せ屋」崔樹深小姫が、現代の日本を舞台に“心霊”の関わる事件の「対策」をしていく『低俗霊DAYDREAM』。
 原作、奥瀬サキさん、漫画、目黒三吉さんの作品は、「サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーのハイ・ブリッド」なマンガ作品だ。しかも、今の日本を舞台にしてアクチュアル☆

 ここでは、4巻からスタートして、2007年5月現在も掲載誌(「月刊 少年エース」,角川書店)で展開してる、長いプロットのドラマを7巻まで紹介したい。不必要なネタバレは避けながら。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』3,「口寄せ屋」のポリシー

低俗霊DAYDREAM』は、「口寄せ屋」崔樹深小姫が、現代の日本を舞台に“心霊”の関わる事件の「対策」をしていく物語。
 原作、奥瀬サキさん、漫画は、目黒三吉さんの、マンガ作品で。2007年5月現在「月刊 少年エース」に連載中。単行本が9巻まで刊行されてる。

 サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーとをハイ・ブリッドしたようなドラマだ。

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 3巻には、深小姫が、友人から直で自殺者の口寄せを依頼される「カミングアウト」。深小姫の自分の過去の記憶の回想と白昼夢(DAYDREAM)が入り混じって描写される「ヒルガオ」。深小姫の父親が、偶然垣間見た心霊現象の調査を、娘に依頼する「幽霊タクシー」の3編が採録されてる。

奥瀬サキ(原作)、目黒三吉(漫画)『低俗霊DAYDREAM』2,「口寄せ屋」の日常(?)

低俗霊DAYDREAM』は、サイコ・サスペンスと、怪談風ジャパニーズ・ホラーとをハイ・ブリッドしたような物語。
 2007年5月現在「月刊 少年エース」に連載中のマンガ作品で、単行本が9巻まで刊行されてる。
 原作、奥瀬サキさん、漫画は、目黒三吉さん。

「口寄せ屋」崔樹深小姫が“心霊”の関わる出来事への「対策」をしていくような物語で、舞台は、現代の日本。

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 2巻には、主人公のサイド・ジョブ(?)ミサキ女王様の仕事に事件が絡む「エクスタシー」、深小姫も「本気でマズイ」と言う、ゴルフ場建設予定地跡を巡る「デイドリーム」、そして、1巻所収の「くまのポー」で深小姫に助けられた少女、椚アイが再登場する物語、「ダムゴースト」の3編が採録されてる。


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